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安威川ダム
安威川ダムの概要
安威川ダムは、大阪府茨木市北部の淀川水系安威川に建設された治水ダムです。
高槻市でも大きな被害があった昭和42年7月の北摂豪雨災害を契機に、大阪府において計画立案され、令和5年9月1日に供用されました。
大阪府ホームページ(安威川ダム)<外部リンク>
大阪府安威川ダム建設事務所公式インスタグラム<外部リンク>
ダムの諸元
型式:中央コア型ロックフィルダム
堤体:高さ76.5メートル 堤頂長337.5メートル
総貯水量:1,800万立方メートル
湛水面積:81ヘクタール(洪水時)、34ヘクタール(平常時)
令和5年5月の安威川ダムの様子
ダムの治水効果
安威川において、100年に1度の大雨(時間雨量80ミリ程度)まで洪水被害を防ぐことができます。
洪水氾濫防止区域は、26.0平方キロメートル(茨木市、高槻市、摂津市、吹田市、大阪市)になり、高槻市では市南西部で洪水氾濫が防止されます。
ダムからの放流
自然調節方式
安威川ダムの洪水調節は人による操作は行わず、貯水位に応じて洪水吐きから自然に流れていく「自然調節方式」が採用されています。
フラッシュ放流
ダムは大きな出水を減らしますが、同時に日頃生じる小さな出水も減らしてしまうため、下流河川の環境が変わる懸念があります。このため、年に数回、人工的に小規模出水を起こし、自然環境への影響を可能な限り緩和します。
大阪府ホームページ(フラッシュ放流のお知らせ)<外部リンク>
ダムからの放送(注意喚起)
下記の場合、安威川ダムから茨木川合流点までの堤防9か所にて放送やサイレンにより警報装置が吹鳴しますので、川には近づかないようにしてください。
1.貯水池の水の流出により、安威川の水位が急上昇するおそれがあるとき
2.非常用洪水吐きから貯水池の水が流出(緊急放流)するおそれがあるとき
3.フラッシュ放流を行うとき
4.訓練を行うとき