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令和5年度 市長と語るタウンミーティング「高槻市コミュニティ市民会議」を開催しました

ページID:119581 更新日:2024年3月22日更新 印刷ページ表示

開催記録

日時

令和5年12月7日(木曜日) 午前10時から11時30分まで

場所 高槻市役所 6階大集会室
参加者 高槻市コミュニティ市民会議 幹事
行政側出席者 市長・両副市長・教育長・総合戦略部長・市民生活環境部長ほか
次第
  1. 行政側出席者紹介
  2. 高槻市コミュニティ市民会議側出席者紹介
  3. 市長開会挨拶
  4. 高槻市コミュニティ市民会議議長挨拶
    ※ 司会進行 市民生活相談課長
  5. 意見交換
テーマ

全体テーマ

「令和5年度施政方針大綱の取組について地域でできること」

タウンミーティングの様子

主なやりとり

意見交換

(発言者)コミュニティ市民会議副議長

本日の進め方ですが、最初に濱田市長から、「高槻市のまちづくり、大阪の高槻から日本の高槻へ」をテーマに、お話をしていただき、そののち、市民会議の部会ごとの発表と市長との意見交換という形で進めてまいりたいと思います。
それでは市長、よろしくお願いいたします。

(発信者)市長

それでは改めまして私の方から、高槻市のまちづくりについて報告をさせていただこうと思います。
お手元にスライドを印刷したものがございます。恐らく、全部お話出来ないと思いますので、ぜひお持ち帰りいただいて、目を通していただければ幸いです。

大阪の高槻から日本の高槻へというようなキャッチフレーズにさせていただいております。このキャッチフレーズにさせていただいているのは、実は私、2年ほど全国の中核市市長会の会長をさせていただきまして、その関係でいろいろ市長の方や、また知事の方と、交流が多く、情報交換をさせていただく機会が非常に多くなりました。いろいろお話していく中で、全国でも本当にいいまちづくりをしている都道府県や市町村がたくさんあります。しかも皆さん、本当に真剣に真面目に、まちづくりをされているということに気づき、改めてわかりました。マスコミ向けのパフォーマンスだけじゃなくて、本当の意味でのまちづくりをされている市町村がたくさんあるということに気づきまして、あんまり大阪、大阪って言っていると本当に取り残されるなと実感をしました。
そこで、高槻はもちろん大阪の高槻ですが、それだけじゃなくて、日本の中で勝負していく、日本の中で輝く、まちづくりをしていくんだという思いを込めまして、このようなキャッチフレーズを立てさせていただいた次第でございます。

重点施策については、前もお話ししたかもしれませんが、成長基盤の強化、次世代への積極投資、そして、健全財政の堅持ということでこの3つを柱に、まちづくりを進めていこうということでございます。
時間の関係がありますので総論的に申し上げますと、成長基盤の強化、次世代への積極投資というのは本当にそのとおりでございます。ちょっと失礼な言い方になるかもしれませんが、今日お集まりの皆様にこれまでの日本のまちをつくっていただいて、そして、我々が今、その遺産で豊かな暮らしをさせていただいているというのは、客観的な事実であります。
今度は、これを我々が後世に引き継いでいかなければならないという、そういう思いで、この2つのことを出させていただきました。やはり成長していかないと、町を残していけません。成長というものをさせていかなければならない。
それと次世代への積極投資というのは、町を残していかなければならない、そしてそれはハードだけではなくてソフトも全部含めて、高槻の町の伝統といいますか、思いをぜひ築いていって、そして豊かな生活、豊かな暮らしを続けていただかなければならない、そういう思いでございます。
それとともに地方自治体の場合は、やはりお金に限りがありますので、お金の方もきちっと、適正に使っていくという、この3つの柱をお願いさせていただいた次第であります。

まず都市機能についてお話しさせていただきますと、都市機能の充実は大きな話であります。まず一つは、JR高槻駅北東地区の方が完成しましたので、将棋会館の周辺のまちづくりをこれからまた別の話として出てきますけども、駅の周辺については、北東地区が終わって、次はやっぱり南の方が老朽化しているということです。ですがこのあたりは高槻市の土地とか、高槻市に権利がある土地というのはあまりなく、ほとんど民間で所有しているビルでして、今まさにこの地権者の方が非常に盛り上がっているということで、地権者の皆さんの思いを行政がサポートして、この南のまちづくりを進めていきたいと思っております。やはり玄関口ということでございますので、こういった高槻南地区のまちづくりを推進していくということがまず柱の一つということでございます。

それから富田地区のまちづくり、これもずっと進めてきました。富田地区の昔の伝統も感じられるようなまちづくりをしていく、そしてまた、来訪者をどんどん増やしていこうと、まちづくりを進めています。道路整備もそうですし、富寿栄住宅も一期工事が順調に進んでいまして、富田のまちづくりも、引き続き進めていきたいと思っているところであります。
それ以外にも、JR駅前の天神さんに行く道ですけれども、無電柱化をして、広々とした空間にしていきたいと思っております。

それとですね、高槻の大きな特徴になっている市営バスですが、維持してよかったなというのが、今の実感であります。本当に私が市長になりました10年ぐらい前は、民営化を進める風潮があったんですが、ところが今、民営化したバス会社が軒並み非常に厳しい状況になっています。
バス会社によっては、路線を削減しなければならない状況に追い込まれているということでありまして、一番の原因が、もちろんお客さんが乗らないというのも一つですが、それと同じぐらいに、深刻なのが運転士不足であります。
高槻は幸い市営を維持してきましたので、今のところ、運転士さんはもちろん足りているわけではないですが、他市やほかの民営のバスに比べると、恵まれている状況で、市営バスを維持してよかったなと思っております。
それと、やはり公営でありますので、採算というのは、もちろん赤字になってはいけませんが、そこそこで黒字もしくは多少赤字ぐらいだったら、市民の皆さんの足ということで、維持していけるということがあります。高槻は地理的原因があるのかと思いますが、幸い、ほぼ黒字で維持しているということで、非常に全国的にも珍しいバス事業ということで誇りに思っていただきたいところであります。

