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劇症型溶血性レンサ球菌感染症

ページID:128875 更新日:2024年6月27日更新 印刷ページ表示

発生状況

大阪府内において、劇症型溶血性レンサ球菌感染症が例年を上回るペースで発生しています。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは

溶血性レンサ球菌(いわゆる溶連菌)には、多くの種類があり、一般的には急性咽頭炎(のどの風邪)などを引き起こす細菌として知られていますが、まれに引き起こされることがある重篤な病状として劇症型溶血性レンサ球菌感染症があります。この感染症は、突発的に発症し、敗血症などの重篤な症状を引き起こし急速に多臓器不全が進行することがある重症感染症です。

感染経路について

飛沫感染、接触感染、創部感染により伝播する感染症です。

症状について

初期症状は、四肢の疼痛、腫脹、発熱、血圧低下などが見られます。
発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的で、発病後数十時間以内には筋肉周辺組織の壊死を起こしたり、血圧低下や多臓器不全からショック状態に陥り、死に至ることも少なくありません。死亡率は約30%と言われています。
四肢の疼痛、腫脹、発熱などの感染の兆候が見られる場合は、速やかに医療機関を受診してください。

予防について

手指衛生、咳エチケットが重要です。手足等の傷口から感染する場合もあるため、傷を清潔に保つことが大切です。

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