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令和3年3月定例会開会に当たってのあいさつ

ページID:001213 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

令和3年3月1日、令和3年3月高槻市議会定例会の開会に当たって、濱田市長が本会議場で述べた内容です

開会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。

今議会において、後ほど私の施政方針につきまして御説明させていただくお時間を頂戴いたしますが、これに先立ちまして、閉会中における行政上の主要な事項につきまして御報告をいたします。

まず始めに、新型コロナウイルス感染症への対応について御報告いたします。

先月26日、国において、今月1日から、大阪府を緊急事態宣言に基づく緊急事態措置を実施すべき区域の対象外とする区域変更が決定されました。

また、大阪府においても新型コロナウイルス対策本部会議が開催され、「レッドステージ2」から「イエローステージ2」に移行し、その期間を3月21日までとすることや、飲食店等への営業時間の短縮を要請する区域と時間を一部緩和することなどが、決定されました。

同26日、本市においても対策本部会議を開催し、府の方針に準じて対応することなどを決定いたしました。

今後も、高齢者の命を徹底的に守り、市民全体の感染リスクの低減を図るため、市民の皆さんに対し、積極的に周知・啓発を行うとともに、国や大阪府、関係機関と連携を図り、適切かつ迅速に対応してまいります。

次に、関西将棋会館の移転について御報告いたします。

本市は平成30年に公益社団法人日本将棋連盟と包括連携協定を締結し、様々な取組を協力して進める中、大阪市内にある関西将棋会館の本市への移転について、提案しておりましたが、先月22日、日本将棋連盟の臨時棋士総会において、関西将棋会館を本市へ移転する方針が決定されました。

関西将棋会館は、全国から棋士が集い、年間を通して対局が繰り広げられる日本将棋連盟の西日本唯一の拠点施設であり、移転により、本市の知名度の飛躍的な向上も期待できることから、将棋のまちづくりを推進している本市にとって大変喜ばしく、心から歓迎するものです。

今後、日本将棋連盟と覚書を締結するなど、関西将棋会館の移転に向けた取組を進めてまいります。

次に、先月4日、太陽ファルマテック株式会社と「災害時における帰宅困難者の受入れ等に関する協定」を締結いたしましたので、御報告いたします。

本協定は、災害時に帰宅困難者が発生した場合に、本市明田町に立地する同社施設の一部を一時滞在施設として利用できるというもので、防災力の向上に取り組む本市にとっても大変心強いものであります。今回の協定締結を契機として、同社との連携を深め、安全・安心なまちづくりに努めてまいります。

次に、先月19日、JR高槻駅のホーム柵設置事業が完了いたしましたので、御報告いたします。

同事業は、JR高槻駅のホーム拡充を契機に、JR西日本が平成28年度から取り組まれてきたもので、本市も国や大阪府とともに支援してまいりました。

この度、JR西日本管内でもいち早く全てのホームへのホーム柵設置が実現したことは、市民を始め利用者の安全・安心の更なる向上に寄与するものと考えています。

次に、都市計画道路富田芝生線の全面供用について御報告いたします。

富田芝生線につきましては、道路利用者の安全や円滑な交通を確保するとともに、景観にも配慮した道路整備を平成23年度から進めてまいりましたが、関係者の皆様の御理解、御協力により、今月20日に全面供用する運びとなりました。

本路線の完成により、誰もが安全で快適な回遊が可能となり、地域の活性化にも大きく寄与するものと期待しています。

次に、寿栄小学校のセーフティプロモーションスクールの認証取得について御報告いたします。

寿栄小学校については、令和元年9月に、本市の学校安全推進モデル校に指定し、セーフティプロモーションスクールの認証取得に向けた活動を進めてまいりましたが、この度、日本セーフティプロモーションスクール協議会から認証を受ける運びとなりました。

今後、この成果を他の小・中学校へ展開することで、安全・安心な学校づくりを推進してまいります。

次に、訴訟事件について、5件、御報告いたします。

1件目は、本市が行った債権に関する公文書の部分公開決定処分の一部取消しを求める訴訟が提起され、昨年  12月24日、訴状及び呼出状が大阪地方裁判所から本市に送達されました。

2件目は、平成31年1月に本市水道部の発注工事において、施工業者が地中配電線を切断した事故に関し、配電線の管理者から、復旧費について損害賠償を求める訴訟が、本市及び施工業者に対し提起され、1月13日、訴状及び呼出状が大阪地方裁判所から本市へ送達されました。

本市といたしましては、いずれの事件につきましても、訴訟代理人を選任の上、適切に対応してまいります。

3件目は、平成27年度の土地の価格に係る審査申出に対し、本市固定資産評価審査委員会が行った決定の取消しなどを求める訴訟についてですが、本市の全面勝訴とした大阪地方裁判所の判決を不服とし、相手方が控訴しておりましたが、昨年12月22日、大阪高等裁判所において判決の言渡しがあり、判決は控訴人の請求を棄却するもので、控訴審においても本市の勝訴でありました。

相手方は判決を不服として、上告及び上告受理申立てを行い、大阪高等裁判所から上告受理申立通知書等が1月26日に本市に送達されました。

4件目は、沢良木町地内にある里道に係る住民訴訟についてですが、大阪高等裁判所が控訴人の請求を棄却した、昨年8月の判決を不服として、相手方が上告受理申立てを行っていましたが、先月19日、最高裁判所が上告不受理を決定し、本市の全面勝訴が確定いたしました。

5件目は、平成25年8月及び26年4月に厚生労働大臣が行った生活保護基準の改定に基づく保護変更決定の取消しなどを求め、国及び本市ほか11市に対して提起された訴訟についてですが、先月22日、大阪地方裁判所において判決の言渡しがあり、判決は本市ほか府内11市が行った当該決定を取り消すというものでした。

本市が行った当該決定は第1号法定受託事務であり、「国の利害に関係のある訴訟についての法務大臣の権限等に関する法律」に基づき、国とともに訴訟を実施していることから、今後、国と協議の上、適切に対応してまいります。

以上で、行政報告を終わり、引き続き、今議会に提案いたしております、51議案の概要を説明させていただきます。

まず始めに、報告案件の「令和2年度高槻市一般会計補正予算(第11号)の専決処分報告」につきましては、本来であれば臨時議会を開催いただき、御審議いただくべきところではありましたが、新型コロナウイルスのワクチン接種の体制確保に向け、特に緊急を要したことから、議会を招集する時間的余裕がなく、地方自治法第179条の規定に基づき、先月5日付けで専決処分を行いましたので、御報告をさせていただくものです。

次に、契約案件として、「弁天駐車場解体工事請負契約締結について」など2件を提案しております。

次に、財産取得案件といたしまして、「高槻市立中学校教師用指導書の購入契約締結について」の1件を提案しております。

次に、予算案件といたしまして、「令和2年度高槻市一般会計補正予算(第12号)」など9件につきまして、所要の補正をいたそうとするものです。

次に、条例案件は、一部改正が22件、廃止が1件、合わせて23件を提案しております。

次に、その他案件といたしまして、「高槻市道路線の認定及び廃止について」など4件を提案しております。

最後に、令和3年度の当初予算関係ですが、高槻市一般会計予算を始め、6特別会計、財産区会計、3企業会計の計11件につきまして、それぞれ予算案件として付議しております。

以上が、今議会に当初提案しております案件の概要ですが、詳細につきましては、この後、それぞれ説明をしてまいりますので、宜しくお願い申し上げまして、簡単ではございますが、開会に当たりましての、御挨拶とさせていただきます。