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「孤」育てをなくすために(子ども未来部長)

ページID:137262 更新日:2024年11月1日更新 印刷ページ表示
子ども未来部長の乾です。
今年は10月に入っても暑い日が続きましたが、ようやく気温も落ち着き、ほっとする今日この頃です。
今回は毎年恒例の「秋のこどもまんなか月間」にあわせて行われる、児童虐待の防止に向けた本市の取組についてお話しします。
子育て総合支援センター「カンガルーの森」

相談支援体制の充実

令和6年4月、改正児童福祉法が施行されました。これは、全国的に児童虐待の相談対応件数が増え、子育てに課題を抱える家庭がこれまで以上に明らかになってきた状況に対応し、子育て世帯への包括的な支援体制を強化することを目的としたものです。

子育て総合支援センター「カンガルーの森」では、これまでも「こんにちは赤ちゃん事業」などの訪問型子育て支援事業など、様々な催しや事業を行ってきました。今年度からは子どもへの接し方に悩む保護者のための「ペアレントプログラム」も実施しています。さらに今年4月には、心理職を正規職員として新たに配置し、様々な面から支援体制の充実を図っています。また、センター内では保護者の方に安心して相談頂けるように、個別の相談室や子どもを遊ばせながら相談できるプレイルームも完備しています。
相談室
プレイルーム
【本市で実施している訪問型の子育て支援事業】

誰かとつながるために

近年、少子化、核家族化、共働き家庭の増加などにより、身近に子育て中の知り合いがいないなど、子育て世代が孤立しやすい状況になっています。そんな時は、「子育て支援センター」「つどいの広場」「子育てサロン」といった子育て支援の施設を利用してみてください。日々の子育ての中でのちょっとした困りごとや悩みについて、子育て経験が豊富なスタッフや保育士、幼稚園教諭などの専門職のスタッフが相談に乗り、アドバイスやサポートをしてくれます。困りごとや悩みは、小さなうちに解決することが大切です。

オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン

今年も児童虐待の未然防止を図るために、様々な取組を行います。
このキャンペーンを通じて、子育てに関する相談や支援、また、周りに心配な家庭等を見かけられた場合、どこへ相談したらよいかなど、広く市民の皆様に周知してまいります。

〇オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン
期間:11月1日(金曜日)から11月30日(土曜日)まで
場所:市役所総合センター1階、JR高槻駅南人工デッキ、子育て総合支援センター、子ども未来館など
内容:パネルやポスターの展示、啓発グッズの配架など
※11月1日(金曜日)にはJR高槻駅南側付近で街頭啓発を行います
〇出前ひろば・みんなでいろいろなお話を楽しもう!
日時:11月15日(金曜日) 10時30分から11時まで
場所:高槻阪急スクエア1階「たかつきけやきパーク」
対象:未就学児とその保護者
内容:ぺープサート、パネルシアター、大型絵本の読み聞かせなど
こども家庭庁ポスター

子育ては地域みんなで

冒頭のタイトルを、『「孤」育てをなくすために』としました。
一人で子どもを育てることは、とても大変なことです。子育てを頑張っていても上手くいかず、時には大声を出してしまったり、手をあげてしまったりすることは、誰にでもあり得ることです。また困っていても、どこに相談していいのか分からなかったり、相談自体をためらったりされる方もおられるのではないかと思います。
そのような中で、地域の方からの相談がきっかけで支援につながった事例もたくさんあります。また「子育ては、地域みんなで取組み、支える」という意識が、「孤」育てをなくし、子育て家庭の負担軽減となり、ひいては児童虐待を防ぐことにつながります。もし、周りに心配な方や家庭を見かけられた時は、迷わずカンガルーの森に相談をお願いします。
今後も安心して子育てができる環境づくりを進めるため、妊娠期からの切れ目のない支援や相談支援体制の拡充に取組んでいきたいと思いますので、ご理解とご協力をお願いします。最後に、「たかつきDAYS」11月号に「ほどよい子育て」をテーマに特集記事を掲載していますので、是非一度そちらもご覧になってください。

プロフィール

乾部長の写真
乾 貴志

2024年(令和6年)4月から現職。大阪府出身。