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グリーストラップの清掃についてお願い

ページID:004063 更新日:2022年3月22日更新 印刷ページ表示

グリーストラップを設置している事業所のみなさまへ

飲食店などで、油脂を多く使用し、排水するお店(焼肉店、ラーメン店、中華料理店など)は、排水が下水道法に定める水質の基準を守れるように「グリーストラップ」(油水分離槽)を設置しなければなりません。

1 グリーストラップとは

 厨房などから出る油分を多く含んだ排水の油分を分離して取り除くための装置です。
 排水を自動的にきれいにする装置ではありません。

2 構造説明

1槽目

 食品などのごみを金網のバスケットで受けます。
 バスケットから抜ける細かいごみは、グリーストラップの下に沈殿させます。

2槽目

 水より軽い細かいごみと油脂を浮かせ、油脂が3槽目に行かないように上部に溜めます。
 再度細かいごみを沈殿させます。

3槽目

 パイプ状のトラップを使い、下から水を流すことで、更に油脂を分離します。

グリストラップの仕組み

3 グリーストラップの管理(清掃・洗浄)の方法について

グリーストラップは毎日の清掃とメンテナンスが命です。定期的な清掃と洗浄をおこなってください。(※清掃頻度は目安です。)

1.清掃について

ア.食品などのごみ ※毎日の清掃が必要。
清掃方法 :金網のバスケットで食品ごみ(割り箸、ストロー、スプーンなどが入り込む時もあります。)を受けて、取り除く。または専用のネットを金網にかぶせ、食品ごみをネットごとすくい上げる。

イ.油膜 ※毎日清掃。少ない場合でも週に1回の清掃が必要。
油脂には、細かいごみが付着しており、動物脂の場合には冷えると固まります。3槽目のトラップ管内も忘れずに掃除してください(2、3ヶ月に1回程度)。
清掃方法 :ひしゃく等ですくう。または、グリース用シート(ポリプロピレン製など)を使用して油脂を吸着させる。

ウ.沈殿物 ※月に1回以上、沈殿物が溜まっていないかどうか確認し、溜まっている場合には清掃が必要。
沈殿物は細かいごみや油脂などでヘドロ状になっています。
清掃方法 :ひしゃく等ですくう。

グリーストラップの清掃

2.清掃についての注意点

ア.グリーストラップ内の仕切り板は壊したり、取り除いたりしないようにしてください。
イ.食品などのごみは一般廃棄物、油膜と沈殿物は産業廃棄物として処理しなければなりません。廃棄物の収集運搬業許可業者に依頼し、処理してください。

3. 洗浄について

こまめに清掃をした場合でも、汚れや油脂がこびりつきます。そのため、2・3ヶ月に1回、グリーストラップの洗浄が必要です。洗浄はごみを取り除いた後、汚れた水をくみ取り、専用の洗剤でグリーストラップの汚れを落とします。洗浄作業をおこなう会社もありますので、依頼する事も可能です。

4 排水の水質基準

店舗から下水道へ排水する際の水質基準のうち、油脂に関するものは次のとおりです。
動植物油脂類含有量:1リットルにつき30ミリグラム(=0.03グラム)以下

通常、ラーメンの残り汁には多くの脂質が含まれるため、回収することが望ましいのですが、排水する場合は最低でも90パーセント以上の脂質を取り除く必要があります。

5 その他

グリーストラップを正しく管理、清掃している場合でも、排水量が急激に増えたときなど、油脂が流れるときがあります。調理で出る油脂が下水道に流れないように、普段から注意してください。放置すると腐敗や悪臭の原因となり、細菌が繁殖し、ネズミや害虫が発生します。
 (1) 食用油は流しに捨てず、廃棄物処理業者に処理を依頼してください。
 (2) 食品のごみはそのまま流しに捨てず、必ず目の細かい網で取るようにしてください。

6 排水設備の修理について

日常の簡単なメンテナンスを除く排水設備の修理は、市で指定した高槻市排水設備等指定工事店以外に依頼することはできませんのでご注意ください。

指定工事店制度のご案内