ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 広報・広聴 > 市長Letter > 市長メッセージ > 議会あいさつ > 令和4年12月定例会閉会に当たってのあいさつ

本文

令和4年12月定例会閉会に当たってのあいさつ

ページID:083667 更新日:2022年12月20日更新 印刷ページ表示

令和4年12月20日、令和4年12月高槻市議会定例会の閉会に当たって、濱田市長が本会議場で述べた内容です

​閉会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。

本定例会は、今月2日の開会以来、本日に至るまで19日間にわたり、開催されてまいりました。
議員各位におかれましては、御提案申し上げました議案に対しまして、それぞれに適切な御決定をいただきました。また、令和3年度各会計の決算等につきましても、それぞれ御認定をいただき誠にありがとうございました。
今議会や先の決算審査特別委員会におきまして、議員各位から頂戴しました御意見、御指摘等につきましては、今後、その対応に十分に留意しながら、市政運営に取り組んでまいります。

さて、ここで高槻城公園芸術文化劇場南館の開館についてご報告いたします。
本市のビッグプロジェクトとして、長い年月をかけて整備を進めてまいりました本劇場の開館日が、来年3月18日に決定いたしました。当日は、議会や市民の皆様をはじめ、本劇場の整備にご協力いただいた方々をお招きして、開館記念式典を開催いたします。かつて大阪三大城下町として栄えた場所に、新たな文化芸術の発信拠点が誕生いたします。本劇場の開館を契機に、まちの品格向上と新たな市民文化の創造が図れるよう、質の高い劇場運営に努めてまいります。
以上、行政報告を終わらせていただきます。

さて、今年も残り少なくなりました。ここで、この1年の本市における出来事を振り返ってみたいと思います。
まず始めに、新型コロナウイルス感染症についてですが、今年はオミクロン株の感染急拡大により、本市においてもかつてない規模の感染状況となり、市民生活や経済への影響も長期化しております。本市では、影響を受けている事業者・市民に対する市独自の支援策として、「プレミアム付商品券第3弾、第4弾」の発行を始め、引き続き様々な事業に取り組んでまいりました。また、新型コロナウイルス感染症に加え、ウクライナ情勢などの影響による原油や穀物等の国際価格の高騰に円安が重なり、市民生活に物価高騰の影響が及んだ1年でもありました。本市では、こうした物価高騰に対し、6月には小学校給食費及び水道料金基本料金の無償化、11月には就学前児童世帯や障がい者手当受給者への給付金の支給、医療施設や中小事業者等に対する支援金の支給など、市民生活や事業活動に対する支援策を実施しました。これらの実施に当たっては、市議会においてその時々に適切なご決定をいただき、速やかに対応できたものと考えております。

次に、その他の主要な取組でございますが、

「都市機能の充実」の取組では、5月に、富田地区における公共施設の再構築を軸に、「多世代が 共に育む まちづくり」をコンセプトとするまちづくり基本構想を策定しました。
「安全・安心」の取組では、3月に、福島県沖を震源に最大震度6強を観測した地震が発生し、東北地方で多大な被害が発生したことから、大阪府北部地震の際に支援いただいた福島県相馬市へ職員2名を派遣するとともに、災害用備蓄水 3,600本の物資支援を行いました。また、地域における自助・共助力の更なる向上を目的に、地域住民等で構成される「(仮称)市民防災協議会」の発足に向けた支援を行いました。
「子育て支援」の取組では、富田保育所と富田幼稚園を統合した認定こども園の開設に向け、仮園舎の整備に着手しました。また、民間学童保育室において、新たに高学年児童の受入れを開始しました。
「教育」の取組では、4月から中学校給食費の無償化の実施や中学校1年生での35人学級編制の導入など、教育環境の充実に取り組みました。また、図書館では、11月から電子図書館を導入するなど、市民サービスの向上を図りました。
「健康・福祉」の取組では、7月に、大阪府三島救命救急センターの大阪医科薬科大学病院への機能移転が完了し、府内トップクラスの救急医療体制がさらに充実しました。また、高槻島本夜間休日応急診療所については、来年4月の新施設の開設に向け、整備を進めました。
「にぎわいと活力のあるまち」の取組では、11月に、戦国時代の政治・軍事の要衝であった芥川城跡が国史跡に指定されました。また、安満遺跡公園については、設計やデザインに加え、公園づくりの取組が評価され、一般社団法人 日本公園緑地協会が主催する「都市公園等コンクール」で「国土交通大臣賞」を、大阪府の「みどりのまちづくり賞」において「大阪府知事賞」をそれぞれ受賞しました。
「環境」の取組では、3月に、市民・事業者・行政が協働して効果的な気候変動対策に取り組むため、「気候非常事態宣言」を発出しました。
「市民生活の充実」に向けた取組では、6月に、身近な人が亡くなられた後のご遺族の不安を解消し負担を軽減するため、市役所1階の窓口3か所に「おくやみコーナー」を開設しました。
「文化振興」の取組では、7月に、昭和39年の開館以来、本市の文化の発信拠点として市民から愛された市民会館が58年の歴史に幕を閉じました。9月には閉館した同会館を会場として、来年開館する高槻城公園芸術文化劇場のプレイベントを開催し、多くの市民にご参加いただきました。また、8月の「高槻まつり」を始めとする、市民が主体となったイベントが3年ぶりに盛大に開催されました。
「将棋振興」の取組では、4月に「将棋のまち推進課」を創設し、将棋文化の裾野拡大に向け、新たに小学校1年生への将棋駒の配布や広報誌、市ホームページでの詰将棋コーナーの掲載などの取組を行いました。さらに、関西将棋会館の移転に向けた機運を高めるため、市営バスに棋士のラッピングを施した「将棋ライナー」を運行するなど、積極的に「将棋のまち 高槻」の発信に取り組みました。また、来年1月21日、22日に、将棋のタイトル戦の1つである「王将戦」の対局が5年続けて本市で開催されることが決定しております。今回は、竜王など5つのタイトルを持つ藤井聡太王将に羽生善治九段が挑戦する注目の対戦であり、決戦の地となる本市が今まで以上に全国から注目される絶好の機会になると考えております。

さて、本市は来年1月1日に市制施行80周年、4月1日には中核市移行20周年という記念すべき年を迎えます。今年は、4月からのケーブルテレビにおける記念番組の放映に始まり、市ホームページの記念サイトの開設、記念ロゴデザインの作成、ラッピングバスの運行など、80周年記念プレ事業を順次行い、機運醸成を図ってまいりました。来年は、様々な事業を通じ、本市の発展を支えてこられた多くの先人の努力に思いを馳せ、感謝申し上げるとともに、今後の本市の更なる発展を祈念し市民の方々と記念すべき年をお祝いしてまいりたいと考えております。

最後になりますが、議員の皆様方におかれましては、この1年、新型コロナウイルス感染症や物価高への対応を始め、市政各般にわたりご理解、ご協力をいただき、誠にありがとうございました。
時節柄、健康には十分御留意いただき、引き続き御活躍いただきますとともに、御家族ともども良き新年を迎えられますよう御祈念申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。