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自殺の現状
自殺者数の推移
令和6年は全国、大阪府ともに前年より減少しています。高槻市は前年より増加し、42人となっています。
令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
令和6年 |
|
---|---|---|---|---|---|
高槻市 | 43人 | 48人 |
43人 |
41人 | 42人 |
大阪府 | 1,444人 | 1,418人 | 1,533人 | 1,434人 |
1,319人 |
全国 | 21,081人 | 21,007人 | 21,881人 | 21,837人 |
20,320人 |
出典:厚生労働省「地域における自殺の基礎資料」(発見日・住居地)
出典:厚生労働省「地域における自殺の基礎資料」(発見日・住居地)
自殺死亡率の推移
全国、大阪府、高槻市における自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)の推移を示したものです。令和6年の自殺死亡率は、全国が16.2、大阪府が15.0、高槻市が12.1となっています。
出典:厚生労働省「地域における自殺の基礎資料」(発見日・住居地)
自殺のサイン(自殺予防の10か条)
つぎのようなサインを数多く認める場合は、自殺の危険が迫っています
- うつ病の症状がある
(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く) - 原因不明の身体の不調が長引く
- 酒量が増す
- 安全や健康が保てない
- 仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
- 職場や家庭でサポートが得られない
- 本人にとって価値のあるもの(職、地位、家族、財産)を失う
- 重症の身体の病気にかかる
- 自殺を口にする
- 自殺未遂におよぶ
(厚生労働省「職場における自殺の予防と対応」より)
支援のポイント
気づき:家族や仲間の変化に気づく
- 生活等の「変化」は悩みの大きな要因となります。悩みを抱えている人が発する周りへのサインになるべく早く気づきましょう。
声かけ:声をかける
- 大切な人の様子がいつもと違うと感じたら、勇気を出して一声かけてみましょう。
具体的な声かけの例
- 眠れてますか?(2週間以上続く不眠はうつのサイン)
- どうしたの?なんだか辛そうだけど…
- 何か悩んでる?よかったら、話して。
- なんか元気がないけど、大丈夫?
- 何か力になれることはない?
傾聴:本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
相手の話の「良い聞き方」
- 相手が無理なく話せる環境を作る
- 心配していることを伝える
- 悩みを真剣な態度で受け止める
- 誠実に、尊重して相手の感情を否定せずに対応する
- 話を聞いたら、「話してくれてありがとう」や「大変でしたね」、「よく話してくれたね」というように、ねぎらいの気持ちを言葉にして伝える
相手の話の「悪い聞き方」
- 話をそらす
- 相手の言い分を否定する
- 一方的に説得する
- 安易な解決策を提案して励ます
つなぐ:早めに専門家に相談するよう促す
- 悩みの原因がいくつか見えてきたら、それぞれの悩みに応じた相談窓口を紹介しましょう 。
- 相談窓口に確実につながるよう、相談者の了承を得たうえで、可能な限り相談窓口に直接連絡を取り、相談の場所、日時等を具体的に設定しましょう。
- 悩みを抱えている人の多くは相談の電話をしたり、相談窓口に足を運んで一から説明するのも大変です。手伝って一緒に動くことも心強いことです。
見守る:温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
話を聞き、専門家に紹介したら万事解決ということはまずありえません。一見元気になったようでも、悩みはすぐには消えないものです。本人が完全に乗り越えるまで、長期間見守る必要があります。
「もう大丈夫」と油断せず、常に相手に関心を持って、温かく見守りましょう 。
相談窓口のご案内
人生で困った時、つらい時に相談できる場所があります。
ひとりで悩まず、ご相談ください。
自殺対策について詳しく知りたい方は・・・
- 高槻市自殺対策計画
- 大阪府 自殺対策ページ<外部リンク>
- 厚生労働省 自殺対策ページ<外部リンク>
- 厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト<外部リンク>
- いのち支える自殺対策推進センター<外部リンク>