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【事務系・技術系】 若手職員による座談会(令和5年度採用)
4月を迎え、高槻市役所に入庁してから1年が経った若手職員に集まってもらい、現在の仕事内容や高槻市を志望した理由などをざっくばらんに話してもらいました。
現在の仕事内容を教えてください
北村 私は、資産税課の家屋チームで、固定資産税評価業務を行っています。具体的には、同じチームの職員と新築家屋に伺い、外観や各部屋の仕上げ・設備を確認し、評価基準に照らし合わせて固定資産税額を決定します。入庁した昨年度には、3年に1度の「固定資産税の評価替え」という大きな仕事にも携わりましたが、評価方法の見直し・システム変更など、分からないことだらけの中、先輩方が基本的なことから細かい作業内容まで優しく丁寧に教えてくれたので、乗り越えることができました。
重松 忙しい時期に先輩へ質問しづらいなぁと感じることはありませんでしたか?
北村 周りの先輩方は新人の私のことを気にかけてくれており、日頃から雑談も含め話しやすい雰囲気を作ってくれていると感じます。どの先輩も質問すると手を止めて教えてくださるので、「みんなで新人を育てよう」という職場の空気感を感じ、安心して質問することができました。
重松 自分で考えるということも必要ですが、一人で抱え込まず、周りの人に頼るということも大切ですよね。
私は、人事企画室の人事・給与チームに所属していて、昨年度は主に休暇に関する業務を担当し、職員から申請される休暇の受付処理を行っていました。職員が取得できる休暇には様々な種類があり、それぞれ取得要件や申請手続きが異なります。条例や規則を読み込んで知識を習得するだけでなく、職員からの問合せへの対応や実際に申請を処理していく中で、制度の理解を深めていきました。指導担当の先輩には、実務的なことを教えてもらっただけでなく、業務の進め方についても相談に乗っていただき、自分の課題と向き合いながら少しずつ成長することができたと感じています。
竹下 私の勝手なイメージですが、人事って職員の異動や職員研修プログラムなど常に新たな取り組みなどを考えるような仕事をしているのかと思うのですが、実際はどうですか?
重松 どちらかというと事務作業が多く、コツコツ正確に処理を行うことが求められる部署です。市民の方と接する機会はほとんどありませんが、高槻市のために働く職員が少しでも気持ちよく働くことができるように職場環境を整えたりすることが私たちの仕事なので、そういう意味では「裏方」というイメージの方がしっくりくるかもしれませんね。
三木 私は、土木職として下水河川事業課の建設第二チームで下水道の更新工事を担当しています。老朽化した下水道管やマンホールを更新するための工事設計や積算を行い、工事を発注します。工事が始まると、施工業者と連絡をとりながら、円滑に工事が進むよう地域住民へ工事の説明や調整を行ったり、完成物の品質をチェックしたり、監督員として工事に携わっています。初めは専門用語や関係法令など、分からないことだらけでしたが、実際に業務を進めながら一つ一つ先輩方が教えてくれたので、安心して現場に向かうことができました。下水道工事の完成物は普段市民の目に触れることはありませんが、自分の工事で更新したものが市民の生活を支えているということにとてもやりがいを感じています。
石井 私も土木職として、水道部管路整備課の維持チームで仕事をしています。主な仕事内容は市内水道管の漏水対応や委託業者への漏水調査依頼などです。市民からの漏水通報があれば即座に現地に向かい、状況把握の調査を行い、修繕工事をするための委託業者などへ連絡をとります。また、これとは別に、水道施設の維持管理業務も担当しており、総じて言うと、上水道管の維持管理に関する業務を担っています。
三木さんと業務内容は似ていますが、上水道に関することなのか、下水道に関することなのかということだけで、扱う内容が大きく異なるため、部署が異なっているという仕組みです。道路を掘り起こして工事をするときには、下水河川事業課と工事予定を共有することで、工期を合わせたり、逆にずらしたりして地域住民の不便とならないように、かつ効率的な進め方を決めています。
また、水道管の工事をする時には、地域住民に対して工事の目的や内容を根拠に基づき正しく伝えなければならない場面が多くあります。技術職だから市民対応はあまり無いだろうという入庁前のイメージとのギャップを感じましたが、私は市民との直接的な関わりをもつことも仕事のやりがいと感じているので楽しく仕事ができています。
竹下 私は、保育幼稚園事業課の給付チームで、私立の認定こども園等の運営に係る給付金や補助金の審査・給付業務を担当しています。私の属するチームの他に、認定こども園等の入園入所手続き等の管理を行っている入園チーム、庶務業務と地域ごとの保育需要等を調査し事業計画を立案する企画チームがあります。私の担当業務では、様々な補助金や給付金を扱っており、それぞれに関連する法律や要綱等を解釈して各事業者に正しく給付を行うことが重要なので、時には他のチーム員と法解釈や考え方の議論を交わすこともあります。
石井 給付金となると、事業者側と法解釈の捉え方が異なることも考えられますが、そのような場面はありますか?
