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令和3年12月定例会閉会に当たってのあいさつ

ページID:029293 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

令和3年12月16日、令和3年12月高槻市議会定例会の閉会に当たって、濱田市長が本会議場で述べた内容です

閉会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。

 

本定例会は、11月30日の開会以来、本日に至るまで、17日間にわたり開催されてまいりました。

議員各位におかれましては、御提案申し上げました議案に対しまして、それぞれに適切な御決定をいただきました。

また、令和2年度各会計の決算等につきましても、それぞれ御認定をいただき、誠にありがとうございました。

 

今議会や、先の決算審査特別委員会におきまして、議員各位から頂戴しました御意見、御指摘等につきましては、今後、その対応に十分留意しながら、市政運営に取り組んでまいります。

 

さてここで、新型コロナウイルスのワクチン接種について御報告いたします。

まず、接種の進捗状況ですが、対象者の約85%の方が2回目の接種を完了されております。3回目接種については、今月から医療従事者の方を対象に開始しており、集団接種については、来年2月からグリーンプラザたかつき1号館での開始を予定しております。接種の前倒しについても国の方針を踏まえ、適切に取り組んでまいります。

また、国が今月20日から開始するワクチンのデジタル接種証明書を始め、ワクチンの接種証明に関する市民の皆さんからの問合せに対応するため、今月13日に専用コールセンターを開設しております。

引き続き、希望される方へのワクチン接種や接種証明事務の円滑な実施に取り組んでまいります。

 

以上で、行政報告を終わらせていただきます。

 

さて、今年も残り少なくなりました。ここで、この1年の本市における出来事を振り返ってみたいと思います。

 

まず始めに、新型コロナウイルス感染症関連についてです。今年も新型コロナウイルス感染の拡大が、市民生活や市政に大きな影響を及ぼす1年となりました。

昨年4月に大阪府において最初の緊急事態宣言が発出されて以降、今年も3回の緊急事態宣言が発出されるなど影響が長期化する中で、国や大阪府の要請等を踏まえ、公共施設の休館、市主催イベントの中止などの対応を行ってまいりました。

また、市民・事業者等に対する支援として、プレミアム率150%の「地元のお店応援券」第2弾の発行、水道料金の基本料金の減額、小中学校の給食費の一部無償化、事業者応援緊急給付金の支給、医療機関や薬局薬剤師に対する支援など、市独自の施策も積極的に実施してまいりました。

これらの実施に当たっては、定例会、臨時会において御審議いただくなど、その時々に適切なご決定をいただき、速やかに対応できたものと考えております。

また、追加で補正予算を提案させていただいた「子育て世帯への臨時特別給付金」の対象のうち、児童手当の受給者の方に対しては、年内に10万円を現金で一括支給してまいります。

 

現在、全国的に新規陽性者数は、非常に少ない状況で推移しておりますが、依然、予断を許さない状況が続いており、本市といたしましては、引き続き市民の感染リスクの低減を図るため、積極的に感染予防対策徹底の周知・啓発を行ってまいります。

 

次に、その他の主な取組でございますが、「都市機能の充実」に向けた取組では、JR高槻駅北において、本市の玄関口にふさわしい駅前広場の整備に向け、バスロータリーの改良やエスカレーターの設置等の工事に着手いたしました。

「安全・安心」の取組では、4月に危機管理室を市長直轄の組織とし、新たに部長代理級職員を防災対策官として配置するなど、危機管理体制の強化を図りました。

近年、度重なる集中豪雨等により、全国各地で甚大な被害が発生しており、本市においても5月及び8月の大雨の際には、北部山間地域に避難指示や高齢者等避難情報を発令するなど、いつ災害が起きてもおかしくない状況です。

8月の大雨では、佐賀県武雄市において甚大な被害が発生し、本市から災害相互応援協定に基づき、48名の職員を派遣いたしました。

本市では、6月に浸水想定区域や避難情報の変更を反映した「水害・土砂災害ハザードマップ」の改訂版を全戸に配布するとともに、来年1月に地域防災総合訓練を安満遺跡公園で初めて実施するなど、防災意識の向上と災害対応力の強化を引き続き図ってまいります。

防犯の取組では、全小学校の通学路に設置している410台の防犯カメラの更新と合わせ、新たに400台を増設しました。

「子育て支援」の分野では、送迎保育ステーション事業や保育士等に対する奨学金返済支援など、教育・保育環境の充実に向けた取組を新たに実施いたしました。

「にぎわいと活力のあるまち」の分野では、3月に安満遺跡公園が全面開園し、また、11月にはアクセス道路となる高槻駅緑町線が全線供用いたしました。安満遺跡公園には、コロナ禍においても連日多くの方が訪れ、本市の新たなランドマークとして、まちのにぎわいを創出しております。

「効果的・効率的な行財政運営」の取組では、国民健康保険料と市税の納付にキャッシュレス決済を導入し、市民の利便性向上を図りました。

「文化芸術」の分野では、4月に公益社団法人日本将棋連盟と「関西将棋会館の移転に係る覚書」を締結し、同会館の本市への移転協議を進め、7月に合意書に調印いたしました。

内容は、同会館の移転先をJR高槻駅西口の市営バス滞留所とすること、移転予定時期を令和5年度内とすること、会館の建設や寄附金募集について連携の上、協力していくことなどで、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングによる寄附募集を開始し、今年の目標額の1億円を超えるご支援をいただいております。

また、来年1月22日、23日に、将棋のタイトル戦の1つである「王将戦」の対局が、4年続けて本市で開催されることが決定しております。今回は、王将のタイトルを持つ渡辺 明名人に藤井 聡太竜王が挑戦する注目の対戦であり、決戦の地となる本市が、今まで以上に全国から注目される絶好の機会になると考えております。

今後も日本将棋連盟と連携を図りながら、日本の伝統文化である将棋を通じ、「将棋のまち高槻」としての魅力を発信できる取組を進めてまいります。

 

最後になりましたが、議員の皆様方におかれましては、この1年、新型コロナウイルス感染症への対応を始め、市政各般にわたり、大変お世話になり、誠にありがとうございました。

時節柄、健康には十分御留意いただき、引き続き、御活躍いただきますとともに、御家族ともども良き新年を迎えられますよう、御祈念申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。