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令和5年度 第3回「保育士のためのセミナー」を開催しました
高槻市 保育士・保育所支援センター主催による「保育士のためのセミナー」を令和5年11月18日(土曜日)に開催しました。
食について
「保育所の給食から乳幼児の食生活を学ぶ」というテーマで、講師は高槻市子ども未来部保育幼稚園総務課の管理栄養士 清原祥子さんです。
まず、幼児期の栄養および食生活をめぐる状況と課題について話がありました。
子どもの間食については、単なる「おやつ」とは違い、3食で摂りきれない分を補う意味があることに納得しました。
食事を摂る環境については、テレビやタブレットの普及によって運動不足になったり、家族の夜型生活によって朝食を食べない家庭が増え、その影響が子どもに及んでいるなど、現在の問題点も知ることができました。
皆さん、熱心にスクリーンに映し出されている資料を見て、聞いておられました。
子ども達の食育の取り組みである、畑での野菜の栽培の風景や楽しい給食風景の写真を見ました。
また、保護者への季節を感じることができる献立の作り方の紹介をしている展示物も熱心に見ておられました。
<5つの「こ」食について>
「こ」どく・・・好き嫌いを増大させる。コミュニケーション不足。
「こ」べつ・・・一緒に食べていても、各自がそれぞれ好きな物を食べる。→栄養の偏り。
「こ」てい・・・決まったもの、好きな物しか食べない。
「こ」小 ・・・小食、少ししか食べない。→無気力になる。
「こ」粉 ・・・パン、パスタが多い。→カロリーが重くなりがち。
子どもだけでなく、親の食生活を見直すことが大切であり、保育所での取り組みによって子ども達に食を大切にする気持ちを身につけさせたり、考えていけるような力をつけることが必要なことを確認しました。
参加者の声(一部抜粋)
・食は、子どもにとって大切で、改めてセミナーに参加して、園でもっと話し合って活かしていこうと思いました。
・「給食室」の目線で見た食事の勉強をすることができて、とても楽しかったです。改めて、自分の家庭での食生活を見直しする機会にもなったと思います。
・家庭での食育力が減っている分、保育所での給食の役割が大きくなっているなと感じました。9つの「こ」食、大変参考になりました。毎日摂っている食事ですが、個人的にも、原材料について確認しながら買い物をしたいなと思いました。園児へももちろんですが、自分自身についても見直す良い機会をいただきました。
・保育所の給食とおやつは、子どもとって栄養を補給する大切な時間だと改めて、考えさせられました。
・子どもと保護者の食生活や生活習慣の状況や課題を詳しく知ることができ勉強になりました。食育活動の内容も具体的な物が多く、保育に活かしていきたいと思いました。
・食について、よくわかりました。保育の現場だけではなく、自分自身の食生活も見直そうと思いました。
・9つの「こ」食の話は、とても興味深かったです。
・日々の保育の中で、食の大切さを感じています。
・今の子ども達の食事を改めて考えることができました。
・園での生活写真などもあり、とてもわかりやすかったです。時代の変化に合わせて、保護者の方への言葉がけも勉強になりました。
・食について色々なことが学べました。
・乳幼児の成長に大きな役割を占める食についてのお話を聞かせていただく機会があり、たくさんのことを教えていただきありがとうございました。
・保育士目線での食の伝え方がわかりました。