安全安心の点につきましては、皆様にも地区防災会議等でお世話になっております。防災研修センターの整備に向けた検討をさせていただき、また消防団などの訓練施設もつくらせていただきます。これも全国的にも非常に珍しく、消防団専用の訓練場っていうのはなかなかなくて、今まで高槻はどこかの企業の広場を借りて訓練したりとかしていましたが、こういう訓練施設もつくらせていただきます。

それと特殊詐欺が、なかなか収まらないということで、特殊詐欺被害防止サポーター制度をつくりました。これは皆さんに、啓発する側にまわっていただき、啓発する側の方もどんどん増やしていくという発想であります。やっぱり、どうしても受け身になると、自分は違うと思ってしまいますので、そうではなく皆さんで啓発し合ってくださいという発想でこれは考えました。これを考えたときに真っ先に浮かんだのは、コミュニティ市民会議の皆様でございますので、ぜひご協力の方、よろしくお願い申し上げます。

この間、教育の方は非常に力を入れています。全国的にも子育て・教育に力を入れているところがどんどん出てきていますが、高槻はもうトップレベルであります。まず、給食の完全無償化を実施しました。大阪府でも、一番に高槻市がさせていただきまして、今、完全無償化を継続させていただいているところであります。教育環境についても、空調設備が整備されてなかった部分も整備をしておりますし、またIT化についても進めているところであります。そしてまた、皆さんにお使いいただく体育館の空調設備をどんどん毎年つけていって、全部の体育館に設置しようと思っているところでございますので、もう少しお待ちいただければと思います。
そして私が市長になった2年後の平成26年ですが、35人学級を全小学校で実現しました。いまだに35人学級を効果がないって言っている人がいますが、これはもうはっきりと学力が上がるという効果が高槻では出ています。そんなことで、国も、そういった効果を聞いて、今度お金を出すという動き、昨年、一昨年、そういう方針を出してくれました。
高槻はさらに中学校の方も、35人学級を国に先駆けてやっていきます。おそらく国もまたついてきてくれるだろうと思っているところであります。

そして子ども医療費の方も、今、一部負担していただいている医療費助成、これも全国トップレベルですが、高槻はさらにもう完全無償化に向けて取り組みます。
これも全国でもなかなかやっているところがないですけれども、これもさせていただこうと思っておりますし、また妊婦の健診、費用助成等の拡充も検討ということで、子育て・教育にもしっかりと引き続き力を入れていくということでございます。

そして市民の健康づくり、高齢者の方も含めて健康づくりも力を入れておりまして、高槻で倒れますと、96.9%の確率で高槻市内の病院に入るという、そういう府内トップの搬送率ということで、これ全国トップですので安心していただきたいと思います。また夜間休日応急診療所も新しくつくりまして、感染症に対応するということと、あと高槻の特徴としましてはドクターカーを持っています。これも持っているところは全国でもあんまりないと思います。救急車と一緒にお医者さんが乗って、そしてその場で応急処置をとるということで、例えば心筋梗塞であるとか脳梗塞であるとか、そういったときに非常に効果があるということです。社会復帰率も15.8%で低そうですが、これは全国的にはトップレベルであります。

次にがん検診も無償化をしまして、この受診率も府内平均を大きく上回り、特に子宮頸がんの受診率が全国トップであります。これは無償化ということが非常に大きくて、がんにならなければ、そして早期にがんが見つかれば、寿命が100歳を超える、そんな時代であります。ぜひ、これも積極的に行っていただきたいですし、またコミュニティの方で皆さん、啓発していただければ幸いでございます。

それとグラウンドゴルフの方は本当に競技人口が増えまして、ぜひつくってほしいという要望がございまして、ゴルフ場の整備を進めてまいりますので、楽しみにしていただければと思います。専用ゴルフ場であります。お金かかりますが頑張ります。

それと寿栄、柳川近くの植木団地跡地ですが、(仮称)地域共生ステーションという施設これは、公園と考えていただきたいと思いますが、ただ普通の公園ではなくて、いろんな立場の方が、世代を問わず、そしてまた、障がいの有無を問わず、いろんな方が集える、そういった楽しい公園、楽しい施設、これをつくっていきたいと思っています。
これからどういう内容にしていくかということを進めてまいりますので、また楽しみにしていただき、またいろんなご意見いただければ幸いでございます。

あと、いろんな取組をしている結果、社会動態、つまり高槻に来ていただく方の人口が増えたという、そういう結果であり、まさに結果が出ているということをお知らせしたいです。

芥川緑地については、以前プールがあったと思いますが、そこについては関西最大級の数の健康遊具を備える、健康づくり公園を整備するということで、お近くの方、近くじゃない方も、ぜひ活用していただければと思います。いろいろ宣伝もして結構効果が出てきたなと思っています。

あと、北の方では芥川城が史跡指定されました。これで国史跡になりましたので、これから芥川城の整備をしていって、全国に発信していきたいと思っています。安満遺跡公園、今城塚古墳、高槻城、そしてこの芥川城ということで、いろんな史跡がある、楽しいまちだということで、全国に発信をしているところで、これから整備していきます。

それと、にぎわいの活力ということでプレミアム付商品券を5回発行しました。5回も商品券を発行しているのは全国で高槻市だけです。しかもプレミアム率が150%という、これも全部でうちだけであります。5回出すともう1回出してほしいという声も出てきて、また検討させていただきたいと思います。物価だとか、生活の方も非常に厳しくなっていますので、またいろんな状況を見ながら、プレミアム付商品券に限らずいろんな支援策を出していきたいと思います。

あと高槻は農業が盛んというところもありますので、農業の支援についても6次産業化も含めてですね、これもしっかりやっていきます。また台風で被災した森林の復旧、これも今、進めています。大阪府も、水とみどりの部署が結構一生懸命やってくれています。本当にありがたいと思っていますし、高槻市も一生懸命やらせていただいています。

