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クビアカツヤカミキリ(特定外来生物)の被害拡大に警戒!
発見したら通報を!
特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」は、サクラ・ウメ・モモ・スモモ(バラ科)の樹木内部を食い荒らし、枯死させるおそれのある昆虫です。
近年、大阪府をはじめとして全国でその被害が急速に拡大しています。
本市においては、令和3年8月に初めてクビアカツヤカミキリが確認されて以降、市内北東部を中心に被害が拡大中です。
本市では、現在強力な防除対策に取り組んでいるところですが、それでも拡大傾向は続いており、今後、身近なサクラ等はもちろん、摂津峡公園や桜堤公園などのサクラの名所へも被害が及ぶおそれがあります。他の自治体では、防除対策が追いつかなかった地域のサクラが大きな被害を受け、桜並木が消失した事例も見られます。
本市では、引き続き、被害木の「早期発見」と被害木の伐採による、強力な防除対策に取り組んでいます。
クビアカツヤカミキリの成虫や被害木を確認した時は、すぐに農林緑政課までお知らせください。
なお、成虫を発見した場合は、必ずその場で踏みつぶして駆除してください。
被害により桜並木が伐採された様子(他市の事例)
クビアカツヤカミキリについて
- 名称:クビアカツヤカミキリ
- 分類:コウチュウ目・カミキリムシ科
- 体長:2センチメートルから4センチメートル(成虫)
- 特徴:からだ全体が黒く光沢がある。頭部の下(前胸の一部)が赤く、突起がある。成虫はジャコウのような匂いを放つ。
- 被害樹種:サクラ、モモ、ウメなど主にバラ科の樹木
※平成30年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」による特定外来生物に指定され、飼養、保管、運搬、輸入、野外への放出等が原則禁止されています。
写真提供 (地独)大阪府立環境農林水産総合研究所
クビアカツヤカミキリによる被害の特徴について
クビアカツヤカミキリによる被害は、生きている樹木の幹や根から幼虫が排出するフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)の特徴から、判断することができます。
サクラなどの樹木に、写真のような大量のフラスやうどん状に固まったフラスなどがあった場合、クビアカツヤカミキリによる被害が発生している可能性があります。
写真提供 (地独)大阪府立環境農林水産総合研究所
クビアカツヤカミキリによる被害などを見つけたら
成虫を見つけた場合
必ずその場で、踏みつぶすなどして駆除し、周辺の樹木が被害にあっていないか確認してください。また、農林緑政課までお知らせください。
※成虫を生きたまま持ち運ぶことは、外来生物法により禁止されていますので、ご注意ください。
街中で樹木の被害を見かけた場合
街路樹や公園内の樹木にフラス等の被害を確認したときは、すぐに農林緑政課までお知らせください。職員が現地確認にうかがいます。
自宅や管理地で樹木の被害を見かけた場合
自宅や管理地で樹木の被害を見かけた場合は、すぐに農林緑政課までお知らせください。職員が現地確認にうかがいます。クビアカツヤカミキリによる被害と確定した場合は、被害拡大防止のための対策が必要になります。
被害対策(樹幹へのネットの巻き付けや薬剤の使用など)の詳細は、大阪府ホームページ<外部リンク>をご確認ください。
リンク先には「クビアカツヤカミキリ被害対策の手引書」も公開されています。
※成虫が見つかった場所の近くの樹木では、翌年以降にフラスが排出される可能性がありますので、十分にご注意ください。