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市立中学校教諭に関する一部報道について

ページID:077464 更新日:2022年10月3日更新 印刷ページ表示

高槻市教育委員会 高槻市

9月30日11時50分、毎日放送によるテレビ報道において、高槻市立中学校教諭に関するインタビューが取り上げられましたが、事実と異なる内容がありました。

放送内容

同放送は、アナウンサーが、

  • 美術室へのエアコン設置を求めていた当該教諭が、要望活動を理由に懲戒処分を受けた
  • 大阪府は、エアコン設置の署名を呼び掛けるチラシを配布したことについて、「生徒に不安を与えた」などと判断
  • 処分は、9月30日付けで停職3か月
  • 当該教諭は、懲戒処分を不服として審査請求する方針

などと説明したうえで、当該教諭のインタビュー発言として

  • 熱中症の危険があって不安を与えているのは高槻市の方だと思う

などという内容を取り上げたものでした。

補足説明

上記放送内容は、市民・視聴者に誤認を与えるおそれのあるものであったことから、次のとおり補足します。

  • 大阪府教育委員会による処分理由は、次のようなものであり、要望活動は処分理由ではない
  1. 校長の許可なく、印刷機器や用紙を用いて大量の文書を印刷し生徒に配布した
  2. 同配布文書には、生徒に不安を与える不適切な内容が含まれていた
  3. 他の教員による同配布文書の回収など、学校運営に混乱を生じさせた
  4. 校長に対し、生徒の美術作品を投げつけた
  5. 授業中に不適切な表現で生徒に注意を行った
  • 同校での熱中症対策は、次のようなものであり、同教諭の主張は当たらない
  1. 窓の開放、扇風機・エアコンの使用、水分補給の推奨等により熱中症を予防する
  2. エアコンがない教室が高温になる場合は、エアコンがある教室を使用して授業を行う

なお、処分理由の5については、同生徒の人権を侵害する内容の発言であり、看過できるものではありませんでした。

参考

高槻市立小中学校のエアコン設置状況は次のとおりです。

令和4年9月1日時点の状況

普通教室=100パーセント、特別教室=64.5パーセントで、令和5年度中に特別教室の設置率も100パーセント(授業で使用していない教室を除く)となる予定です。なお、高槻市は、平成16年度に、大阪府内で最初に普通教室の設置率100パーセントを達成しています。

全国との比較

普通教室  100パーセント(全国平均95.7パーセント)
特別教室  64.5パーセント(全国平均61.4パーセント)