本文
令和7年12月4日 銘醸地富田地区で新酒造りが本格化

4日、銘酒の産地として知られている富田地区では酒造りが本格化していて、日本酒の醸造を行う職人らが、新酒造りに精を出しています。
富田地区は、池田、伊丹とならぶ「北摂三銘酒」の一つに数えられた酒の名産地で、酒造りに適した良質の米と地下水に恵まれるなど酒造りに必要な条件を備えていることから17世紀中ごろには銘酒「富田酒」として、その名は江戸の町まで知られていました。現在は清鶴酒造株式会社と壽酒造株式会社の2軒が、江戸時代から受け継がれる酒造りの伝統を守り続けています。
この日、清鶴酒造では、職人らがタンク内のもろみをかき混ぜる作業の櫂入れ(かいいれ)などを行っていました。今年の新酒の出来について杜氏の喜多正諭さんは、「今年も香りのいい、おいしいお酒ができました。気温が下がってきたので、お鍋と一緒に飲んでいただきたい」と話していました。
過去の街フォトは次のリンクから見ることができます

