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麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起

ページID:164446 更新日:2025年11月15日更新 印刷ページ表示

令和7年11月13日(木曜日)、高槻市保健所に麻しん(はしか)患者(臨床診断例)の届出があり、検査を実施したところ、令和7年11月14日(金曜日)に麻しんウイルス陽性であることが確定しました。

患者の疫学調査を行った結果、下記施設等を利用しており、不特定の方と接触している可能性があることが判明しましたので、広く注意喚起をします。

 

1.患者の概要

  1. 年代・性別
    10代・女性
  2. 主な症状
    発熱・発疹・咳・鼻汁
  3. 発生届提出年月日
    ​令和7年11月13日(木曜日)
    検査確定日 令和7年11月14日(金曜日)
  4. 発症日
    令和7年11月10日(月曜日)
  5. 渡航歴
    あり(行先 シンガポール)
  6. ワクチン接種歴
    あり

 

2.感染性のある期間に患者が利用した可能性のある施設等

感染性のある期間に患者が不特定の人と接触した可能性のある施設等や日時は次のとおりです。

 

感染性のある期間に患者が不特定の人と接触した可能性のある施設等
日付 滞在時間(目安) 施設等
11月9日(日曜日)

午前11時頃発

午前11時50分頃着

阪急京都線 高槻市駅から

阪急神戸線 西宮北口駅まで

11月10日(月曜日)

午前7時9分発

午前7時33分着

阪急京都線 高槻市駅から

阪急京都線 京都河原町駅まで

11月13日(木曜日)

午前9時頃から

午前9時20分頃まで

社会医療法人東和会 第一東和会病院

 ※麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされています。
  現時点において患者が利用した施設等を利用しても感染の心配はありません。

 

市民の皆様へ

  • 麻しんの潜伏期間は、約10日から12日(最大21日間)で、麻しん患者と接触した場合には、接触後3週間(21日間)注意が必要です。

  • 上記2に記載の日時に施設等を利用された方で、接触が疑われる日から3週間(21日間)に発熱・発疹等、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、マスクを着用し、公共交通機関の利用は避けていただき、速やかに受診してください。

  • 本事例に係わる患者の受診医療機関などにおける接触者については、保健所及び医療機関において、対象者の健康観察を実施しています。

  • 各施設等への直接のお問い合わせはお控えください。感染症法の趣旨に則り、個人情報保護の観点から患者やその家族・関係者等が特定されないよう、また、施設等に対する風評被害がないよう特段のご配慮をお願いいたします。

麻しんについて

  • 現在、海外における流行が報告されており、特にベトナムをはじめとする諸外国を推定感染地域とする輸入事例の報告が増加しています。

  • 感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪の様な症状が現れます。2日から3日間ほど熱が続いたあと、39度以上の高熱と発疹が出現すると言われています。

  • 感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強く、また、麻しん患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
  • 発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する1日前から発疹出現後4日目から5日目くらいまでと言われています。
  • 麻しんのワクチン接種は個人でできる最も有効な予防方法です。麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。

 

医療機関の皆様へ

  • 発熱や発疹を呈する患者が受診した際は、麻しんの予防接種歴や海外渡航歴の確認、麻しん患者との接触歴等、麻しんの発生を意識した診療を行うとともに、臨床症状等から麻しんと診断した場合には、速やかに保健所に発生届の提出をお願いします。

  • 患者(疑い含む)は個室管理を行う等、麻しんの感染力の強さを踏まえた院内感染対策の実施についても合わせてお願いいたします。