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開会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。
今議会には、2案件を付議いたしておりますが、これに先立ち、閉会中における行政上の主要な事項につきまして、御報告いたします。
まず始めに、令和7年国勢調査の実施について御報告いたします。
国勢調査は、各種行政施策その他の基礎資料を得ることを目的に、本年10月1日を基準日として全国一斉に実施されます。本市におきましても、4月1日付けで、副市長を実施本部長とする「国勢調査高槻市実施本部」を設置し、準備を進めております。
調査に当たりましては、正確性の確保に努めてまいります。
次に、高槻城公園芸術文化劇場に関して御報告いたします。
本市の文化芸術の創造・発信拠点である高槻城公園芸術文化劇場が、「一般社団法人日本建築学会」主催の「日本建築学会賞」の作品部門において、最上位となる「作品賞」を受賞しました。
この賞は、70年を超える歴史を有し、建築界では伝統のある賞として知られ、社会的、文化的、環境的見地から極めて高い水準が認められる独創的な作品や、技術・芸術の進歩に寄与する優れた作品に贈られます。
同劇場は、「公園と一体化したデザインである点」や、「劇場内で公演がない平常時にも市民が気軽に立ち寄ることができる広く開かれた公共建築である点」、「徹底的に木材の活用を試みている点」などが高く評価されました。
建築物として同劇場が主要な建築賞を受賞するのは5つ目で、今回の受賞を励みに、今後も引き続き魅力ある劇場運営に取り組んでまいります。
次に、関西将棋会館建設支援寄附金について御報告いたします。
関西将棋会館の本市移転に当たりましては、令和3年度に建設支援基金条例を制定し、公益社団法人日本将棋連盟が会館を建設するために必要な費用の支援に充てるため、約3年9か月の間、寄附金を募り、基金積立てを行ってきたところです。
この間、全国の将棋ファンを始め多くの方にご賛同いただいた結果、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングを始め、個人や団体、企業から大変多くのご寄附をいただき、寄附金の総額は、当初の目標を上回る5億5,028万566円となりました。改めて寄附いただいた皆様に、この場をお借りいたしまして厚く御礼を申し上げます。
なお、本年3月末日に、5億1,793万4,031円を日本将棋連盟へ補助金として交付いたしましたので、併せてご報告いたします。
次に、先日、開催された大阪府市長会の定例会におきまして、私が同会の会長に就任することが決定いたしましたので、御報告いたします。
任期は2年間で、府内33市の代表として、地方自治の振興・発展に向け、各市相互の緊密な連携を図りながら、精力的に取り組んでまいります。
以上で行政報告を終わり、引き続き、今議会に提案しております、付議事項の概要について、説明させていただきます。
まず始めに、報告案件でございますが、「高槻市市税条例中一部改正の専決処分報告」につきまして、本来であれば臨時議会を開催いただき、ご審議いただくべきところではありましたが、特に緊急を要したことから、議会を招集する時間的余裕がなく、地方自治法第179条の規定に基づき、3月31日付けで専決処分を行いましたので、御報告を申し上げ、承認をお願いするものです。
次に、議員役員選出案件といたしまして、「高槻市監査委員選任につき同意を求めることについて」を提案しております。
以上が、今議会に提案しております案件の概要ですが、詳細につきましては、後ほどそれぞれ説明してまいりますので、よろしくお願い申し上げまして、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。