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お産がすんだら
分娩後、母体が妊娠前の状態に戻るまでの約6から8週間(産褥期)までは、十分な休養が必要です。
家族に協力してもらい、お母さんが睡眠不足や過労にならないように気をつけましょう。
産後の健康と注意
- 子宮の収縮
- 子宮がもとの大きさにもどるために収縮が始まる
- 後陣痛という陣痛のような痛みがある
- 6から8週間後に子宮は妊前と同じ大きさになる
- 悪露(おろ)
- 子宮の内側(胎盤がはがれた場所)から出血がつづく
- 産後3日ごろまでは、赤色の血性で、次第に褐色・黄色・白色になり、6週ごろにはなくなる
悪露がつづく間は、トイレのたびに外陰部を消毒し、清潔を心がけましょう
悪露がなくなるまで、入浴は避け、シャワーを浴びるようにしましょう
こんなときは受診を
次のような症状がみられたらすぐに医師に連絡しましょう。また、異常がなくても産後1か月の健診は必ず受けましょう。
- 出血がつづく
- 粘り気があり、赤黒くにおいの強い悪露がいつまでもつづく
- 腰痛・腹痛がある
- 会陰切開の縫合部のはれがつづき、痛む
- 発熱・頭痛・めまい・むくみがある
- 尿が近く、排尿すると痛い
- 残尿感がある
- 乳房が痛い
- 貧血、息ぎれが激しい