本文
避難所運営と生活について
避難所では
災害初期の避難所開設等については、行政が主体となって行います。大規模災害で避難所開設が長期化する場合、避難者や地域住民の皆様の協力が必要です。避難所は共同生活の場であり、避難者全員が避難所の運営に関わり、良好な環境を維持することが大切となります。「避難所運営委員会」を設置し、積極的に協力しあいながら、避難所の運営に関わることで、避難所生活の環境向上につなげましょう。
避難所運営の流れ
避難所運営マニュアル作成モデルを参考にしながら、大規模地震発生時の避難所運営の例を参考に協力して取り組みましょう。
- まず、地震発生当日は、市職員の方面隊、施設管理者等、また、避難者自らが運営の主体となります。避難所を開設したら、避難者を受け入れ、居住空間をレイアウトし、食事の提供などを行います。また、周辺状況の把握など、応急的な運営を行います。
- 地震発生後2日目以降は避難所運営委員会により本格的な運営を開始し、3週間程度の生活支援が始まります。その間は、運営委員会を開催し、ボランティアと連携して運営します。
- 地震発生後3週間目以降も引き続き、避難所の運営は避難所運営委員会が行います。状況に応じて、運営の継続や、組織を見直します。活動班の再編成や、避難所内での場所の移動を行います。
- ライフラインが回復したら、避難所の規模を縮小、または、避難所を閉鎖します。避難所運営委員会により閉鎖に向けての合意を取るなど、解散準備や避難所の撤収を行います。
避難所生活の心得
避難所では、一定のルールやマナーが求められます。また、トラブルにならないように心がけることも必要です。さらに、多様なニーズに配慮し、すべての人にやさしい避難所運営を行いましょう。
避難所での生活では、一定のルールと協力が必要です。
一例として、ゴミを出すときは、決められた方法を守り、決められた場所に出しましょう。
災害時のトイレとして設営されるマンホールトイレや簡易トイレは、設営に協力するとともに、利用者全員が交代で掃除しましょう。物資の配布・食事の準備や提供も協力して行いましょう。
防犯活動も大切です。避難所内で犯罪が発生しないよう、協力してパトロールを行いましょう。
また、避難所へのペットとの同行避難(※)は可能ですが、ペットの飼養環境は避難所によって異なります。ケージ等を準備し、リードをつけましょう。
※「同行避難」とは、ペットと共に移動を伴う避難行動をすることを指し、避難所等において飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味するものではありません。
避難所における健康・衛生管理チェックリストについて
避難所における健康・衛生管理について、以下のチェックリストで確認しましょう。