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詐欺です!「医療費の還付金がある」という電話に注意
市職員をかたり、医療費の還付金があるなどと言って、金銭をだまし取る還付金詐欺の被害が後を絶ちません。
事例
市の国民健康保険課を名乗る人物から、「医療費の還付金が2万円ある。2か月前に緑色の封筒を送ったが、書類が未提出なので連絡した」と電話があった。口座のある銀行名を聞かれ答えると、銀行の担当者から連絡があると言われた。
その後、銀行の担当者から電話があり、通帳とキャッシュカードを持ってATMに行くよう指示され、到着したら携帯から電話するよう言われている。
友人に話すと詐欺だと言われたが、詐欺なのだろうか。 (70代・女性)
アドバイス
典型的な還付金詐欺の手口です。
「還付金を受け取るための手続きだ」と、相手に言われるままATMを操作していくと、いつのまにか相手にお金を振り込んでしまいます。
市や厚生労働省が、
- 電話や訪問で口座情報登録をお願いすること
- キャッシュカードや通帳等をお預かりすること
- ATMの操作をお願いすること
は絶対にありません。
不審な電話等があったときは、いったん電話を切って、消費生活センターや警察にお問い合わせください。
家族みんなで特殊詐欺の対策をしましょう
ないない防衛線
「3つの“ない”」を覚えて、普段から詐欺に対する警戒心を高めましょう。
- 1 突然のお金の話は信じない!
- 市役所や公共機関が、電話だけでお金を返すことはありません
- 2 「今すぐ」とせかされてもあわてない!
- いったん電話を切って家族や消費生活センター、警察に相談を
- 3 所持金・貯金額・カード番号は教えない!
- 市役所や警察が、カード番号・暗証番号を聞くことはありません
特殊詐欺からあなたを守る対策を
- 電話はいつも留守電に!
- 固定電話はいつも留守番電話設定にして、在宅時も電話に出ないようにしましょう。
- 録音されたメッセージを聞いて、必要があればかけなおせばいいのです。詐欺の犯人は声を残すことを嫌がるので、とても効果があります。
電話機に警告メッセージを流すなどの迷惑電話対策機能がついているときは、ぜひ活用してください。
- 変だなと思ったら、お金を払う前にすぐ相談!
- 電話でお金の話が出たら、いったん電話を切って、家族等に相談しましょう。
警察や消費生活センターでも相談を受け付けています。ご活用ください。
チラシ「還付金詐欺にご注意」
還付金詐欺の啓発チラシを作成しております。自治会などの回覧にご活用ください。