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令和5年12月定例会閉会に当たってのあいさつ

ページID:113480 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

令和5年12月15日、高槻市議会定例会の閉会に当たって、濱田市長が本会議場で述べた内容です

閉会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。

本定例会は、先月29日の開会以来、本日に至るまで、17日間にわたり開催されてまいりました。

議員各位におかれましては、御提案申し上げました議案に対しまして、それぞれに適切な御決定をいただきました。
また、令和4年度各会計の決算等につきましても、それぞれ御認定をいただき、誠にありがとうございました。

今議会や、先の決算審査特別委員会におきまして、議員各位から頂戴いたしました御意見、御指摘等につきましては、今後、その対応に十分に留意をしながら、市政運営に取り組んでまいります。

さて、今年も残り少なくなりました。ここで、この1年の本市における出来事を振り返ってみたいと思います。

まず始めに、今年は市制施行80周年の記念すべき年として、本市の発展に尽力された先人に感謝するとともに、記念式典の開催を始め、周年に係る様々な事業を展開し、市民の皆さんと、この記念すべき年をお祝いいたしました。
また、本市のビッグプロジェクトとして整備を進めてきた高槻城公園芸術文化劇場南館が、3月18日に開館し、かつて府内の三大城下町として栄えた場所に、新たな文化芸術の発信拠点が誕生いたしました。

同劇場では、開館翌日に開催した「防災シンポジウム」を始め、将棋の「名人戦」の対局や「全国将棋サミット」の開催、NHK音楽番組の公開収録など、新劇場のオープニングを飾るにふさわしいイベントが数多く行われるとともに、「高槻ジャズストリート」、「高槻まつり」、「美術展覧会」、「文化祭」など、恒例の行事の会場としても利用され、多くのイベントや公演、市関連行事の実施を通じて、世代を超えた多くの人が集い、新たなにぎわいが創出されました。

今年5月には、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が5類に変更され、コロナ禍は一つの区切りを迎えました。そのコロナの影響もあり国内の経済状況が厳しさを増す中、物価高騰も加わり、市民の生活や経済活動に大きな影響が及んだ1年でした。
これまでも、市民生活や事業者を支援するための施策につきましては、その時々に市議会に適切な御決定をいただき、時機を逸することなく実施ができたものと考えておりますが、今議会において御議決いただきました支援施策につきましても、速やかに取組を進めてまいります。

次に、その他の主要な取組でございますが、
「都市機能の充実」の取組では、
3月に、高槻インターチェンジ周辺の成合南地区における土地区画整理事業のうち、公共施設等の工事が完了し、まちびらきが行われました。また、JR高槻駅北においては、バスロータリーの改良やエスカレーターの設置など、駅前広場の整備が完了し、本市の玄関口がより一層魅力的なものとなりました。

「安全・安心」の取組では、
1月に、コミュニティ市民会議との共催で、市民や防災関係機関と連携した「市全域大防災訓練」を実施し、3万人を超える参加がありました。
また、3月に実施した「防災シンポジウム」では、市民防災組織の代表者等で構成される「市民防災協議会」が発足し、防災活動の活性化や活動を担う人材育成など、同協議会と協働で災害に強いまちづくり・人づくりに取り組んできました。

「子育て・教育」の取組では、
昨年、他市に先駆けて開始した中学校給食費の完全無償化に続き、小学校給食費についても無償化を開始しました。
また、中学校でも全学年で35人学級編制を実施するとともに、小中学校の空調設備については、特別教室への今年度中の設置に向けた取組に加え、体育館への設置についても着実に進めるなど、教育環境の充実に取り組みました。

「健康・福祉」の取組では、
本市の初期救急医療を担う高槻島本夜間休日応急診療所の新施設が完成し、4月から供用が開始されました。
移転後の施設は、感染症患者の専用エリアが設けられたほか、駐車スペースが拡充されるとともに、インターネット上で待ち人数を確認できるなど、市民が便利で利用しやすい施設となり、府内トップクラスの救急医療体制が更に充実しました。

「にぎわいと活力のあるまち」の取組では、
昨年、国史跡に指定された芥川城跡については、ARアプリの活用や特別講座の開催等を通じてその魅力を発信するとともに、その他の本市が誇る様々な歴史遺産と合わせて、歴史シミュレーションゲームと「BOTTOたかつき」のコラボ企画を実施したほか、御城印や武将印の販売、しろあと歴史館の企画展などを通じて、「歴史のまち高槻」の魅力を全国に発信しました。

「将棋振興」の取組では、
1月に、本市でタイトル戦の一つである「王将戦」の対局が開催され、藤井聡太王将に羽生善治九段が挑戦する注目の対戦は、本市が全国から注目される絶好の機会となりました。
また、5月には、名人戦の対局が新たに開館した芸術文化劇場で開催されたほか、10月には、誘致の結果、将棋振興自治体が一堂に会する「全国将棋サミット」の開催が実現するとともに、多くの棋士・女流棋士が参加する「高槻将棋まつり」を開催しました。
そして、先月には、タレントのつるの剛士さんを起用したクラウドファンディングのPRを開始するなど、年間を通じて「将棋のまち高槻」としての本市の魅力を全国へ発信しました。
来年秋には、いよいよ「新関西将棋会館」のオープンが予定されており、期待に胸が膨らみます。

「市民生活が充実したまち」の取組では、
1月に、コミュニティ市民会議との共催により、市民憲章制定45周年と市制施行80周年を記念した式典を開催し、市民憲章に込められた「わがまち高槻」への思いを未来へ引き継いでいく決意を新たにしました。

「効果的な行財政運営」の取組では、
デジタル市役所の実現に向け、2月にはマイナポータルから転出・転入の予約を可能としたほか、電子申請システムにキャッシュレス機能を追加したことで、住民票等のオンライン申請を開始するなど、行政手続のオンライン化の対象を拡大しました。

以上、本市にとりまして、印象的な出来事を振り返ってまいりました。

私自身にとりましては、5月から第23代高槻市長として、4期目の市政の舵取りを担わせていただくこととなりました。
3期12年で積み重ねてきた実績をベースに、「大阪の高槻」から「日本の高槻」へと本市を更に飛躍させるべく、来年も施策の充実、市民福祉の向上に取り組んでまいります。

最後になりますが、議員の皆様方におかれましては、この1年、市政発展のため、大変お世話になり、誠にありがとうございました。
時節柄、健康には十分御留意いただき、引き続き、御活躍いただきますとともに、御家族ともども良き新年を迎えられますよう、御祈念申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。