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がん予防にも!食事の見直しから生活習慣病を予防!
がんは日本人の死因第1位
日本人の死因第1位は悪性新生物(がん)です。
平成27年のがんによる死亡率は28.7%。がん死亡率は年々増加しています。
意外と思われるかもしれませんが、がんは生活習慣病のひとつです。
生活習慣病は、おもに不健全な生活の積み重ねが原因となって引き起こされます。
がんの部位にもよりますが、生活習慣を見直すことはがん予防につながります。
がんを防ぐためにも食事の見直しは大切
公益財団法人がん研究振興財団の「がんを防ぐための新12か条」では、次のように示されています。
<がんを防ぐための新12か条>
1条 たばこは吸わない
2条 他人のたばこの煙をできるだけ避ける
3条 お酒はほどほどに
4条 バランスのとれた食生活を
5条 塩辛い食品は控えめに
6条 野菜や果物は不足にならないように
7条 適度に運動
8条 適切な体重維持
9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療
10条 定期的ながん検診を
11条 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
12条 正しいがん情報でがんを知ることから
この12か条のうち、4条から6条については食生活に関する項目であり、がんの予防のためにも食生活を見直すことは重要です。
特に日本人に多い「胃がん」や「大腸がん」は、食生活と大きく関わりがあるといわれています。
お弁当箱でわかる“バランスのよい食事”の黄金比
では、バランスのとれた食生活とは、どのような食事をいうのでしょうか。
“バランスのよい食事”とひとことで言っても、内容や量が具体的ではないため、はっきりイメージしにくいものです。
そこで、食品グループごとのおおまかな目安をお弁当箱を使って示すと、主食と主菜と副菜の割合は・・・
主食・・・ごはん、パン、麺類など
主菜・・・肉、魚、卵、大豆製品など
副菜・・・野菜、きのこ、海藻など
主食:主菜:副菜=3:1:2
お弁当箱の半分を主食が占め、残り半分のうちの3分の1を主菜、3分の2を副菜が占めるのが、バランスのよい食事です。主菜よりも副菜のほうが多い、ということがポイントです。
また、お弁当箱の容量は、おおよそのエネルギー(カロリー)と同じくらいといわれています。(例:600ミリリットルのお弁当箱に、上のような割合で隙間なくおかずをつめた場合は約600キロカロリーのエネルギー量になる)
このように、日々のお食事を作るとき、食べるときに、お弁当箱を想像しながらご自身の食事バランスを見直してみてくださいね。
もちろん、食事の味付けは適塩で!(詳しくは「はにたん適塩プロジェクト」のページをご覧ください)
一番大切なのは定期的なチェック!
さらに、がんの予防には、定期的ながん検診の受診が大切です。
健康づくり推進課では、無料のがん検診を実施していますので、検診を受けたことがないという方もこの機会にぜひ一度ご受診ください。