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第20回 佐藤精機株式会社の紹介
4,000種以上の金型製造でガラス瓶づくりを支える
佐藤精機株式会社(西面南)は、ガラス瓶用金型製造メーカーです。同社は、昭和39年に吹田市で創業。その後、事業を拡大し、平成29年1月に廃業した同業メーカーの施設と人員の一部を引き継ぎ、高槻市に本社・工場を移転しました。
同社は、溶解炉で加熱し溶けたガラスの原料(けい砂、ソーダ灰、石灰石など)を一定の形にするための金型を製造。金型は鋳物でできており、形を整えるだけでなく、溶けたガラスを上手く冷却する役割も果たしています。
同社ではビール瓶など一般的な形状のものから、形が複雑でデザインに凝った瓶まで幅広く金型を製造しています。特に技術力を要するデザイン性の高いガラス瓶の金型製造を得意としており、創業からこれまでに、大手洋酒メーカーのミニチュアボトル用など複雑な形状の瓶を主体に4,000種類以上の金型を製造してきました。
創業から50年以上、縁の下の力持ちとしてガラス瓶製造を支えてきた同社。培ってきた経験と技術を糧に、不可能を可能にするためさらなる挑戦を続ける企業です。