次に「将棋のまち高槻」ということで、これは平成30年からやっていますが、ちょうど藤井聡太さんが話題になった頃ですね。もうこんなに早く8冠をとるっていうのは、本当にタイミングがよくて、8冠を今年とっていただいて。来年、関西将棋会館の移転ということで、今、全国でも高槻の名前も知られていまして、私も東京に出張行ったときには、必ず何人かが高槻は将棋会館すごいですねって言ってくれます。本当にそういう意味で、非常に、これは進めてよかったなと思います。関西将棋会館が来てくれるっていうのは、お誘いはもちろんさせていただいて、本当にすぐに返事をいただいて、本当にありがたいって思っております。先日は全国将棋サミットをさせていただいて、非常ににぎわいました。これからもしっかりと進めてまいりたいと思います。

それから高槻城公園の芸術文化劇場を建てたところですけども、警察署も移転しますので、移転された後には、乾櫓を、天守閣ではないですが、櫓を建てたいな思っています。

そうした中で毎年市民の方にアンケートをしておりまして、今後も住み続けたい人が85%になります。最初は70%でしたが、今では85%でありまして、これを何とか95%にしたいと思っております。またいろいろとご指導いただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、私のお話とさせていただきます。どうもありがとうございました。

(発言者) コミュニティ市民会議副議長

市長どうもありがとうございました。
それでは、市民会議より、各部会がそれぞれ発表テーマを設けて考えた、意見、提言の発表をお願いいたします。一つの部会ごとに発表が終わりましたら、市長から、ご質問、ご意見をいただきます。
最初、組織育成部会からお願いいたします。

(発言者) 組織育成部会

「魅力にあふれ、にぎわいと活力のあるまちに向けた取組」について報告いたします。

組織育成部会では、ライフスタイルの変化による地域活動の担い手不足が深刻化する中、多様な社会ニーズに対応するため、様々な視点で活動できるよう幅広い年代が積極的に参画できる地域社会を目指す取組を進めています。
今年の夏は各地域で祭りが復活し、どの会場でも大にぎわいの熱い夏になりました。本会議の広報誌「With」でも記事として取り上げましたが、特に子どもたちは、コロナ禍で溜まった溢れんばかりのパワーを吐き出すように、笑顔がはじけ、とても楽しんでいる姿は、今回のテーマにある、「にぎわいと活力」の象徴だと実感しております。
また、今年度は滋賀県長浜市と愛知県豊橋市から、市民会議の活動について視察研修に来られました。そのうち豊橋市は高槻市が令和3年度の内閣府による調査において、女性の自治会長の割合が全国1位となっていることから「自治会における女性の参画について」というテーマで視察に来られ、女性委員会のメンバーとともに交流を深めることができました。高槻のまちで女性が活躍することも「活力」を生み出す一つだと感じています。
本部会では、津之江・東五百住自治協議会内で開催している「ふるさと祭り」と女性委員会の活動を取り上げ、発表させていただきます。

まず、津之江・東五百住自治協議会内で開催している「ふるさと祭り」についてです。
活動経緯、平成31年に「津之江地区福祉活動計画活動方針」の一環として、津之江小学校区有志で「津之江ふるさと祭り2020」実行委員会を立上げ、津之江・東五百住自治協議会及び関係諸団体もその趣旨に賛同し、2020年7月に開催を予定していましたが、コロナの影響で実施できず2022年7月に2年遅れで初開催となりました。
基本理念としては、「世代と地域がつながり、笑顔あふれる町 ここがふるさと 津之江」というテーマで活動してまいりました。
内容としては、津之江小学校のグランド内で、地域の方が飲食店、模擬店を出店、子どもでも購入可能を意識した価格帯を設定しました。また、ステージを設置して、キッズダンス、シニアのフラダンス、中学校吹奏楽、高校の和太鼓の演奏、盆踊りと世代を問わず参加頂いておりました。
成果としては、会場内で、普段は会えない方が何年ぶりに再会したとか、コロナ下で発表機会がなかった、キッズダンス、フラダンス等が披露できたことなど、世代を超えた開催ができました。結果として、参加者は2022年3,922名、23年4,986名となり、大盛況のうちに、終了しました。
今後の課題といたしましては、開催を継続することを視野にいれており、今年は2回目ということで、地元の方々に徐々に認知されはじめています。しかし、人員面では、事前準備、後片づけのボランティア人員の不足と高齢化が避けられず、安全対策の面からも不安があります。資金面では、協賛金が大半で、店舗使用料も個人での出店が多数の為低額に抑えており、ぎりぎりでの運営をしている状況です。
市への提言といたしましては、「ふるさと祭り実行委員会」は津之江小学校区有志で、立ち上げておりますので、資金面で苦しい中で運営を行っています。一方、地区コミュニティが主催される祭りでは、運営面で地域差があり、地域の団体や企業等の協力を得やすい地域もあれば、一部では協力を得にくい地域もあります。毎回、開催にあたってはいろいろな困難にぶつかりますが、私たちがさまざまな知恵を出し合いながら、それぞれできる範囲で、開催に向け、準備しております。そこで、今後も地域の行事を継続して開催していくためには、そういったそれぞれ地域の困りごとに応じて、さまざまな支援、協力をいただければ非常に助かります。
例えば他市では、市のホームページで地域・自治会の夏祭りを一覧で紹介しています。広く周知することで、域外からでも参加ができる可能性が広がります。
また、お祭りで使うような用具も一から揃えるとなると、かなりの費用がかかります。故障してもなかなか直せないのが現状です。例えば、市でもっている備品を貸し出していただくことはできないでしょうか。
そういった支援、協力をいただくことで、より一層地域の皆さんに喜んでいただける行事になるよう、私たちも精一杯取り組んでいくことができますので、ご支援をお願いいたします。

