本文
コンタクトレンズを適切に使用しましょう
公益社団法人日本眼科医会は、平成12年から小学校・中学校・高等学校を対象に、コンタクトレンズの使用状況や病院・眼科診療所の受診状況などの調査を行っています。その調査結果において、コンタクトレンズを使用し始める年齢の低年齢化、おしゃれ目的でカラーコンタクトレンズを使用する子どもたちの増加、病院・眼科診療所の受診をしない子どもたちの増加などが報告されています。
コンタクトレンズを使ってみたい児童・生徒のみなさんへ
自分の目に合ったレンズを選んで、正しく使用すれば便利で安心なものですが、間違った使い方をすると目のトラブルに繋がる可能性があるので注意しましょう。
コンタクトレンズを使ってみたいなと思ったら、必ず保護者に相談して、一緒に眼科に行くようにして下さい。
お子さんにコンタクトレンズの使用をお考えの保護者のみなさんへ
お子さんの目に合ったコンタクトレンズを選んで、正しく使うために必ず眼科医に相談するようにして下さい。
コンタクトレンズの適切な使用方法や目のトラブルになるリスク、定期的に医療機関で目の状態を検査してもらうことの重要性などを十分に理解した上で、お子さんにコンタクトレンズを使用させるようにしましょう。
コンタクトレンズの適正使用に関する小・中学生向けの資料について、大阪府のホームページにも掲載されています。
コンタクトレンズの適正使用に関する小・中学生への教育について(大阪府)<外部リンク>
あなたのコンタクトレンズは大丈夫?「便利だけど間違うと怖いコンタクトレンズの話」(大阪府)<外部リンク>
カラーコンタクトレンズの取り扱いも注意しましょう
視力補正を目的としないおしゃれ用カラーコンタクトレンズは、ファッション商品として流通していますが、点状表層角膜症、角膜びらん、角膜潰瘍を起こした例があったことが知られています。
2009年11月からは、視力補正用コンタクトレンズと同様、医療機器として医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(旧薬事法)の規制の対象となり、安全性および品質の担保、適切な情報の提供が行われることとされています。
おしゃれ用カラーコンタクトレンズも、通常の視力補正用コンタクトレンズと同じようにレンズのケアや使用方法の誤りなどで目のトラブルを起こしやすいので、眼科医の検査を受けて使用しましょう。
カラーコンタクトレンズ適正使用7ヶ条
- 購入前は、眼科へ行こう。
- 添付文書をよく読んで正しく使おう。
- 装用期間を守ろう。
- 異常があったら、すぐに眼科へ行こう。
- 友達との貸し借りはやめよう。
- ケア用品を使ってケアしよう。
- 定期検査は必ず受けよう。
カラーコンタクトレンズの適正使用について、下記のサイトに掲載されています。
医療機器相談窓口(PMDA)
PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)では、家庭で使用する医療機器(コンタクトレンズ、マッサージ機、補聴器など)に関する相談に専任の相談員が答えています。
- 家庭用の医療機器の使用目的や効果
- 家庭用の医療機器を安全に使用するための注意事項
- 家庭用の医療機器に関する心配ごと
なお、販売方法のトラブルや相談者と企業との紛争等に関する相談は受けていません。
電話番号 03-3506-9425
月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く) 午前9時から午後5時
医療機器相談窓口(PMDA)<外部リンク>