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令和7年度中学生ピロリ菌対策事業<中学2年生対象>
中学2年生は検査・除菌が無料(大阪府内では高槻市のみ)
胃がんは日本人に多く発症するがんですが、WHO(世界保健機関)は胃がんの原因のほとんどがピロリ菌によるものだと発表しました。
ピロリ菌を除菌することで胃がんの発症を大幅に減らすことができるといわれています。
また、日本でピロリ菌に感染している人は少なくとも3000万人以上といわれていますが、下記のグラフで示すように年齢が高くなる人ほど感染している割合が高いとわかっています。
市は、平成26年度から胃がん対策充実のため、中学2年生を対象にピロリ菌の抗体検査と除菌を無料で行っています。除菌まで無料で行っているのは、大阪府内で高槻市のみです。
ピロリ菌はほとんどが5歳以下の乳幼児期に家族などから感染し、長い時間をかけて徐々に胃を荒らし、胃炎や胃がんを引き起こすため、感染している場合、なるべく若い時期に除菌をすることで胃がんなどの病気を予防する効果があると考えられています。
令和5年度に高槻市の中学生ピロリ菌検査を受けた中学2年生は1,817人でその内22人の方が感染していましたが、市の制度を利用して除菌をした人のほとんどが、除菌に成功しています。
高槻市では令和7年度も中学2年生に無料でピロリ菌の抗体検査と除菌を行います。
受診方法
市立中学2年生の受診方法
市立中学2年生は6月中に学校から案内があります。
手順1.各学校で配布される説明書の内容を確認する。
手順2.検査申込書を記入し、検査容器に尿を入れる。
手順3.各学校の指定日時に検査申込書と検査容器を各学校に提出する。
手順4.結果が7月中に健康づくり推進課から自宅に直接郵送されるので確認する。
※事情があって、各学校の指定日時に提出できなかった場合、6月19日(木曜日)までに簡易電子申込、あるいは、7月2日(水曜日)までに電話(072‐674-8800)等で健康づくり推進課にご連絡ください。下記、私立中学校などの2年生に準じた対応をさせていただきます。
市内在住の私立中学校などの2年生の受診方法
検査希望者は6月19日(木曜日)までに電話(072‐674-8800)、または簡易電子申込で健康づくり推進課に受診者氏名・保護者氏名・生年月日・住所・電話番号を伝え、申し込みしてください。
手順1.上記期限までに申し込みのあった方に健康づくり推進課から説明書と検査申込書、検査容器が、提出日の約5日前までに郵送されるので確認する。
手順2.検査申込書を記入し、検査容器に尿を入れる。
手順3.回収日の7月3日(木曜日)に検査申込書と尿を下記の提出場所に持参し提出する。
提出場所:健康づくり推進課(城東町5-1)保健センター1階
受付時間:午前8時から午後7時まで
手順4.結果が7月中に健康づくり推進課から郵送されるので確認する。
※事情があって、7月3日(木曜日)に提出できない場合、7月2日(水曜日)までに電話等で健康づくり推進課にご相談ください。
簡易電子申込サービス(汎用予約システム)
中学生ピロリ菌検査簡易電子申込<外部リンク>
ピロリ菌検査ってどんなもの?
Q.中学生で検査をするのはなぜ?
A.将来の子どもへの感染も防げる
将来の胃がんや胃炎を予防でき、さらに将来の自分の子どもへの感染が予防できるためです。ピロリ菌がいた場合は、胃の健康のため、早めに除菌しましょう。
Q.どんな検査をするの?
A.市が実施するのは尿検査
中学2年生対象の検査の流れは次のとおりです。
1.配布する検査容器で尿を提出
2.尿中のピロリ菌抗体が陽性であれば、指定医療機関での2次検査(感染確定検査)の受診が無料で受けられます。2次検査では、尿素呼気検査等を実施します。
3. 2次検査の結果が陽性であれば、除菌及び除菌後確認検査が無料で受けられます。
Q.友達がピロリ菌に感染しています。一緒に遊んだら感染しますか?
A.通常の日常生活では人から人へ感染しません。感染していることがわかっても気にせず普通に生活してください。感染経路は諸説がありますが、日本では主な原因は、乳幼児期における家族等からの経口感染であると考えられており、子どもをもつ前に除菌すれば、次世代への感染を防ぐことができると言われています。
Q.除菌はどのように行うの?
A.通常は抗生物質と胃酸を抑える薬を朝夕2回、7日間服用するだけです。