次に、女性委員会の活動についてです。昨今女性参画問題が課題になっていますが、高槻市全体でも自治会が約1000団体あり、そのうち、約30%では女性が自治会長を務め、がんばっています。自治会の中には女性の班長や役員が8割を占める素晴らしい自治会が多数有るようです。冒頭に述べた豊橋市では424自治会のうち約3%しか女性の自治会長がおらず、高槻市がいかに多いのかがわかります。一方で、高槻市で女性の自治会が多い理由は、決して推進して増えたわけではなく、自治会の成り立ちなどから自然と多いのが実情のようです。また、新興住宅街がどんどん増え続け、若い家庭が増えているのも一つの大きな原因です。各自治会の女性達は役員、班長の都合や生活に支障の無い様、会議や行事を決定し、皆が参加できるよう、配慮しながら親睦と防災に役に立つまちづくりに努力しています。大小それぞれの自治会、そしてその上にはコミニュティ協議会、連合自治会が配置されていますが、役員は、ほぼ男性で運営され女性は10%にも満たない現状です。
男女、性別、年齢にとらわれず、できる範囲で、市民が楽しく参加できるまちづくりと、受け入れ態勢の安定と充実に向けた努力が必要不可欠です。人口の半数は女性なのですから、活躍すればより明るい社会と成ることは間違いありません。
そのようなことから、市民会議では、本年度、コミュニティ活動の中で女性が活躍しやすい環境整備について検討するため、女性委員会を発足しました。女性委員会は、市民会議の女性委員18名で構成され、各地区での情報共有や研修の企画立案などを行っています。 
10月には堤・桜台地区との交流会を開催し、活動内容の見学と意見交換を行いました。地域で活躍する女性の方や、ともに活動する男性の方から地域の実情や現状の課題などさまざまな意見が出され、終始和やかな雰囲気の中で、意義ある交流会となりました。
今後も地区交流会や研修会等を通して女性が活躍できる環境整備をさらに推進していきたいと考えておりますので、ご協力とご支援をお願いいたします。

(発言者) コミュニティ市民会議副議長

どうもありがとうございました。
それでは、市長から提案をお聞きになってのご質問、ご意見をよろしくお願いいたします。

(発言者)市長

本当にありがとうございました。お祭りについて聞かせていただき、本当に活発に活動されていて、提言に書いてあったそのとおりですね。もう本当に地域もそうですし、いろんな分野というか、いろんなところで、なかなか担い手がいないというのが悩みでありまして。一回その辺りを、例えばボランティアを募ったりを考えないといけないのかなと前から思っていたときに、コロナが流行し、停滞して、なかなか進まなかったりしました。また委員会でいろいろ意見聞かせていただきますよう、よろしくお願いいたします。

それと、市が持っている備品の貸出しは相談に応じています。確かにそれぞれ自治会なので、基本的には自治でしてもらう会ですから、そこら辺のところの遠慮みたいなのがあります。ただおっしゃったようにその地域の困りごとに応じて、いろんな分野、福祉の分野とか、にぎわいの分野とか防災とか、そういうところで言っていただいたら、そこはそれで、ご支援をさせていただいています。これからもそこを強化していきたいと思いますので、自治会の皆さんの自主的な活動を損なわないような形で、支援をしっかりとやっていきたいと思いますので、お願いできればと思います。

それと女性の方なんですが、これも本当に、地域だけではなくて、いろんなところで、女性の活躍というのが、余りなされてないというのが日本の現状ですけれども、まさに女性に焦点を当てて、活動いただくというのは非常に有り難いことであります。豊橋市が来られて、高槻市が女性の自治会長の割合が30%で日本一みたいで、私もびっくりしています。私も地域をいろいろ回らせていただきますが、女性の方は結構おられるんですよね、お手伝いしておられて。役員とかそういう運営する側に回る方はあんまりおられないのかなという印象です。やはりいろいろお聞きしていると女性の方が忙しいというか、家の用事があってお帰りになる、そんな感じですね。もうご飯作らなあかんとか、家に帰られる方が結構おられるから、男性が家事を分担してもらえれば、女性も外にも出やすいし、そんなことを含めて考えていったらいいと思いますし、もちろん我々もしっかりと支援させていただきます。よろしくお願いいたします。

(発言者) コミュニティ市民会議副議長

どうもありがとうございました。次に、地域安全部会から、よろしくお願いいたします。

(発言者) 地域安全部会

地域安全部会からは、「『安全で安心して暮らせるまち』をめざしての取組」をテーマに「災害時要援護者の支援」と「児童の登下校時の安全対策」について発表させていただきます。

昨年度、地区防災会連合会と市民防災協議会が設立されました。市内32地区コミュニティの地区防災会と175自治会の自主防災会との連携強化を図れる体制が整いました。
地区防災会連合会の役割としては、各地区防災会の連絡・調整・情報共有と各地区の課題解消に向けた意見交換を行い、防災活動の推進を図ることです。
一方、各地区防災会の役割としては、市民防災協議会の助言・指導・サポートをいただきながら地区コミュニティ及び地区内各自治会・自主防災会の防災活動を支援し、住民の防災意識の向上を図り、減災に向けた取組を推進することです。
特に大震災に備えて、身の廻りの危険の排除を平時にこそ行っておく必要性について地域の皆さんに啓発するとともに、5年前の大阪北部地震で受けた被害を思い出し、同じ被害を受けない為の対策を話し合い、情報共有し、減災対策を進めております。
また、災害発生時には、方面隊と連携し、避難所の開設初期運営を行えるよう、体制の強化を図っています。しかし、災害発生後、防災会が機能する為にも会員をはじめ誰もが無事でなければなりません。そこで「減災」と「自助」に向けた取組の強化が必要であり、自分を含め家族が助かる為に何をすべきかを助言し、「自助」から「共助」へと繋げることが重要だと考えます。
「共助」には、災害時要援護者の支援も含まれます。支援同意者名簿が地区コミュニティ協議会・地区福祉委員会・民生委員児童委員に提供されております。地区コミュニティ協議会では年に数回、各自治会長や防災会代表者など支援活動に携わる方へ閲覧してもらい、情報を共有して、災害時の避難活動に備えています。しかしながら、自治会長等が情報を受け取った後の責任の重大性や個人情報の取扱いに心配を感じて、閲覧に消極的な方も少なからずおられます。平常時の防災訓練時には要援護者支援情報を活用できても、災害が発生した非常時に果たして適切に支援できるのかという大きな不安があります。
また、自治会・福祉委員会・地区防災会の代表者・役員が高齢の為、災害時にリーダー性が発揮できるとは限りませんので、災害時に役立つご近所同士の「共助」が必要となります。最近の新興住宅地等ではやや希薄になりつつあるご近所付き合い、自治会との携わりを地域イベント・祭りや文化祭・防災訓練等で親睦を深めてお付き合いを培う取組が必要です。
さらに、今年度より要援護者名簿も原則としてひとり暮らしの高齢者については対象者年齢が65歳以上から75歳以上へと変わったことにより74歳以下の情報がなくなります。本人の希望により必要な人の情報は残される様ですが、不安は残ります。また同意者名簿に記載のない人や自治会・コミュニティにも加入されていない人達を支援する方法を工夫することも大切な事だと考えます。
これらの防災に関するさまざまな課題に対応するため、地域防災の仕組みも以前にくらべ大きく変化してきています。防災体制や防災活動が地域住民にとってよりわかりやすいものになれば、地域防災力がより高まり、また、市民がより安全・安心な暮らしが出来ると考えます。高槻市と共に関係団体と連携して一層取り組んでまいりますので、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

