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住み慣れた地域で安心して暮らす

ページID:032229 更新日:2023年6月28日更新 印刷ページ表示

住み慣れた地域で安心して暮らす


市は、市社会福祉協議会(以下、「社協」)とともに、「地域福祉計画・地域福祉活動計画」(令和3から8年度)を策定しました。

これらの計画は、地域共生社会の実現に向けて、「高槻市に住むすべての人々が、夢を育み、安心して暮らせる自治と共生のまちづくり」を基本理念とし、「包括的な相談支援体制をつくる」「支え合い、共に生きる地域をつくる」「地域や福祉の人材をつくる」の基本目標を掲げています。

今後、包括的な支援体制の整備などを進め、地域全体で課題解決に当たることができる仕組みづくりを目指します。

地域共生社会の実現を目指す

国は、人と人、人と社会がつながり助け合う地域や社会をつくる「地域共生社会」の実現を目指し、誰もが地域で孤立せずに安心して暮らせるような支援体制を整備していくことを目標に掲げています。

これは、少子高齢化が進む中、家族や就労の形態、ライフスタイルの多様化などにより、これまで以上に住民同士のつながりの希薄化が心配され、高齢や障がい、児童などの各福祉制度・サービスだけでは対応できない、多様化・複合化した課題を抱えるケースが年々増えているからです。

多様化・複合化する世帯の悩み

市が高齢・障がい・児童の各福祉分野の相談機関を対象に実施したアンケートからは、課題を持つ世帯が複数の悩みを抱えるケースが生じていることが分かります。

その例として、育児と介護を同時に行っているダブルケア、高齢の親(80代)が同居の子(50代)の生活を支えている8050問題などがあります。

これらの課題が解決困難な理由は、制度のはざまにあったり、一つの世帯で親子がそれぞれ別の生活課題を抱えていたりするなど、世帯の悩みが多様化、複合化しているからです。

育児と介護のダブルケアのイメージ

育児と介護のダブルケア

多様化複合化の事例に当てはまる相談の種類のグラフ

多様化・複合化の事例として当てはまる相談の種類(回答数=38)

(地域福祉計画・地域福祉活動計画のため令和2年8月・9月に実施したアンケートより)

身近な地域で発見し支援する

多様化・複合化した課題への支援、専門分野以外の相談への対応を行うには、一つの相談機関で対応することが困難な事例もあり、複数の相談機関が連携し、世帯全体への支援を行っていく必要があります。

また、生活課題を抱えているにもかかわらず、自ら助けを求めることが困難であったり、誰に相談したらいいか分からず孤立したりするなど、支援の手が届かないケースもあります。

高齢・障がい・児童などの各分野の相談機関が連携を強化して対応することや、地域の団体・住民と連携することにより、生活課題を抱えて孤立する世帯を身近な地域で発見し、深刻化する前に必要な支援につなぐことが重要です。

民間の立場から地域福祉を推進

市では、社協との連携を強化し、地域共生社会の実現を目指して効果的に取り組みを進めるため、市の「地域福祉計画」と社協の「地域福祉活動計画」を一体的に策定し、基本的な考えを共有しています。

社協は、保健・医療・福祉や更生保護などの活動を行う各種団体と協働しながら、地域福祉の向上に取り組む民間団体です。

社協では、地域の悩みや困りごとを解決に近づけるため、9人のコミュニティソーシャルワーカー(以下、CSW)を配置。CSWが相談をワンストップで受け、市・関係機関・団体などとのつなぎ役を担いつつ、生活支援コーディネーター、地域包括支援センターなどの社協内の他の福祉の専門機関(職)や市内の民間社会福祉施設、各分野の専門機関などと連携して活動することで、課題の解決を目指しています。

また、誰もが気軽に相談できる場として、住民の悩みを受け、必要に応じてCSWなど専門の相談窓口への紹介を行う「福祉のまちかど相談」などを地区福祉委員会と連携して、開設しています。

コミュニティソーシャルワーカー(CSW)

福祉の資格を持ち、悩みや困りごとの問題を受け止め、適切な支援を一緒に考える相談員。関係機関や団体と連携し、解決を手助けする。

 
•生活支援コーディネーター

高齢者の活動意欲や生活上の困りごとに対応する団体とボランティアを支援し、住民と協働したネットワークづくりや地域での助け合い活動の立ち上げ支援などを行うコーディネーター。

 
•地域包括支援センター

保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーの専門職が、高齢者などへの総合的な支援を行う地域拠点。市内12か所に設置。

 
•地区福祉委員会

社協の活動を実施する組織。37地区で、地域での活動の中で福祉ニーズを聞き取り、住民自ら活動を行う。

市と社協が連携 包括的な支援へ

市は社協との連携のもと、各分野の相談機関・専門職とのネットワークを強化するとともに、住民自らが生活課題を抱える近隣住民の発見・つなぎを行うなど、地域での支え合い、助け合いの仕組みづくりを進め、包括的な支援体制の整備に取り組んでいきます(下図)。

包括的な支援体制のイメージ

包括的な支援体制のイメージ図

インタビュー

たかつきDAYS令和3年7月号に掲載した内容です。


•インタビュー1  悩みや困りごと 寄り添い解決へ
•インタビュー2  安心できる居場所 住みよい地域を目指して

コミュニティソーシャルワーカー、地区福祉委員会インタビュー (PDF:457KB)

(参考)

福祉のまちかど相談 実施状況一覧 (PDF:188KB)

ふれあい喫茶一覧 (PDF:212KB)

※詳細については、高槻市社会福祉協議会地域共生推進課まで

 電話番号 072-674-7497

高槻市地域福祉計画・地域福祉活動計画

高槻市地域福祉計画・地域福祉活動計画

高槻市重層的支援体制整備事業実施計画

市では、包括的な支援体制に関する取組をより具体化していくものとして、令和5年度から「高槻市重層的支援体制整備事業」を実施しています。詳細については下記リンクをご覧ください。

高槻市重層的支援体制整備事業実施計画

外部リンク

高槻市社会福祉協議会ホームページ<外部リンク>

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