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レッドリボンってなあに?
レッドリボン(赤いリボン)は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生をまっとうできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。このレッドリボンがエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わり頃でした。このころ、演劇や音楽などで活動するアーティスト達にもエイズが広がり、エイズに倒れて死んでいくアーティスト達が増えていきました。
そうした仲間達に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すためにレッドリボンをシンボルとした運動が始まりました。この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。
レッドリボンは、あなたがエイズに対して偏見を持っていない、エイズと共に生きる人々を差別しないというメッセージなのです。エイズは決して特別な病気ではありません。現在、差別や偏見を受けている感染者・患者は、病気と闘っているだけではなく、心の孤独に大変苦しんでいます。そんな人達が街中でレッドリボンを目にした時、とても大きな勇気を得ることができるのです。
あなたもレッドリボンを胸につけて、エイズに対する差別や偏見をなくすように、みなさん一人ひとりが考えていきましょう。そして、感染した人、していない人みんなが安心して生活できる社会を作っていきましょう。
レッドリボンの作り方
- 長さや、幅、切り口の角度や向きはあなたの自由です(洋服につける場合は、幅13ミリメートル、長さ100ミリメートルくらい)
- リボンをクロスさせる
- 安全ピンでとめて出来上がり!
リボンをクロスさせる
安全ピンでとめる