次に「児童の登下校時の安全対策」についてです。
現在通学路では、セーフティボランティアが要所、要所に立って見守りをしていますが、その際気を付けないといけないことは、対(たい)車との安全確保です。ところが教育委員会からの指示は、セーフティボランティアの役割では交通整理はしないとなっており、現場では矛盾を感じるという声があります。
また、セーフティボランティアの高齢化に伴い人員が減ってきていますが、PTAは共働きの方が増え、いずれ消滅してしまうのではないかと心配しています。
通学路の安全点検は、定期的に行われて、ブロック塀など危険なところは改善されていますが、道路が狭いことは解決できないため、歩道の整備が進まず、歩道(グリーンベルト)を作っても狭く危険な箇所があります。
駅前では大型マンションが建設され、小学校の入学者数が増えていると聞いていますが、その一方で1学年1クラスしかない小学校もあります。将来統廃合となった場合、校区の端に住んでいる子どもは、かなり長い距離を歩いて通学する可能性があります。スクールバスの運行を考えなければならないのではなかろうかという声も出てきています。運転手不足で次々とバスの本数が減らされるというニュースを聞く中で、新たにスクールバスを導入することは大変難しいと思われます。一方で、今では放課後保育の事業者が、車で学校の正門まで迎えに来ている様子も見ることがあります。例えば、放課後保育の事業者に朝の送迎を支援してもらうことはできないでしょうか。また、高槻市は大阪府内唯一公営バスがある市ですので、市営バスを活用することはできないでしょうか。
子どもは国の宝です。成人になるまでできる安全策は、労力やお金を惜しまずやるべきと考えます。高槻市関係部署におかれましては、一度ご検討をお願いいたします。これにて地域安全部会からの発表を終わります。

(発言者)コミュニティ市民会議副議長

それでは、市長から提案をお聞きになってのご質問、ご意見をお願いいたします。

(発言者)市長

ありがとうございました。
地区防災会の方はご協力いただいて、私が市長になった時点でいわゆる地域の防災組織の組織率っていうのは、高槻市は他市に比べると非常に低くて、他の市では組織率が100%のところは結構ありましたが、高槻はちょっと低かったんです。
それでどうしたらいいかなということで考えたのは、市民会議の皆さんに、本当にご協力いただいて、そのままコミュニティを防災組織にしてしまうという、そういう発想です。もちろんそのままっていうのは難しいですが、発想としてはそういう発想で、議長にご相談させていただきまして、地区防災会という形で、本当に次々と立ち上げていただきました。立ち上げだけでも本当に各地域それぞれのご事情があって、ご苦労をしていただいたところでありますけれども、本当に皆さん、ご協力いただいて、今では、ほぼ、高槻の防災組織率が100%になったということで本当に感謝を申し上げるところでございます。
ただ、ある意味ちょっと急いで100%にしたっていうところもありますので、いろんな課題が出てくるだろうというのは予想した上で進めてきましたので、そんなところで各地域の皆さんにご苦労をおかけしているところがあります。ただ、あれもこれもとなると前に進まないので、まずは、やっぱり100%にするということが大事で、まず、大ざっぱにつくってしまって、それから細かいいろんな課題についてはその都度解決していくという、そういうような発想でさせていただいていますので、そういう意味でいろいろ課題があるかと思っています。
要援護者の関係は、防災組織とかとは違うんですけれども、これも国の方針等が、よく変わり、また個人情報の問題もありますので、これもクリアしなければならないということでいろいろ悩ましいところであります。こういった機会だけじゃなくいろいろな機会に、ご意見いただいて、また改善していきたいなと思っているところです。
それと、この前の地震で感じたのは、本当に提言のとおりでして、高齢者の方も結構地域におられるということもあって、人を助ける前に、自分の家を片づけないといけないとか、そういうのが結構ありました。それがいけないことでも全然なくて、そのとおりだなということで、そういう意味で想像したとおりではなくて、自助力は発揮出来たわけですけども、共助という意味ではいろんな課題もあったので、またフィードバックをして、どういうやり方がいいのかということも、皆さんと相談しながら進めているところでございます。防災力の強化については、皆さんと一緒に進めてまいりたいと思います。