竹下 全く無いということはなく、稀にそういったこともあります。そんな時でも市の立場としての法解釈や説明を分かりやすく事業者に伝えている先輩方を見て、「私もいつか先輩方みたいに、丁寧でわかりやすい説明ができるようになりたいな。」と思っています。少しでも早く先輩方に追いつけるように、日々腕を磨いているところです。
北村 やりがいはありますか?
竹下 子ども未来部なので、窓口には手続きをする保護者とともに子どもたちが一緒に来ることがあります。子どもたちの笑顔や話し声を見聞きしていると、癒されますし、元気をもらえます。「この子たちのためにも頑張ろう」と思えるのは、この業務ならではのやりがいだと思います。
仕事終わりや、休日はどのように過ごしていますか?
北村 休暇制度が整っており、休暇を取りやすい環境なので、有給休暇や週末の休日を使って、友人や職場の同期職員とゴルフやバーベキューに行ったりしてリフレッシュをしています。いわゆるワークライフバランスの良い環境でモチベーションを維持しながら過ごせています。
三木 私は飲食店巡りが好きで、仕事終わりや休日にはお気に入りのお店に行ったり、新たなお店を見つけることに時間を費やしています。高槻駅周辺はラーメン激戦区なので、仕事終わりにラーメン店に寄って帰ったり、職場にはグルメに詳しい方がたくさんいるので、休日には教えてもらったお店へ出かけたりしています。
重松 二人とも行動的な過ごし方をしているんですね。私は休日は何も計画を立てずに過ごすことが好きで、その日の気分でダラダラ過ごしたり、ふらっと駅前へ買い物に出かけたりしています。平日は、帰ってから録画している朝ドラを見ることを楽しみにしています。
石井 私は子どもがいるので、早く帰って子どもと遊んだり、家族と一緒にご飯を食べる時間を楽しみにしています。休日には、趣味の卓球を家族で楽しんだり、食事に出かけたりしています。体を動かすのが好きなので、卓球で汗をかくと気持ちもリフレッシュします。
私は現在他市に住んでいますが、先日家族で安満遺跡公園に出掛けました。技術職の仲間たちが維持管理等に携わっている施設で、子どもたちがすごく楽しそうに遊んでいる様子を見ると、とても嬉しい気持ちになりました。
竹下 子どもの笑顔ってなんであんなに癒されるんでしょうね。
私は有給休暇を金曜日などに使い連休を作って過ごすのが好きで、友人と出掛けることもよくありますし、一人暮らしをしているので、週末にまとめて家事をしたり、ご飯の作り置きをしたりもしています。休日に仕事のことを考えることはほとんど無く、今となって考えると、アルバイト漬けだった学生時代よりも充実した休日を過ごせている気がします。
学生時代の経験が、仕事に役立っていることはありますか?
石井 竹下さんは、学生時代はアルバイト漬けだったとのことですが、その経験が仕事に役立っていると感じることはありますか?
竹下 学生時代には、スーパーマーケットと飲食店でアルバイトをしていました。スーパーマーケットで様々なお客様を対応するなかで、幅広い年齢層の方とコミュニケーションを図れたことは、様々な市民の方と接することが多い今の仕事に役立っていると思います。飲食店でのアルバイトでは、忙しい中でも先のことを見据え、いかに効率的に動くかを考えて仕事をしていましたが、これは、どんな仕事を進めるうえでも大切なことだと思うので、いつの間にか身に付いていて、今に役立っていることだと思います。
三木 私も飲食店でアルバイトをしていました。忙しくて大変なお店でしたが、他の従業員と普段からコミュニケーションをとっておくことで忙しい時に連携が取りやすかったり、お互いに困ったときは助け合いやすくなったりするという経験ができました。これは社会人になってからも同じだと思うので、今も上司や同僚、同期職員とのコミュニケーションは大切にするようにしています。
重松 私は学習塾で講師のアルバイトをしていました。当時心がけていたことは、分かりやすい言葉を使ってできる限り簡潔に説明することと、生徒が本当に理解できているのかを確認しながら授業を進めることです。相手に正しく伝えるためには、自分自身がきちんと内容を理解しておかなければなりません。職員からの休暇に関する問合せに対応する時もこれらのことを意識しており、学生時代の経験が役に立っていると感じます。
石井 私はコンビニでアルバイトしていました。接客業という仕事柄、表情や口調というのは重要で、忙しくても笑顔と元気な声で対応しているとお客様から褒めていただけることもありました。人と話すときに相手の気持ちを考えて話すということは、市民対応をする仕事にも役立っていると感じます。
北村 私は学生時代、居酒屋のスタッフやプール監視員・コンビニでの夜勤など、様々な仕事を経験しましたが、たくさんの仕事を同時に並行して行うことによって、それぞれの仕事内容をいかに早く覚えるかということを考えていたので、自分なりの仕事の早い覚え方みたいなものが身に付きました。
高槻市を第一志望とされた理由は何ですか?
