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パッカー車(ごみ収集車)の火災事故が多発
「不燃ごみ」の日に燃えるパッカー車!
主な原因
パッカー車(ごみ収集車)の火災事故の主な原因は、中身が残ったままのスプレー缶やカセットボンベ、ライターなどによるものですが、最近はこれらに加え、特に充電式小型家電や携帯電話に使用されているリチウムイオン電池等によるものが増加しています。
火災事故の事例
写真の火災事故は、不燃ごみに混入していたスプレー缶(中身が残っていた)がパッカー車の中で爆発を起こし、他のごみに飛び火したことが原因となり発生しました。
火はパッカー車に搭載している消火器ですぐに消し止めることができましたが、爆発の瞬間、収集作業を担当していた職員1名が顔面等に火傷を負いました。
幸い、命に別状はありませんでしたが、場合によっては大惨事につながりかねない非常に危険な事故となりました。
令和2年3月26日発生
現場検証の様子
原因となったエアゾール缶
安全・安心のごみ収集のため、市民の皆さんのご協力を!
何気なく出されたごみが火災事故を引き起こし、ごみ集積場所付近の住居などや、市民・収集担当者が危険にさらされます。
また、収集時間が大幅に遅れるだけではなく、収集車を修繕するために多額の費用が必要となります。
ごみは正しい分け方・出し方でお出しください。
皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
過去の火災事故の様子と原因
スプレー缶などの出し方は?
- カセットボンベやスプレー缶などは中身を使いきった後、ガス抜きキャップがついている場合は、ガス抜きキャップを使用して完全にガスを抜いて出してください。
- ガス抜きキャップがついていない場合は、缶に記載されているお客様窓口などにお問い合わせいただくか、一般社団法人日本エアゾール協会のホームページをご覧ください。
一般社団法人日本エアゾール協会のホームページ<外部リンク> - ガスを抜いたカセットボンベやスプレー缶などは「リサイクルごみ」に出してください。
ライターの出し方は?
- 周囲に火の気がないことを確認し、操作レバーを押し下げ(着火した場合はすぐに吹き消す)、輪ゴムや粘着力の強いテープで、そのまま固定します。
- 「シュー」という音が聞こえれば、ガスが抜けています。
(聞こえない場合は炎調整レバーをプラス方向にいっぱいに動かす) - その状態のまま、風通しがよく、付近に火の気がない屋外に半日から1日放置します。
- 確認のために着火操作を行い、火が着かなければ、ガス抜きが完了です。
- 「不燃ごみ」の収集日に出してください。
リチウムイオン電池等の処分について
リチウムイオン電池等は販売店またはリサイクル協力店にお問い合わせください。
※リサイクル協力店は一般社団法人JBRCのホームページをご覧ください。
一般社団法人JBRCのホームページ<外部リンク>
積み込み時にバッテリーから出火し、焦げた充電式掃除機