それとセーフティボランティアの関係は、いろいろとご要望、課題の方もいただいておりまして、教育長ともお話しさせていただいていますが、確かに交通整理は教育委員会というよりも、これは道路交通法上、警察官以外は交通整理してはいけないことになっています。
特にセーフティボランティアは、行政が絡んでやっていることですので、そこは厳格に守らないといけないということと、もし交通整理をして事故をした場合、誰が責任をとるのかと、法に違反しているということもあっていろんな意味で、責任の所在等に非常に困難が生じますので、大変ご不自由なんですけども、守っていただければなと思っています。
セーフティボランティアは本当に苦労されていると思いますので、またこれもいろんなご意見を聞きながら、どうしていくのかということも考えていかないとと思っています。
あと、スクールバスの話も出ていますが、当然、統廃合を、もしした場合についてということですが、私、今の時点ではまったくありません。ここではっきり申し上げておきますと、統廃合の計画は全然ありません。ただ、今後将来的には、そういう話も出てくるかなと思います。というのは、やっぱり子どもが減っていますので、それはもう日本全国どこも例外なく、どこも一緒ですので、そういう話がこれから出てくるだろうと思いますが、私はスクールバスってやっぱり必要だと思っています。統廃合という話が出たときに、議論にもなってくるかなと思いますので、そのときはまたいろいろご意見聞きたいと思います。重ねて言いますけれども、今、統廃合の話は全然出ていないので、またいろいろ地域の状況を聞かせていただきたいなと、逆に思っています。またよろしくお願いします。

私から、以上でございます。ありがとうございます。

(発言者)コミュニティ市民会議副議長

ありがとうございました。続きまして、まちづくり部会からよろしくお願いいたします。

(発言者) まちづくり部会

まちづくり部会です。本部会では令和5年度施政方針大綱の「健やかに暮らし、ともに支え合うまちに向けた取組」について、提案させていただきます。
本取組には13の施策が列記されておりますが、その中から特に4つの施策を取り上げてまちづくり部会から提案させていただきます。

「がん診療の無料化実施を継続、新たなセット健(検)診を実施」について、さきほど冒頭に市長から説明があったとおりですけども、国民健康保険加入者の特定健診や、後期高齢者医療の健康診断、各種がん検診の無料化で私たち市民は非常に助かっています。
しかしながら、特定健診のなかで聴力検査は行われていないようですが、加齢性難聴は誰でもなる可能性があり、65歳以上の1500万人が難聴だという推計もあります。また、近年、若い世代でも、ヘッドホンで音楽を聴くことが原因で、いわゆるイヤホン難聴といわれる音響性聴器障害になる方が増えてきていると聞いています。
そこで、がん検診無料と共に、新たに聴力検査の無料化と補聴器補助金を検討してみてはいかがでしょうか。加齢による聴力の低下は認知症の発症原因の一つと言われており、脳の活動低下や話し声が聞こえないことでコミュニケーション機会の減少にも繋がり、さらにうつ病の発症原因であるとも言われています。特定健診で聴力検査を行っている自治体は少ないのが現状だと思いますし、完治に至る治療法も確立されていないようですが、早期の発見による早期の治療や補聴器装着等の対応を取ることによって、リスクの低減が図れるのではないのでしょうか。また、補聴器の取り扱いについて知識がない方も多いと思います。そこで、コミュニティセンターや公民館を活用して専門家による補聴器使用の講習会等を検討してみてはどうでしょうか。

次に「『地域共生ステーション』の整備に向けた基本計画の策定」について。
市では、植木団地跡地に地域共生ステーションの整備を進められ、生活上の困難を抱える高齢者、障がい者、子どもなどが、地域において生きがいや希望を持ち、安心して生活を送ることができるよう、支えが必要な人に寄り添う地域社会を目指しています。
そういったステーションは各地域にも必要だと考えます。既存のコミュニティセンターや公民館も地域の多様な方が集える場所、ステーションと言えるものに近いでしょう。
さらなる地域共生社会の実現に向け、既存のコミュニティセンターや公民館との連携をなお一層図り、是非利用者の拡大に向けた方策や施設整備をお願いします。
コミュニティセンターは各地域の管理運営委員会で地域に親しまれるセンターを目指して、創意工夫をこらしながら運営しております。一方、公民館については、市で運営されています。公民館の運営についても、すでに取り組んでいただいているとは思いますが、地域の方々の意見をより広く取り入れながら、障がいの有無や年代を超えた方々が集い、利用できる施設となるよう運営内容の検討をしていただきたいと思います。
例えば、地域住民がより利用しやすいサロン的な施設にできないでしょうか。地域住民の憩いの場となるよう、セルフでできる飲料自販機の設置、椅子・机などをおいた誰もがくつろげる場、サロンコーナーなどのフリースペースを設置するなど、工夫しながら足が運びやすい環境づくりをしてはいかがでしょうか。ちょうど高槻では来年関西将棋会館が移転し、今将棋熱が高まっているところです。ある地域では、将棋サークルを募集したところ30人もの人が集まったという話もあります。立ち寄って将棋が指せるコーナーを作ってみてはどうでしょうか。利用度の多い場所では、コンビニなどと連携した取組も考えられると思います。
コミュニティセンターや公民館を充実させ、さらに活用することで、地域共生社会の実現を図っていただきたいと思います。

次に「『健幸まつり』をリニューアルし、講演などを実施」について
高齢者の生きがいづくりや介護予防の取組を推進するため、市では力を入れておられますが、より充実したものとなることで、市民一人ひとりの健康への意識が高まると思われます。ぜひ、拡充に向けて進めていってください。

最後に「グラウンドゴルフ場の整備を検討」について
グラウンドゴルフは地域でも楽しくプレーされている方が多く、整備に向けて是非進めていただきたいと思います。さらに、最近はグラウンドゴルフだけでなく、「ボッチャ」や「ディスコン」といった年代や性別を問わないニュースポーツが、健康推進リーダーなどを通して広まり、地域では、熱く盛り上がってきています。そういったニュースポーツやイベントができる場所の整備も併せて検討いただきたいと思います。
また、2025年の大阪・関西万博の開催に向けて、枚方側である淀川左岸の整備が検討されていると聞いています。淀川右岸についても大阪府に整備の検討を呼びかけてはどうでしょうか。大塚地区では河川敷を利用されていると聞きますが、例えば三箇牧地区の三島江公園でもグラウンドゴルフ場などの整備は可能だと考えます。利用者の意見を聞くとともに、隣接する淀川の河川敷等を利活用し、拡大してはどうでしょうか。

