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屋外広告物の周知啓発
国では、平成22年度から屋外広告物の適正化を一層推進するため、9月1日から10日までを「屋外広告物適正化旬間」に設定し、屋外広告物法及び同法に基づく条例の普及啓発、違反屋外広告物に対する国民や企業の意識啓発等を推進しているところです。
とりわけ、平成27年2月15日に札幌市で発生した看板落下事故や平成30年6月18日に発生した大阪北部を震源とする地震、度重なる台風の影響等により、屋外広告物が落下や倒壊する恐れがないか確認する必要性がより一層高まっています。
このようなことから、高槻市では、屋外広告物適正化旬間の取組として、屋外広告物の表示者、設置者及び管理者の皆様に、日々の安全確認や定期的な安全点検の実施を促すこととしました。イラスト付きで分かりやすく点検チェック項目を記載したチラシを作成しておりますので、ご活用ください。
高槻市屋外広告物条例には、屋外広告物の表示には原則として市の許可が必要と定められており、市では、適正化のための指導や助言を行っています。許可を受けずに屋外広告物を表示している場合は、速やかに許可を受けていただきますようお願いします。
関係者の皆様におかれては、屋外広告物への関心を深め、屋外広告物による危害防止へ配慮されるとともに、良好な景観形成にもご理解とご協力をお願いします。
駅周辺のステキな看板
市では、国土交通省が設定している9月1日から9月10日までの屋外広告物適正化旬間にあわせ、啓発キャンペーンを実施しており、大阪屋外広告美術協同組合と協同で駅周辺の店舗等を訪問し、啓発活動や安全点検の周知・助言等を行っています。
まち歩きをするなかで見つけた、景観との調和に配慮し、デザイン面や機能面で優れた屋外広告物の事例を一部ご紹介します。
まちを彩るステキな看板(1)
【コメント】
店舗前の憩いのスペースが印象的な和菓子屋で、木目調で落ち着いた色味とした広告物は和菓子屋さんの優しいイメージを伝えています。
店舗前のスペースも地域の”憩い”としての印象を与えてくれています。
まちを彩るステキな看板(2)
【コメント】
古くからの寺社仏閣に近いエリアに立地する薬局で、上品な佇まいで地域らしさを示す広告物となっています。
背景となる建物色と広告物の色のコントラストも抑えられ、暖かく安心する印象のある広告物です。
まちを彩るステキな看板(3)
【コメント】
ホテル1階のサンドイッチ専門店で、ルーバーに広告物を埋め込み、一体性を高めています。
暖色系ブラウンに寒色系ブルーの広告物を配置し、白色の輪郭でハレーションを軽減することにより、ブラウンと青色のコントラストが鮮やかに出ています。
まちを彩るステキな看板(4)
【コメント】
古民家を改装した美容室で、水色と白を基調とした建物に、無彩色の文字がバランスよく配置されているとともに、入り口にのれんのついた門が印象的であり、落ち着きの中に楽しい雰囲気となっています。
屋外広告物を表示・掲出する皆様へ
- 屋外広告物の設置者や管理者は、看板落下等の事故発生を防ぐため、定期的に広告物を点検し、必要な補修を行ってください。特に落下、倒壊等の恐れがある広告物については、速やかに撤去、改修等を行ってください。また、台風や地震等の後は、落下や倒壊の恐れが高まりますので、その都度点検するように心がけて下さい。
オーナーさんのための看板の安全管理ガイドブック(屋外広告物適正化推進委員会) (PDF:2.07MB)
- 屋外広告物を掲出する際には、屋外広告物法及び高槻市屋外広告物条例を遵守し、事前に許可を受けてください。また、屋外広告物のデザインは、「高槻市屋外広告物ガイドライン」を参考にし、周辺景観や建物デザインと一体となった計画となるよう配慮してください。
高槻市屋外広告物ガイドライン (PDF:6.15MB)
屋外広告物Q&A (PDF:4.39MB)