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大阪青凌高校で模擬投票を実施しました

ページID:004683 更新日:2024年4月10日更新 印刷ページ表示

平成31年2月6日(水曜日)、大阪青凌高校で演説会と模擬投票が行われました。

同校では「シチズンシップ教育」という授業を設けており、今年は、高校2年生(約300人)を対象に「有権者になるということ=社会に対する当事者意識の養成」を目標に、自分たちが生活する社会が直面する問題について、自分たちで調べ、クラスでディスカッションを行ってきました。

生徒による演説会

模擬投票に先立ち生徒による演説会が開催されました。

架空の政党を3つ作り、政党の支援者として各党3から4人が党の政策を主張するという内容でした。

自分たちで調べた学習成果をパワーポイントにまとめる際も、「どのように資料を作ればより多くの人の票を得られるか」「自分たちの主張を裏付けるデータでより適切なものはないか」など、実際に前に立って演説する生徒を中心に議論を何回も重ねたようで、政党ごとに工夫を凝らした資料をもとに演説会が行われました。

生徒による演説会の画像1

中には、主張内容にさらに説得力を持たせるため、政府機関や自治体ホームページからグラフを引用して作成した資料もあり、自らが支援する政党の政策をいかに分かりやすく多くの人に伝えるかを念頭に入れた、とてもクオリティーの高い演説が続きました。

生徒による演説会の画像2

模擬投票

3つの架空政党のうち、演説を聞いて自分の考えに最も近い政策を主張した政策を選んで投票していただきました。

模擬投票の画像1

実際の投票用紙記載台や投票箱、模擬投票用紙に加え、実際の選挙で投票立会人を務めていただいている「高槻市明るい選挙推進協議会」の委員の方々にも投票管理者・投票立会人としてご参加いただき、できる限りホンモノ感を味わっていただける模擬投票にしようと工夫しました。

リアルに再現された投票所の雰囲気に、最初は少し緊張していた生徒もいましたが、落ち着いてしっかり自分の一票を投じてくれました。

これで、実際の選挙も戸惑うことなくスムーズに投票していただけること間違いナシですね。

また、自分たちの投票結果をいち早く知るため、模擬投票の翌日には生徒の皆さんで開票を行っていただきました。

模擬投票の画像2

主権者教育を終えて

授業の最後に行ったアンケートでは「シチズンシップ教育がなかったらここまで自分の意見を考えていなかったと思う」「自分と違った意見や考えを聞くことで、そういう見方もできるんだなと発見できた」、「投票所では、投票箱のそばに投票立会人がいて本格的だった」など、様々な気付きが書かれてありました。

シチズンシップ教育の目的である「生徒が自分で考え、自分の意見と近い候補者(政党)を選ぶ力」が少しでも養われたのであれば、うれしい限りです。

「政治がよく分からないから投票に行かない」「何も知識のない自分が選挙に行っても意味がない」「どうやって候補者や政党の政策を見たらいいか知らない」・・・まもなく18歳を迎え、初めての選挙を前にして不安を抱えている若い人が多いのは事実です。

今回のような主権者教育をきっかけに、こういった不安が少しでも解消できるよう、選挙管理委員会ではこれからも主権者教育等についてお手伝いできることを提案していきたいと考えています。