まちづくり部会からの提案は以上となります。

(発言者)コミュニティ市民会議副議長

どうもありがとうございました。それでは市長から提案をお聞きになってのご質問、ご意見をお願いいたします。

(発言者)市長

非常に多岐にわたるご提言のほどありがとうございました。

健康診断については、確かにこの聴力検査というのは、なかなか面白いご提案でありまして、ほかの自治体を調べますと、聴力検査をやっているのは、非常にごく少数ということでございまして、またこれは検討させていただけたらと思います。確かにいわゆる高齢による難聴というだけじゃなくて、突発性難聴の方が結構おられて、若い方、世代を問わず、難聴の方っていうのは結構おられるっていうことは聞いております。これは検討させていただきたいと思います。

地域共生ステーションの方も、まずはやはり地域の皆さんにご活用いただくということは、ひとつとして考えています。それとともに、そこの地域だけじゃなくて高槻中から、もっと言えば、高槻の周辺からですね、ここに集まっていただいて楽しんでいただけるような、そんなスペースにしたいと思っております。安満遺跡公園みたいな感じまではいかないかもしれませんが、いろんな方が来られて、そして福祉も含めてですね、いろんな理解をしていただけるような、そんなスペースにしたいと思っています。そのような中で地域の皆さん方に、いろんなご協力をいただくというような、そんなところになると思いますので、また、これも持ち帰って、地域共生ステーション計画の方へ反映させていただければと思っています。

それとコミュニティセンターですね。コミセンと公民館との関係についてはこれまでずっと長年の課題でありましたが、連携を図っていきたいということで、今回、高槻市の行政組織として、公民館の所管と、それとコミセンのコミュニティの所管を一緒にしましたので連携を図っていきたいと強く思っています。どちらも同じような機能を担っていますので、将来的にはこれを統合していくのかどうかも含めて、いろんな課題を検討しながら進めていきたいと考えています。
その中でやっぱり地域の皆さんのご意見が一番ですので、地域の皆さんがそんなの嫌だっておっしゃると無理やり出来ませんので、各地域ごとにいろんなご意見を聞きながら、また、公民館とコミセンの関係については、地域によってやっぱりいろいろ違っていて、公民館をそのままコミセン化して使っていただいているところもありますし、地域の特性を見ながら進めてまいりたいと思っています。

それと健幸まつり、これも堀江健一さんに来ていただいて、快く引受けていただいて本当によかったと思っています。

それからグラウンドゴルフ場は先ほど申し上げたとおり、グラウンド整備に向けて、今、進めています。もうすぐ具体化させていただきますので、楽しみにお待ちいただければと思います。

またいずれにしましても、いろいろご意見いただきたいと思います。よろしくお願いします。

ありがとうございました。

(発言者)コミュニティ市民会議副議長

それでは最後に、総務広報部会から、よろしくお願いいたします。

(発信言者)総務広報部会

総務広報部会からは、「令和5年度施政方針大綱」より、「効果的・効率的な行財政運営が行われているまちに向けた取組」の項目の中から抜粋して発表させていただきます。

まず施策の中に「DXアドバイザーとして外部の専門人材を新たに配置するなど、全庁的なDx施策を推進」という取組がありますが、政府も2021年にデジタル庁を発足し、これからの日本の仕組みを大きく変えるであろう、マイナンバーカードの促進とそれに伴う行財政の改革を推し進めようとしています。今や、スマホの普及率は96.3%となり、60代は93%、70代でも79%とほとんどの人が所有しているとの調査結果もあります。このような背景の中で、いつまでも紙をベースにしたアナログな行政の仕組みや地域活動の在り方も変えていく必要性があるものと思います。市民会議でも一昨年度にIT化に取組、昨年度はZoomによるオンライン会議を実施しました。導入当初は抵抗もありましたが、災害時の情報伝達訓練や常任幹事会・幹事会をオンラインで実施すると、「便利や」・「会議に行く手間が省けて楽になった」・「もっと回数を増やしてもいいのでは」など、回を重ねるにつれ、肯定的な意見が多くなり、抵抗はなくなってきたと認識しています。
我々の活動の中でもDXを推進し、効果的・効率的な活動にしていく必要があります。
災害時要援護者の安否確認にスマホを活用してみてはいかがでしょうか?
ある地区では497名の要援護者がいます。一人ずつ確認するには非常に労力と時間が掛かります。スマホでの応答を取り入れると労力と時間が短縮され、真に援護が必要な人への注力が可能となります。
また、LINEを利用することにより回覧物の削減等は出来ないものでしょうか?市からの回覧あるいは自治会内での連絡等の回覧が非常に多く、班長さんの負担となっています。また回覧に時間を要し、回ってきたときには期限が過ぎているなどの問題が発生しています。これらの問題を解決するためにLINEなどを活用し、紙ベースの伝達方法を改めることにより費用と時間の短縮化が図られます。市からの依頼も電子データで発送されるようになれば、行政の効率化にもつながります。すでに、役員間・会員間の連絡などにLINEを利用し、効率化を図っている地域もあると聞いています。
是非、我々住民も、これからの若い世代の人たちが安心して暮らしていける、安定した市の行財政運営が続けられるように、DXによる変革の推進に、積極的に協力して参りたいと思います。

次に、市の取組として「電子申請システムにキャッシュレス決済機能を追加するなど、更なる行政手続きのオンライン化を推進」とありますが、電子申請やキャッシュレス化は、行政側だけではなく、我々にとりましてもメリットのあるシステムです。いつでも・どこからでも手続きができ、いちいち窓口に行かなくてもよくなります。体の衰えにより外出するのも大変な高齢者にとりましては、本当にありがたいシステムのはずです。しかしながら、電子化・デジタル化・キャッシュレス・ITという言葉を聞くだけで壁を感じる昭和世代のアナログで育った人たちがいること、パソコンやWi-Fi環境が悪い人達がいることを忘れてはなりません。また、使ってみなければ、その便利さが分かってもらえないのも事実です。利用促進のために、手数料の軽減や納税等の奨励金などのインセンティブを考えてはいかがでしょうか。
まずは、地域拠点である公民館やコミセンに環境を整備し、地域のリーダーである我々が率先し、行政とともに地域内に広げていきたいと思います。絶大なるご支援をお願いいたします。

