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水災に備える保険

ページID:005206 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

近年、夏になると、地球の温暖化やヒートアイランド現象などにより、大雨や洪水などの水害に見舞われることがあります。また、山間部では大雨によって土砂崩れが起きたり、コンクリートに覆われている都市部では、川が氾濫したり地下が浸水したりといった被害が各地で起きています。

このような災害に対し、どのような備えをすればよいでしょうか。消費生活センターにはこのような相談が寄せられています。

事例1

大雨が降り、家の中の床上まで雨水が入ってきました。自宅のフローリングが膨れ上がり、張替えが必要になりました。火災保険しかかけていませんが、補償はしてもらえるでしょうか。

対処法

火災保険には水害(火災保険では水災といいます)による被害について補償を受けられるものがあります。洪水により家が流されたといった損害や、事例のように床上浸水になったという損害についても、一定割合以上に達するものであれば補償の対象としているものもあります。いま加入している保険は、いつごろどのような補償内容で契約したものなのか確かめておきましょう。

事例2

大型店舗の地下駐車場に車を駐車していました。その日のうちに大雨が降り、地下駐車場がプールのようになり、車のエンジン部分を含むところまで水に浸かって動かなくなりました。自動車保険で補償されないでしょうか。

対処法

台風、高潮、洪水などで自動車に損害を被った場合、任意の自動車保険のうち、車両保険から保険金が支払われます。ただし、契約タイプによっては保険金が支払われないこともありますので、きちんと確かめておきましょう。

「備えあれば憂いなし」と昔から言われています。多くの保険をかけることは経済的にも難しいですが、どのような補償に重点を置きたいかなどを念頭に、住んでいる環境に見合った保険を探して契約したり、見直したりするとよいでしょう。