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インフルエンザの予防
インフルエンザとは
- インフルエンザは、「インフルエンザウイルス」によって起こる感染症です。38度以上の発熱、せき、くしゃみ等の他に頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が特徴です。小児や高齢者、免疫力が低下している人がかかると重症化する場合があります。
- インフルエンザにかかっている人のくしゃみや咳で出るしぶきを吸い込むことによる「飛沫感染」や、しぶき等のついたドアノブやつり革などを手で触れ、その手で口や鼻に触れることによる「接触感染」によって感染します。インフルエンザから身を守るためには、予防をしっかりと行うことが大切です。
インフルエンザを予防するために
その1 外から帰ったら必ず、手洗いをしましょう
- 流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。
- インフルエンザウイルスには消毒用アルコールによる手指衛生も効果があります。
その2 咳エチケットを徹底しましょう
- 咳やくしゃみなどの症状がある時は、家族や周りの方へうつさないように、飛沫感染対策としての咳エチケットが大切です。外出時はマスクをするか、咳やくしゃみが出そうになったらティッシュなどで口と鼻を覆い、他の人から顔をそむけ1メートル以上離れましょう。
- 鼻汁、たんなどを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手をよく洗いましょう。
その3 人混みや繁華街への外出は控えましょう
- 特に乳幼児や妊婦、高齢の方や基礎疾患のある方、体調の悪い方、睡眠不足の方は人混みや繁華街への外出は控えましょう。
やむを得ず外出して人混みに入る場合、不織布製のマスクの着用は飛沫感染などを防ぐ効果があるため、防御策の一つと考えられています。(マスクを着用しても、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけではありません。)
その4 適度な湿度を保ちましょう
- 空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。加湿器などで部屋の湿度を適度(50%から60%程度)に保つことが効果的です。
その5 室内はこまめに換気しましょう
- 十分な換気をすることは大切です。
- 常時換気設備(24時間換気システム)や換気扇を常時運転させることで、最小限の換気量を確保しましょう。
- 窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的です。
その6 日頃からバランスのいい食事をとり、充分に睡眠をとりましょう
- 栄養が偏っていたり、疲れが残っていると体の免疫機能が低下します。十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
もし、インフルエンザにかかったら・・・
- 安静にして、十分に休養をとりましょう。特に、しっかり睡眠をとることが大切です。
- 水分(お茶、ジュース、スープ等)を十分に補給しましょう。
- 咳やくしゃみ等の症状があるときは、周りの方へうつさないよう、マスクを着用しましょう。
- 高熱が続く、呼吸が苦しい、意識状態がおかしいなどの症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。
小児・未成年の患者については、インフルエンザの罹患により、急に走り出す、部屋から飛び出そうとする等の異常行動を起こすことがあります。万が一の事故を予防するため、小児・未成年の患者が一人にならないように配慮しましょう。 - インフルエンザは症状が出てから3日間から7日間はウイルスを排出すると言われていますので、1・2日で熱が下がってもその間は人の多く集まる場所は避ける方が望ましいです。
※学校や会社などを休む期間については、各学校・勤務先に確認してください。
関連リンク
- 大阪府 インフルエンザを予防しよう<外部リンク>
- 厚生労働省 インフルエンザ(総合ページ)<外部リンク>
- 国立感染症研究所感染症情報センター インフルエンザに関する情報<外部リンク>