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海外事業者とのサブスク契約!?安易にサイトやアプリに登録しないで
SNSの広告から、占いやフィットネスなどのサイトやアプリに登録したところ、意図せずサブスク契約となっていたという相談が寄せられています。
- サブスク契約とは
- サブスクリプション。定額を定期的に支払うことで、一定期間、商品やサービスを利用できるサービス。
国民生活センター:海外事業者とのサブスク契約!?安易にサイトやアプリに登録しないで (PDF:224KB)
事例
- 【事例1】
- SNSを見ていて表示された3日間お試し180円の占いサイトの広告。お試しならとクレジットカードの情報を入力して申し込みました。
ところが、後日クレジットカードに月額6,000円の請求が来ました。びっくりして、事業者からの申込確認メールをよく読んでみると、「1週間以内に解約手続きをしないとサブスク契約になる」と書いてありました。申込画面ではそのような表示はなかったと思います。海外事業者なので日本語で交渉できないのでどうしたらいいでしょう。 - 【事例2】
- ネットで検索をしていたら、1回500円でチャットで質問できると、質問サイトの広告が表示されました。1回だけならと、クレジットカードの番号を入力し申し込みました。ところが、後日、クレジットカードの明細に、500円の他に月額使用料6,000円の請求が上がっていました。
- びっくりして、質問サイトに連絡すると、1週間以内に解約手続きをしないとサブスク契約になる旨、申込時の説明に書いてあったとのことでした。今回は申込から30日以内だったので、サブスクの解約とともに請求も取り消ししてもらえました。このような、契約方法は一般的なのでしょうか。
アドバイス
SNSの広告からアクセスしたアプリやサイトは、登録する前に、利用規約等を確認しましょう
- 意図しないサブスク契約のトラブルは、SNS広告がきっかけの例が多く見られます。
- 安易に登録せず、事前に、トライアルの条件(何日間、何回まで無料で利用ができるのか)や、サブスクに関する記載がないかを確認してください。
- トライアルだけのつもりで利用しても、一定期間内に解約しなければ、サブスクに移行する契約となっている場合があります。
- 解約の条件・方法を確認しておき、継続するつもりがなければ期間内に解約しましょう。
これらの事項は「利用規約」(英語表示では「Terms and Conditions」)等に記載されています。
日本語表示のサイト等でも運営は海外事業者の場合があります
- サイト等は日本語表示でも運営を行っているのは海外事業者の場合があります。
- その場合、問い合わせや解約手続が英語となったり、また、解約の方法自体がわかりにくいことがあります。
- 事業者への申し出の方法がよくわからない場合や不安に思った場合にはすぐに消費生活センター等に相談してください。
クレジットカード等の請求をこまめに確認しましょう
- サブスク契約は、一度契約すると、利用しているかいないかにかかわらず課金される契約です。
- クレジットカード会社等からの請求をこまめに確認しましょう。
- 継続して契約する意思がない場合は、すぐにサイト事業者等に解約を申し出ましょう。
参考 国民生活センター:海外事業者とのサブスク契約だったなんて!-申込前に契約内容の確認を-<外部リンク>
困ったときはご相談を!
- 消費生活センター(電話:072-682-0999)へご相談ください。
- 消費者トラブルFAQ(国民生活センター)<外部リンク>
トラブルへの対処方法をキーワードから検索できます。 - 消費者ホットライン「188(いやや!)」
お住まいの地域の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。 - 越境消費者センター(Cross-border Consumer center Japan:CCJ)<外部リンク>
海外の事業者との間での取引でトラブルにあった消費者のためのオンラインの相談窓口です。