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高血圧ってどんな病気?

ページID:005418 更新日:2023年4月1日更新 印刷ページ表示

血圧とは

血液が血管の中を通るとき、血管にかかる圧力のことを「血圧」といいます。

心臓は、ポンプのように毎分60回から70回ぐらい、血液を血管へと押し出しています。心臓が収縮して血液を押し出した瞬間は、血管にいちばん強く圧力がかかります。これが収縮期血圧(最高血圧)です。そして、収縮した後に心臓がひろがる(拡張する)ときには、圧力がいちばん低くなります。これが拡張期血圧(最低血圧)です。

たとえば、水道のホースに水を流すとき、水を多くすれば、ホースはぴんと張りつめた状態になります。これが、高い水圧がホースにかかっている状態です。また、どこかでホースを押さえつけて水を通りにくくすれば、水の量は少なくても、押さえつけた部分より手前のホースはやはり張りつめた状態になります。

これと同じように、血圧も、心臓が送り出す血液の量(心拍出量)と、それを流す血管の通りづらさ(末梢血管の抵抗)とで決まります。

心臓が血液を送り出すイメージ画像

高血圧とは

日本高血圧学会が発行した「高血圧治療ガイドライン2019」では、診察室血圧(病院などで測定した血圧)が140/90以上、家庭血圧(家庭などで測定した血圧)が135/85以上を「高血圧」としています。

ご自身の血圧値が下記の血圧値分類でどの分類にあたるかを確認して、早めの対策をとりましょう。

また、診察室血圧と家庭血圧は、必ずしも同じとは限りません。血圧管理のために、家庭血圧を測定しましょう。

家庭血圧を測定しましょう

血圧を測定する人のイラスト

成人の血圧値分類(診察室血圧)

血圧値分類(診察室血圧)のグラフ

  • 三度高血圧/二度高血圧:今すぐ医師に相談しましょう!「血圧にいいコト」の実践も大事です
  • 一度高血圧:「血圧にいいコト」に取り組み、下がらなければ医師に相談しましょう
  • 高血圧以外:「血圧にいいコト」を実践して高血圧を予防しましょう

※高血圧の表記は、正式にはローマ数字ですが、アクセシビリティの観点から、漢数字で表記しています。

「血圧にいいコト」を実践しましょう

成人の血圧値分類(家庭血圧)

血圧値分類(家庭血圧)のグラフ

高血圧がもたらす病気

血管を流れる血液の圧力が高くなると、つねに血管に刺激がかかって、動脈(酸素を届ける血管)が傷みやすくなるのが、大きな問題です。さらに血管の傷みが進むと、血管が詰まったり、破れたりします。

高血圧は自覚症状がほとんどないままに、長年かかってひそかに血管を傷めていき、脳卒中や心筋梗塞、慢性腎臓病など重大な病気を引き起こす原因になるところが怖いのです。脳卒中や心疾患はどちらも、大きな発作が起こると命に関わることがあるおそろしい病気です。そのため、高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれます。

高血圧がもたらす病気の画像

外部リンク

高血圧(eヘルスネット:厚生労働省)<外部リンク>

 


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