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老朽化対策

ページID:040940 更新日:2023年4月1日更新 印刷ページ表示

進む下水道の老朽化

昨今、公共インフラの老朽化が全国的に深刻な問題となっており、1960年から70年代の高度成長期に建設された道路や橋、上下水道が、一斉に更新時期を迎えています。特に下水道の老朽化は、道路陥没事故に繋がるリスクが高く、下水道の老朽化が原因とされている陥没事故が全国で年間約3,000件発生しています。

1960年代より進めてきた本市の下水道管の延長は約1,240キロメートルにのぼり、この内、下水道管の寿命とされている50年を超えるものが、全体の約2パーセントほど(2017年時点)です。しかし、20年後には約30パーセントを占めることになり、老朽化が一気に進むことが予想されるため、計画的に点検・調査を行い、改築・更新を進めることが重要です。

そこで、本市では平成29年度に「高槻市下水道ストックマネジメント計画」を策定し、平成30年度から、市内全域で下水道の点検・調査を行い、計画的な改築工事を行っております。

ストックマネジメント計画実施の流れの解説図

下水道管やマンホールの点検

市内すべてのマンホール蓋を開け、マンホール蓋及び内部の点検を行います。また、マンホールから目視・カメラにて下水道管の水の流れに異常がないことを確認します。

巡視点検状況の写真
点検の様子(道路上)

マンホール蓋の表面の写真
マンホール表面の様子

マンホール蓋の裏面の写真
マンホール裏面の様子(錆がかなり進んだ状態)

詳細カメラ調査

巡視・点検で不具合の恐れがある下水道管の内部を調査します。
調査は、バキューム車・高圧ジェット車で下水道管の中を清掃した後、カメラ搭載車で自走式カメラの映像を見ながら異常の原因を調べます。

下水道管内部の清掃作業の写真
下水管内部の清掃作業

自走式カメラを操作している写真
自走式カメラ操縦の様子

自走式カメラが撮影した管の中の木の根の写真
自走式カメラの映像より、管内部に侵入した木の根を発見

下水道管の改築工事

点検・調査結果より、下水道管及びマンホールの不具合箇所を特定し、下水道管を入れ替えたり、内面をコーティングすることで、下水道管をリフレッシュさせます。

改築工事の写真
掘削状況