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令和3年度決算 大阪府内市町村(大阪市・堺市除く)ランキング(住民一人当たり額)
令和3年度決算における、主な財政指標等について、住民一人当たりの金額に換算し大阪府内の市町村と比較した本市の状況を紹介します。
本市は政令市を除く大阪府内市町村の中でも、多くの主要な項目で健全財政を示す決算状況となっております。特に、将来世代に負担を先送りしないよう地方債の抑制に努めるなどにより、地方債残高は府内で2番目に少なく、全国の中核市の中でも2位と良好な水準となっています。
また、財政力指数などの財政指標も上位を維持しており、今後も健全で持続可能な財政運営に努めてまいります。
令和3年度決算 大阪府内市町村(大阪市・堺市除く)ランキング(住民一人当たり額) (PDF:78KB)
※本資料は大阪府がホームページで公表している「市町村なんでもランキング」に一部編集を加え掲載しています。
経常収支比率
財政の弾力性を示す指標で、数値が小さいほど財政の弾力性が高いことを表している経常収支比率については、府内で上位に位置しており、一定の需要変動に対して柔軟に対応できるよう財政の弾力性の確保に努めています。
財政力指数
財政基盤の強さを示す指標で、数値が大きいほど、財政に余裕があることを表している財政力指数については、府内で上位に位置しており、一定の財政基盤を保持しています。
地方税・自主財源
歳入の主要な項目である地方税及び本市の自主財源については、府内で上位となっています。税収などの歳入を短期間で改善することは困難なことから、引き続き歳入と歳出のバランスに注力する必要があります。
義務的経費
歳出の主要な項目であり、経常収支比率にも大きな影響を及ぼす、義務的経費(人件費、扶助費、公債費の合計)については、人件費及び公債費の支出を低く抑えることで、全体としても低く抑えることができています。
総人件費
人件費に普通建設事業と一部事務組合に係る人件費を加えた総人件費は、職員定数の適正管理などにより支出を低く抑えることで、府内で上位となっています。
公債費
公債費は、将来の負担を軽減するため、地方債の発行を抑制することにより支出を低く抑えることで、府内で上位となっています。
地方債残高
住民一人当たりの地方債残高は府内で2位とトップクラスの良好な水準となっています。これは将来の負担を軽減するため、地方債の発行を抑制していることによるもので、平成30年度決算と比較して住民一人当たり19,097円の減額となっています。なお、住民一人当たりの地方債残高は全国の中核市との比較においても、62団体中2位と良好な水準となっています。
財政調整基金残高
災害などの突発的な財政需要にも対応できるよう年度間の財源の調整を図る財政調整基金の残高については、府内の市の中で上位となっています。
以上のように、主要な項目の大阪府内市町村との比較からも、多くの項目で上位となるなど、令和3年度決算についても、健全財政を維持できているといえます。
今後についても、引き続き、健全財政の維持に努めながら施策の充実を推進してまいります。