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「健診」と「検診」の定期的な受診を!(健康福祉部長)

ページID:102595 更新日:2023年7月21日更新 印刷ページ表示
こんにちは。健康福祉部長の根尾です。

みなさん、健康寿命という言葉をご存じですか?
厚生労働省の定義では「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことで、わかりやすく言うと、介護などに頼らずに自立して健康に生活できている期間が「健康寿命」です。

では、高槻市の健康寿命は、大阪府内33市の中で何番目だと思いますか?
大阪府が発表している最新のデータ(令和2年)によると、
なんと女性は86.0歳で3年連続1位、男性は82.2歳で3位(令和元年は1位)でした。
理由については様々なことが考えられますが、その一つに、市民のみなさんの健康に対する高い意識と行動があると私は考えています。若い頃からの健康的な生活習慣の積み重ねは本当に大切です。

そこで今回は、若い人にもぜひ知ってほしい健康づくりの第一歩、「健診」と「検診」についてご紹介いたします。

「健診」「検診」どちらも大事

「健診」と「検診」は、読み方は一緒でも意味は違います。「健診」は健康かどうかを調べる検査で、「検診」は特定の病気があるかどうかを調べる検査です。つまり、健康診断は「健診」で、がん検診は「検診」となります。

健康に自信のある人も1年に1回は受診を

みなさんは定期的に健(検)診を受けていますか?
がんや脳卒中、心臓病、糖尿病などの生活習慣病は、初期の段階では特に症状がないまま進行します。そのため、病気の発見が遅れ、気づいたときには取り返しがつかない状態まで悪化してしまうこともあります。朝出かけるときには自覚症状がなかったのに、突然脳梗塞で倒れて救急搬送され、後遺症が残ってしまうケースもあります。
自覚症状のない生活習慣病を早期発見するには、健(検)診で体の状態をチェックする以外難しいと言われています。健康に自信のある人も、ぜひ1年に1回は健(検)診を受診してください。
検診の記録

かかりつけ医での受診がおすすめ

市の健(検)診は、医療機関で受診する「個別健(検)診」と市保健センターや公民館等で受診する「集団健(検)診」がありますが、かかりつけ医で受診していただくことをおすすめしています。

おすすめする理由としては、
1.普段の健康状態や治療中の疾患を把握している医師に身体の状態を見てもらうことで、ちょっとした数値の変化でも異変に気づいてもらうことができる
2.精密検査や治療が必要となった場合も、専門の医療機関を紹介してもらえるのでスムーズに受けることができる
などがあります。

さらに普段から気軽に相談できる「かかりつけ医」がいれば、何か気になることがあっても早めに相談ができ、病気の早期発見、早期治療につながります。
万一大きな病気が見つかった場合も、高槻市の医療体制は府内トップクラスであり、身近な医療機関が充実していて、身近な医療機関とそれを支援する大きな病院との連携もしっかりしているので、安心して継続的な医療を受けることができます。かかりつけ医がない方は、ぜひ健(検)診をきっかけにかかりつけ医をつくってください。
かかりつけ医
レントゲン

集団健(検)診も実施中

医療機関以外での受診を希望される場合は、集団健(検)診をご利用ください。
保健センターでは、昨年度、健(検)診スペースを増やしたり、トイレを洋式化する大規模なリニューアル工事を行い、より快適に健(検)診を受診できるようになりました。また、集団健(検)診では、国民健康保険加入者向けの特定健診(メタボ健診)とがん検診を同時に受診できたり、複数のがん検診をまとめて受診できるほか、骨の健康度測定などを受けることができます。
健診ホールの写真
血圧
仕事や家事、育児などに忙しかったり、目立った不調がなかったりすると、後回しにしてしまいがちですが、今後も市民のみなさんがますます元気に、生涯にわたってご活躍いただくためにも、今回ご紹介した「健診」と「検診」を定期的に受診し、ご自身の健康づくりに役立ててください。

保健センター

プロフィール

健康福祉部 根尾部長

根尾 俊昭

1965年(昭和40年)、大阪府生まれ。2020年(令和2年)4月から現職。趣味はドラマ・映画鑑賞。

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