ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 広報・広聴 > 市長Letter > 市長メッセージ > 議会あいさつ > 令和2年9月定例会開会に当たってのあいさつ

本文

令和2年9月定例会開会に当たってのあいさつ

ページID:001209 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

令和2年9月2日、令和2年9月高槻市議会定例会の開会に当たって、濱田市長が本会議場で述べた内容です

開会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。

今議会は、当初、29案件を付議いたしておりますが、これに先立ちまして、閉会中における行政上の主要な事項につきまして御報告いたします。

まず始めに、本年7月の大雨により樫田地区を中心に北部山間地域で被害が発生しましたので、主な被害や対応等について御報告いたします。

7月4日未明、森林観光センター付近で発生した倒木及び電柱の倒壊により、府道枚方亀岡線の一部区間において車両の通行規制がされたほか、市道樫田2号線の通行止め区間において、法面の倒木が崩落する被害が発生いたしました。

7月8日には、大雨警報及び土砂災害警戒情報が発表されたことに伴い、北部山間地域に土砂災害に関する避難勧告を発令し、4か所の避難所を開設した結果、7名の方が避難されました。また同日、空谷橋付近で発生した大規模な土砂崩れや倒木により、府道枚方亀岡線の原大橋から樫田支所近くの交差点までの区間が7月末まで通行止めとなりました。通行止め期間中は、市営バスを運休としたことから、樫田地区住民の通学や通勤を支援するための代替輸送を実施したほか、樫田小学校への通学はバスの借り上げにより対応いたしました。

さらに、7月9日及び11日には、大雨警報が発表されたことに伴い、北部山間地域に土砂災害に関する避難勧告を発令し、4か所の避難所を開設した結果、9日は2名、11日は8名の方が避難されました。また、樫田地区においては複数箇所で土砂災害が発生し、予断を許さない状況であったことから、樫田支所の避難所については、7月20日まで継続して開設いたしました。

なお、府道枚方亀岡線については、大阪府が迂回路を整備し、8月1日に片側交互通行が可能となったことで、同日から市営バスの運行を再開し、8日には双方向の通行が可能となりました。

これから、大雨や台風が発生しやすくなる時期を迎え、災害への備えに万全を期すとともに、大阪府などの関係機関と連携しながら、住民の安全・安心を守るために取り組んでまいります。

次に、高槻市指定有形文化財の指定について御報告いたします。

7月28日、本市文化財保護審議会の答申を受け、神峯山寺が所蔵する、木造十一面観音菩薩立像及び木造地蔵菩薩立像の2体の仏像を、高槻市指定有形文化財として指定いたしました。2体はともに、平安時代後期の特色を色濃く表す優品であり、本市の歴史文化を知る上で貴重な資料であることから、今後、所有者のご理解を得ながら、保存を図ってまいります。

次に、特別定額給付金事業について御報告いたします。

5月4日から開始いたしました市民1人に10万円を支給する特別定額給付金の申請受付につきまして、先月25日に終了いたしました。最終的には、約16万1,000世帯への支給を行う予定で、全世帯における支給率は、99.5パーセント前後となる見込みでございます。引き続き、支給に向けた事務手続を速やかに実施してまいります。

次に、一昨日、大阪府新型コロナウイルス対策本部会議が開催され、新規陽性者が減少傾向にあることや重症または軽症中等症の病床使用率が基準未満であることから、イエローステージ2を1に移行することが決定されました。

府民への要請については、宴会の自粛を求める内容が一部緩和されましたが、その他については、引き続き実施されることとなっております。

これらを踏まえ、昨日、本市対策本部会議を開催し、府の考え方に準じるとともに、引き続き、高齢者やその家族などに対して感染予防の徹底を呼びかけていくことなどを確認いたしました。

今後も、「新型コロナ防衛アクション」に基づき、高齢者などへの感染を最優先に防ぎ、大切な命を徹底的に守るための取組を、市を挙げて進めていくとともに市民生活の動向に注視しながら、国や大阪府、関係機関と連携を図り、適切かつ迅速に対応してまいります。

次に、訴訟事件等につきまして御報告いたします。

まず、平成27年度の土地の価格に係る審査申出に対し、本市固定資産評価審査委員会が行った決定の取消しなどを求める訴訟について、本市の全面勝訴とした大阪地方裁判所の判決を不服として相手方が控訴し、7月31日、大阪高等裁判所から控訴状が送達されました。本市といたしましては、訴訟代理人を選任の上、適切に対応してまいります。

次に、沢良木町地内にある里道に係る地代相当額を徴収していないことの違法確認等を求めた住民訴訟について、本市の全面勝訴とした大阪地方裁判所の判決を不服とし、相手方が控訴しておりましたが、先月28日、大阪高等裁判所において判決の言渡しがあり、判決は、控訴人の請求をいずれも棄却するもので、控訴審においても本市の全面勝訴でありました。

最後に、訴訟費用額確定処分の申立てにつきまして御報告いたします。

既に終了している訴訟につきまして、相手方が負担することとされた訴訟費用を相手方に請求するため、7月3日、大阪地方裁判所に対し、訴訟費用額確定処分申立てを行いました。今後は、裁判所の決定に基づき、適切に対応してまいります。

以上で、行政報告を終わり、引き続き、今議会に提案しております案件の概要を説明させていただきます。

まず始めに、人事案件でございますが、「高槻市固定資産評価審査委員会委員選任につき同意を求めること」につきまして、提案いたしております。

次に、報告案件の「令和2年度高槻市一般会計補正予算(第7号)の専決処分報告」につきまして、本来であれば臨時議会を開催いただき、御審議いただくべきところではありましたが、新型コロナウイルス感染症への対応として、特に緊急を要したことから、議会を招集する時間的余裕がなく、地方自治法第179条の規定に基づき、先月19日付けで、専決処分を行いましたので御報告を申し上げ、承認をお願いするものです。

次に、契約案件といたしまして、「高槻市エネルギーセンター第一工場解体及びリサイクル施設整備工事請負契約締結について」など2件を提案いたしております。

次に、財産取得案件といたしまして、「GIGAスクール構想に伴う情報機器の購入契約締結について」を提案いたしております。

次に、認定案件でございますが、令和元年度一般会計を始め、特別会計、財産区会計、企業会計の決算認定につきまして、合わせて11件を提案いたしております。

次に、報告案件でございますが、「令和元年度高槻市一般会計継続費精算報告について」など2件を提案いたしております。

次に、条例案件でございますが、「高槻市重度障害者の医療費の助成に関する条例等中一部改正について」など3件を提案しております。

次に、その他案件といたしまして、「高槻市道路線の認定及び廃止について」など2件を提案いたしております。

最後に、予算案件でございますが、「令和2年度高槻市一般会計補正予算(第8号)」など6件につきまして、所要の補正を提案しております。

以上が、今議会に当初提案しております議案の概要ですが、詳細につきましては、後ほど、それぞれ説明してまいりますので、よろしくお願い申し上げまして、開会に当たりましての御挨拶といたします。