石井 高槻市には安満遺跡公園をはじめとした市民に親しみのある魅力的な施設が多く存在し、それらの施設を整備し維持管理を担う技術職員として、今後の高槻市の発展に一番近くで携わっていきたいと思い、応募しました。また、前職は休日出勤や夜間勤務等があり、幼い子どもと一緒に過ごす時間がほとんどなかったことも転職活動を始めたきっかけでした。今では自分の理想とする生活を送れているので、幸せに感じています。
三木 私は高槻市に就職するまでずっと岡山県に住んでいたのですが、以前からクリーンで便利なイメージのある北摂地域に憧れを抱いていました。就職にあたって北摂地域の自治体を調べるなかで、高槻市の子育て環境に惹かれました。将来ライフステージが変わっても長く住み続けられる場所で働きたいと考えていたので、高槻市を第一志望としました。また、受験前に今城塚古墳公園を訪れたのですが、その時に見た田んぼと住宅街の混じったのどかな光景が、出身の岡山県を思い出させてくれ、そこに魅力を感じたというのも志望理由の一つです。
竹下 私も高槻市の“とかいなか”というところに惹かれました。兵庫県出身で、岡山県内の大学に進みましたが、就職活動では関西の市役所を中心に業界研究をし、その時に高槻市を見つけました。最初は、とりあえず応募したというのが本音ですが、その後受験するにあたって調べていくうちに、大阪と京都の中間という抜群のアクセス性、都市部は発展しているし、少し移動すれば山間部が広がっているという、私の中の理想の“とかいなか”が高槻であることに気付きました。実際に住んでみたい街とも思っていたので、合格できて嬉しかったです。
地元が高槻である重松さんはどうですか?
重松 「地元だから」というのが一番の理由です。豊かな自然や歴史といった変わらないものを大切にするだけでなく、様々な施策でこの街をさらに発展させていこうという気概を、実際に住んでいて感じてきました。地元を離れたいと一度も思ったことが無いほど、住み心地の良い街です。高槻市の良さを実感してきた一人として、その魅力をより多くの方に知ってもらいたいという思いで志望しました。
北村 私は、学生時代に就職活動をしていた頃から地域貢献がしたいと思い続けており、前職の民間企業でも地域貢献に注力していましたが、やはり民間企業での地域貢献と自治体で働く地域貢献では、できることも意味も違う、もっと住民に近い場所で地域貢献がしたいと転職を決意しました。前職の業務で様々な市役所を訪問していましたが、高槻市役所は職員がいきいきと働いており、窓口での対応もとても丁寧だったことから、せっかく働くなら高槻市が良い!と思い志望しました。
最後に、受験を考えておられる方へメッセージをお願いします!
竹下 高槻市役所に就職し、同期や先輩方に支えられて毎日充実した生活を送ることができています。多岐にわたる業務を担うことになることへの不安もありましたが、業務の幅が広い分、多くのことを経験でき、学ぶことができているので、非常に成長ができる職場だと思います。これからの高槻をより良い街へと一緒に発展させていきましょう!
石井 竹下さんが話されたように、業務は多岐にわたり、異動すれば全然違う業務になると思いますが、その分多くの知識を得ることができ、技術職であれば、多くの専門技術も身につけることができます。働くうえで大切にしたいワークライフバランスも非常に取りやすいと思うので、是非とも高槻市役所で一緒に働きましょう!
三木 職場の雰囲気は働き始めるまでなかなか分からず不安な方も多いのではないかと思います。私は地元が大阪ではないので入庁前は不安に感じていましたが、高槻市役所で働く先輩方は新人職員に対しても優しく好意的な方が多いと思いますし、今となっては心地良い距離感で働けているので、心配せずにぜひ高槻市役所を志望してほしいです。
重松 仕事のことは皆さんに話してもらっているので、試験のことを少し…。試験を経験した先輩として皆さんにアドバイスできるとすれば、自分を飾らず素直に話すことが大事だと思います。面接官は、皆さんってどんな人なんだろうか?ということを知るために様々な質問をしてくると思いますので、自分を飾らず、自分の思っていること・感じたこと・考えていることを素直に話すことが大事だと思います。
北村 試験では、素直な気持ちを熱く話すことが大事だと思い、私は高槻市役所で働きたい!という熱い気持ちもって臨んでいました。その気持ちが伝わったから私は今こうして高槻市役所で働けていると信じています。話す内容はもちろん、口調や表情からも熱意は伝わると思いますので、ぜひとも熱い気持ちをもって採用試験に臨んでください。
また、私が受験した試験は4次試験までありました。一つ一つの試験が終わるたびにじっくり復習・予習をし、たまに息抜きをしながら熱い気持ちを維持できたので、最終試験の結果を見たときは大喜びでした。高槻市を受験しようと検討している皆さんも、自分なりにモチベーションを維持しつつ、万全の状態で受験ができるように体調管理にもお気を付けください。
皆さまとともに働ける日を楽しみにしています!