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結核とは

ページID:002932 更新日:2024年7月22日更新 印刷ページ表示

毎年9月24日から30日は結核予防週間です

結核は過去の病気ではありません。今でも全国で年間約1万人の新しい患者が発生し、大阪府は全国で最も罹患率が高くなっています。
市内でも、年間約30人が結核と診断されています。
結核患者の多くを高齢者が占めていますが、20歳代以下の若年者も発病しており、他人ごとではありません。

結核とは

結核とは、「結核菌」という細菌による感染症です。
患者の咳やくしゃみで空気中に飛び散った結核菌を吸い込むことによって感染し、数か月から数十年におよぶ潜伏期間を経て発病します。
しかし、感染しただけでは人にうつすことはありません。免疫力で結核菌を抑えることができていれば結核を発病することはなく、発病する確率は約10%です。
結核患者に高齢者が多いのは、若いときに感染し免疫力で結核菌の活動を抑えていたのが、加齢とともに免疫力が低下し発病にいたるからです。

現在では治療の研究が進み、結核は治る病気となりました。
通院での治療も可能で、通常6か月から9か月、規則的に服薬することでほとんどの人は治ります。

症状

結核の初期症状は、風邪とよく似ています。
​しかし、必ずしも症状が出現するわけではなく、特に高齢者は症状がはっきりしないことがあります。
​以下のような症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。

  • 咳、痰、倦怠感、微熱が2週間以上続く
  • 急に体重が減った

結核の予防・早期発見のために

健康的な生活が免疫力を高め、結核の予防につながります。
以下のことを心がけるようにしましょう。

  • 適度な運動
  • 十分な睡眠
  • バランスの良い食事
  • タバコを吸わない
  • 定期的な健診

結核は早期発見・早期治療によって他者への感染を防ぐことができる病気です。
なお、65歳以上の方は年に一度結核の健康診断を受けることが感染症法により義務付けられています。
健康状態の把握のためにも、年に一度は胸部レントゲンを含む健康診断を受けましょう。
胸部レントゲン検査は市の肺がん検診で受けることができます。

また、免疫力の弱い赤ちゃんは、結核に感染すると重症になりやすく、予防にはBCG接種が有効です。
予防接種担当課からの案内に従い、生後3か月から1歳に至るまでの間に接種してください。

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この機会に結核を知り、正しく予防しましょう!