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血圧は、病院などで測定する場合(診察室血圧)と、家庭で測定する場合(家庭血圧)は、必ずしも同じとは限りません。
次にあげる高血圧は、家庭血圧を測定してみないとわかりません。
自分の血圧を管理するために、家庭血圧を測定しましょう。
家庭血圧計には、上腕式、手首式、指式などのタイプがありますが、血圧の測定は上腕で行うのが一般的です。
これから購入する場合は、上腕部で測定するものをおすすめします。
朝、晩それぞれ原則2回測定し、その平均値を測定値とします。
なるべく、毎日同じ時刻と条件で測定するようにしましょう。
起床後1時間以内/排尿後/朝食前/薬の服用前
寝る前/入浴や食事・飲酒の直後は避ける
収縮期血圧 | 拡張期血圧 | |
---|---|---|
75歳未満の成人 |
125未満 |
75未満 |
75歳以上の高齢者 |
135未満 |
85未満 |
※ただし、脳血管障害や腎臓病で治療中の方は、この限りではありません。(「高血圧治療ガイドライン2019」より)
1.体の力を抜いてリラックス
トイレを我慢しているときや、出かける直前のあわただしい時間などは血圧が上昇してしまいます。また、測定する1時間前からは、食事・飲酒・入浴・運動は避けましょう。
2.椅子に座って1分から2分安静に
血圧は、「座って心臓の高さにある上腕の血圧を測定した値」が基準です。必ず椅子に座って測定しましょう。
3.上腕にカフ(腕帯)を巻きつける
カフ(腕帯)は、指が1本入るくらいのきつさで巻きます。
4.手首からひじまでを机の上などに置いて安定させる
このとき、カフ(腕帯)が心臓と同じ高さになるよう、腕の下にタオルなどを置いて高さを調整します。
5.血圧計のスイッチを押して測定
測定時、会話は控え、腕に力を入れないように注意しましょう。
6.測定した値を記録する
測定した血圧はすべて記録し、健康管理に役立てたり、かかりつけ医に見せて相談しましょう。
毎日の血圧値を記録したい方には、健康づくり推進課で「血圧手帳」を配布しています。
また、血圧記録表は以下から印刷することもできます。