最後に「ふるさと寄附金の増加を目指した取組を推進」についてですが、ご承知のように、ふるさと納税とは、地方で生まれ、その自治体から医療や教育など様々な住民サービスを受けて育ち、進学や就職を機に都会に出て働き、そこで納税している人が、自分を育ててくれた「ふるさと」に貢献したい、あるいはある自治体を応援したいとの意思から、その自治体に税の一部を納税する仕組みです。現実的には、納税先の自治体を選ぶ際に、「返礼品目当て」で選択されているケースが非常に多いと聞いています。ふるさと寄附金を増やすためには「返礼品」の充実が一番ですが、今のところ高槻市ではこれといった、全国的に有名な物産品や特別な商品なども頭に浮かびません。しかし、ネットで高槻市の返礼品を「ふるさとチョイス」で調べましたら472件もあり、黒毛和牛のサーロインステーキ、丸大食品のロースハム、本マグロや日本酒など私でも寄付したくなる返礼品が多くあります。ただ、高槻と言って思い浮かぶ物産品ではないため、千数百の自治体の中から高槻市にたどり着かないのではないでしょうか。高槻市に将棋会館が来年オープン予定ですし、将棋関連返礼品の充実をはかり、「将棋のまち高槻」を全国ブランドにし、大阪の高槻から、日本の高槻になることが、ふるさと寄附金増加につながるのではないでしょうか。是非とも「日本の高槻」となるようがんばりましょう!以上で総務広報部会の発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。

(発言者)コミュニティ市民会議副議長

それでは、市長から、提案をお聞きになっての意見等をよろしくお願いいたします。

(発言者)市長

どうもありがとうございました。おっしゃるとおりでありまして、DX関係については全国的に進めてて、高槻も割と全国的水準以上に頑張っているところですけれども、要援護者の安否確認とかですね、それだけじゃなくて、いろんな場面でスマホの活用というのは、本当に考えられるところだと思います。高槻はもうだいぶん前から、高齢者向けスマホの講習に力入れてやっていまして、結構受講される方がおられます。実はお気づきだと思いますが、スマートフォンは高齢者にとっては非常に楽な機械でして、前の携帯に比べると、操作しやすいというところで、垣根を取り払うところが要るのかなと思っています。
LINEの利用による回覧物の削減を一部やっておられる自治会もあるということは、聞いていまして、なかなかいい取組だなと思います。
ただちょっと気になるのは、回覧は大体郵便受けに入れるでしょうけれども、このLINEや回覧物のことだけじゃなくて、DXを進めると人と会えなくなると思っています。自治会の加入率が下がっていまして、人と人との希薄さっていうのが結構大きいようなところだと思います。回覧物もそうですし、会議とかでもそうですが、確かにZoomとか本当に便利で、我々も仕事で東京とかと会議のときに、わざわざ東京まで行かなくていいので非常に便利だと思います。ただやっぱり会って話すのは、全然違うなっていうのも、皆さん、それぞれ感じておられると思うんですが、会って話しするという機会もやっぱりつくっておかないと、何でもかんでも、ああいうZoomでというのは、希薄になってくるんじゃないかという心配もあるので、そこの加減みたいなのを考えていかないといけないなというのが感想です。

あと電子申請など、市の関係についてはこれもずっと進めていまして、例えば講演の申請とかですね、そういったことをやっておりますので、またご利用いただきますようよろしくお願いしたいと思います。

ふるさと寄附金の方も、おっしゃっているとおりで、実は高槻は頑張っていて、最初は余り伸びなかったんですけど、今年というか、去年ぐらいからものすごく伸びてきまして本当に最初の予算から上方修正するぐらい、結構、ふるさと納税をしていただいています。人気があるのは健康器具みたいで、市内の事業者さんが健康器具を作っておられて、それが結構人気があると聞いております。それといろいろね、加工食品もお菓子もそうですし、いろんなところで結構伸びてきています。
それと将棋の関係は、今、関西将棋会館の建設の寄附金を、高槻にふるさと納税していただくという形で集めているんです。そのときに将棋連盟の方から返礼品ということで出させていただいていまして、今度、関西将棋会館が出来た後はどうしていくかというのをまた考えていますので、こういったご意見のような感じでふるさと納税をしていくのかなぁとたしかに思っております。またよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

(発言者)コミュニティ市民会議副議長

市長どうもありがとうございました。まだまだお話をお伺いしたいところですが、時間の都合がありますので、これで市長との意見交換を終了したいと思います。本日はどうもありがとうございました。

(発言者)市長閉会あいさつ

どうもありがとうございました。
いろいろなご意見をいただきまして、私も本当に勉強になりますし、また皆さんからいただいたご意見につきましては、これを予算等にまた反映をさせていただきたいと思っています。
以前にも申し上げておりますが、このタウンミーティング、もうだいぶん回を重ねてきまして、皆さんからいただいたご意見について、実現可能なご意見については、今までも結構、実現させていただいているところでございますので、またいろいろなご意見をいただければと思います。また、今後いろんな地域のイベント等がございますし、その際、お招きいただければ、予定が許す限り必ず積極的に行かせていただくという方針は今も変わりませんので、ぜひまたお招きいただければと思います。お招きいただけない場合は押しかけていくこともできないので、ぜひお招きいただければ幸いですし、そのときに雑談でも何でもいろいろ話をさせていただくことで、本当に地域のこともわかりますし、参考になります。また遠慮なくいろいろとお話しいただければと思います。よろしくお願いします。いずれにしましても、このタウンミーティング、本当に有意義なものになりました。

皆さんのご協力に感謝申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。