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「お菓子を通して豊かな食文化を伝える」という事業コンセプトで、平成23年3月にオープンし、富田の美味しいケーキ屋さんとして地域にすっかり溶け込んでいる「パティシエールUTAKO」。店主の中塚さんは、フランスで修業した経歴を持ち、フランス菓子の良いところを活かしながら、日本ならではの四季折々の食材を使った菓子創作に情熱を燃やされています。取材時には、オレンジの代わりに“旬”の「きんかん」を使ったタルトを販売するなど、その発想は広がるばかりです。
「職人としてのキャリアはありましたが、事業者としての経験や知識は全くなかったので、経営については不安が募るばかりでした。でも、市の補助制度を通じて、市や商工会議所の職員の方々に相談する機会をいただき、“心のゆとり”を得ることができました。また、商工会議所には、中小企業診断士や税理士といった専門家による『無料専門相談』という機能があり、活用することで経営について自信が持てるようになりました。また、私と同じように、この制度を活用して、お店を新たにオープンされた事業者とつながりを持つことができ、経営についての情報交換をし合える関係を築けたことが財産となっています。」
JR摂津富田駅北側の住宅街にあるお店
クリームイエローの壁が目印
コクのある焼菓子にアンズジャムを塗って、天然レモン糖衣でコーティングした人気商品「ウィークエンド」
オープンキッチンで作業中の店主中塚さん