ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらし・手続き > 消費生活 > 消費生活に関する相談事例 > 急増!屋根の点検トラブル。無料のはずが高額に!
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらし・手続き > 各種相談 > 消費生活に関する相談 > 急増!屋根の点検トラブル。無料のはずが高額に!

本文

急増!屋根の点検トラブル。無料のはずが高額に!

ページID:005230 更新日:2024年4月26日更新 印刷ページ表示

4月に入って屋根の点検商法の相談が多数入っています。業者が市内を集中的に回っているようです。

点検商法とは、「近所で工事しているので無料で点検しますよ。」と言って突然訪問し、点検した後、「瓦がずれている。このままだと雨漏りする」などと不安をあおって工事の契約をさせる手口です。
国民生活センターによると、契約当事者の8割超が60歳以上で、特に高齢者に注意してほしいトラブルの一つです。

訪問販売は、クーリング・オフ制度の対象です。早めにご相談ください。

事例

【事例1】

突然訪問してきた業者に、「無料で屋根を点検する」と言われた。お願いすると、「屋根の板金がずれているようだ」と写真を見せられた。不安になって150万の屋根の塗装工事の契約をした。やっぱり気になって近所の工務店に話をすると、業者を屋根に登らせたのがよくなかったと言われたので、電話で業者にクーリング・オフを伝え、了承された。今思えば、スマホの画面がひび割れていて不鮮明だったので、本当に自分の家の屋根かどうかあやしいと思う。(60歳代・女性)

【事例2】

昨日、業者が突然訪問してきて、屋根が大変なことになっていると言われ、不安になり点検してもらった。点検後、スレートが割れていると写真を見せられ、修理の見積もりを出してきた。外出の予定もあったのでそのまま契約した。夜、隣人に相談すると、隣から見て屋根は何もなっていないし、値段も高すぎると言われた。契約書にクーリング・オフの記載がある。方法を教えてほしい。(70歳代・男性)

アドバイス

タダより高いものはない

屋根の他にも、下水管や給湯器などでも「無料で点検しますよ」と言ってくる業者の事例がたくさんあります。
無料だからとお願いする人も多いのですが、点検を受けた後に工事を勧められると断りにくく、そのまま契約してしまい、トラブルになってしまいます。中には、修繕工事を依頼したら、「不具合が見つかった」と次々と別の工事を勧められ、総額が数百万になってしまったという相談もあります。

  • 突然訪問してきた業者には安易に点検させないようにしましょう。
  • 工事はすぐに契約せず、十分に検討したうえで契約しましょう。
  • 保険金を利用できるというトークには気をつけましょう。

8日以内なら解約(クーリング・オフ)できる

このような、突然訪問した業者との工事契約は訪問販売にあたります。訪問販売は、契約書を受け取った日から8日以内なら、クーリング・オフ(無条件解約)ができます。
また、事業者が嘘を言ったり脅したりした場合などには、クーリング・オフ期間を過ぎても解約できるケースがあります。
方法や詳細については、クーリング・オフ制度のページをご覧ください。

クーリング・オフ制度

工事は相見積もりを!

工事は安いものではありません。まず、普段から取引のある業者に頼むか、複数の業者から見積もりを依頼し、内容を比較検討したうえで契約するようにしましょう。

少しでも不安に思ったら…すぐに相談を!

消費生活センター(電話:072-682-0999)へご相談ください。

●消費者ホットライン「188(いやや!)」
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
●公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
住宅のリフォーム工事に関するトラブルや工事費用等に関する相談を受け付けています。
「住まいるダイヤル」:0570-016-100/03-3556-5147