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下水道の役割
下水道は、毎日くらしの中で、どのような役割をはたしているのでしょうか。
下水道は、快適さを実感できる便所の水洗化など、生活環境を向上させるだけでなく、水路・河川などの公共用水域の水質改善を図り、清らかで快適な水環境を創造します。
4つの役割
1 生活環境の改善
便所の水洗化は文化の指標(バロメータ)とも言われるように、汚水をすみやかに排除することは下水道の基本的な役割であり、安定的・継続的な汚水処理のサービスを通じて、快適な生活環境を提供します。
2 雨水の処理
道路や住宅地に降った雨をすみやかに排除する雨水整備を行うことにより、「いざという時も安心できるまちづくり」に貢献します。
3 公共水域の水質保全
昭和30年から40年代にかけて、家庭や工場などの各種排水により河川や海域の汚染が顕著となり、公害が多く発生しました。昭和45年の下水道法改正により、公共用水域の水質保全が下水道の役割として明確に示され、下水道整備を急速に進めた結果、公共用水域の水質は大幅に改善されました。
4 資源の有効利用
下水道の保持している水、汚泥、熱などの多くの利用可能な資源・エネルギーを有効利用することにより、地球環境を考慮した省エネルギー・リサイクル社会の実現に向けて大きく貢献します。