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令和7年度 第1回「保育士のためのセミナー」を開催しました
高槻市 保育士・保育所支援センター主催による「保育士のためのセミナー」を令和7年5月24日(土曜日)に開催しました。
「わらべうた」
令和7年度第1回保育士のためのセミナー「わらべうた」を5月24日(土曜日)13時30分から15時に子ども未来館で開催しました。講師に、NPO法人神戸コダーイ芸術教育研究所の横山優子先生をお迎えしました。
横山先生の優しい歌声で乳児向きの「わらべうた」が始まりました。
「てってのねずみ はしかい(すばしっこいイメージという意味) ねずみ むぎくって わら食って 米食って こちょこちょ」
歌うように語り掛けること、ゆっくり高めの声で、繰り返しのリズムや響きが子どもにとって心地よくなること、目の前の人(大人)が、ひとりの子どもに「こちょこちょ」と、こそばしてあやしてあげる(くすぐるタイミングは、子どもと合わせる)。その心地良さが安心に繋がることを実体験しました。
「こっちのたんぽ たんぽやー」
目の前の人の声を聞いて、心待ちにすること、まねっこして順番も覚えていくことで、やがて子どもたちでも歌うようになる。その子どもの発達に寄り添って遊ぶ、その子どもができること、その子どもが楽しめることを尊重しながらしていくことで、豊かになっていくことを学びました。
「うえから したから おおかぜ こいー」「おつむ てんてんやー」などは、肩より上に手をあげることで発達、健康につながることや、遊びながら心も豊かに。
「てるてるぼうずー」などは、役交代の遊びや2人1組での遊び、または、わらべうたを輪唱したり、お手玉をお隣の人に渡していくなど、幼児向きの遊びのパターンもいろいろと教えて貰えました。
最後に、参加者からの質問にも答えていただき、参加者の一人ひとりが明日からの保育で実践していこうという思いが伝わってきました。
参加者の声(一部抜粋)
・歌いながら、優しい気持ちになれました。こちらが、優しい気持ちになれると、聞いている子どもも優しい気持ちになれるはずですね。乳児期からの関わりは、とても大切だなと思いました。「わらべうた」やスキンシップで、穏やかに育っている子は、必ず優しい子どもになる気がします。
・「わらべうた」は、歌う相手の子どもを尊重し、慈しむことに繋がるということが印象に残りました。1対1で子どもに向き合う時間を大切にしたいと思います。
・初めて知る「わらべうた」が多く、学びが多かったです。それぞれに、子どもと触れ合い方を一緒に学ぶことができて、すぐに次の仕事の日から、子どもに歌って触れ合いたくなりました。
・雨の中、急いできたのですが、横山先生の歌声を聞いて気持ちが落ち着き穏やかになりました。この気持ちを子どもたちにも、プレゼントができるよう日々の保育に役立てたいと思います。
・久々に「わらべうた」の研修に参加し、わらべうたのよさを改めて感じました。また、子どもたちとたくさん楽しみたいと思いました。
・身体を使って学べたので、楽しく受講できました。保育の中で、ひとつでも多く活かせていけたらと思います。