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令和4年度第5回高槻市男女共同参画審議会 会議録

ページID:091449 更新日:2023年3月27日更新 印刷ページ表示

会議の名称

令和4年度第5回高槻市男女共同参画審議会

会議の開催日時

令和5年2月6日(月曜日)午前10時から11時20分まで

会議の開催場所

高槻市役所本館3階 第2委員会室

公開の可否

事務局(担当課)

市民生活環境部人権・男女共同参画課

傍聴者数

5名

出席委員

天野委員、石元委員、神田委員、小池委員、遠矢委員

永津委員、中村委員、山城委員、𠮷里委員、吉田委員

会議の議題

第2次高槻市男女共同参画計画(素案)に対するパブリックコメントの実施結果について

資料

資料1 第2次高槻市男女共同参画計画(素案)に対するパブリックコメントの実施結果について
資料2 第2次高槻市男女共同参画計画(素案)の修正箇所について
参考資料 第2次高槻市男女共同参画計画(素案)

1 開会

  • 会長による開会宣言
  • 委員の出席状況の確認
  • 傍聴希望者の確認(傍聴者5名)

2 案件

案件1 第2次高槻市男女共同参画計画(素案)に対するパブリックコメントの実施結果について

会長
それでは、事務局から説明をお願いする。

<【案件1】資料1、2について事務局説明>

会長
パブリックコメントを受けて修正した点の説明と原案どおりにした点について、市の考え方を説明してもらった。意見、質問はあるか。

委員
116件のご意見を頂戴できたこと、よかったと思う。市民の皆さんに関心を持っていただけないと、絵に描くだけになってしまう。すべて原案どおりとなってしまうことも多い中で、修正を5点していただけたことも評価したい。

パブコメを出された方のご意見として、簡易電子申込でパブコメを送信すると自分が書いた文章が手元に残らないやり方になっているので、送信したものが残るやり方を市で検討してほしい。このパブコメだけではなく、すべてのパブコメがそうなっていると思う。

集中してご意見をいただいている部分は、具体的に、実際に、参考にして進めてほしい。
例えば、資料1、10ページ、配偶者暴力相談支援センターの設置を求める声が非常にたくさん上がっている。DV被害者の方が相談されるときに、ドーンセンターまで行かないといけない場合があるのはしんどい部分もある。他のまちの配偶者暴力相談支援センターに相談されるケースもある。まず、先行して配偶者暴力相談支援センターの機能面を進めて、場所の設置をする。中核市として積極的に、こういったセンターを作っていただきたいと、改めて要望する。

12ページ、外国人へのワンストップ窓口の設置の要望が複数ある。
人権・男女共同参画課が抱えている課題が多く、外国人が相談する場所が確立できていない。
実際に外国人の意見も聞いている。外国人市民の皆さんが安心して相談できる窓口の設置を、具体的に進めていただきたいと改めて要望する。

16ページ、Wi-Fi環境を整えてほしい、図書館と連携してほしいとの意見が上がっている。
公立図書館は男女共同参画に関する図書があまりなく、男女共同参画センターにかなりいい図書があるので、公立図書館との連携とネットを使った連携をぜひ進めてほしい。

21ページ、87で、所管課に人権・男女共同参画課を入れてほしいとの意見があるが、教育委員会が答えると、これは教員がやる仕事ですという回答になる。他市では人権・男女共同参画課が予算を計上し専門家を教育現場に派遣している事例が多くある。男女共同参画を進める教育を充実させるならば人権・男女共同参画課を所管課としてあげてほしい。

23ページ、97、98、男女共同参画センター登録団体交流会という団体があるが、私は、以前、ここで皆さんと一緒にネットワークを作っていたが、一団体としての位置付けになっているので、ぜひ協働団体として位置付けていくという声を大事にしてほしい。市民の皆さんが協働して一緒に作り上げていくということは非常に重要だ。

25ページ、105、男女共同参画センターの利用目標が3%になっているが、せめて10%を目指してほしいという意見について同感だ。10年計画なのに3%でいいのか。3%だからこのぐらいの計画、このぐらいの取組でいいという話になりかねない。
男女参画センターの職員を正規職員にしてほしいという意見もあるが、せめて専門知識、意欲のある活動専門員を雇用し、しっかり取り組んでもらいたい。

会長
委員の意見に関して、事務局より説明をお願いしたい。

事務局
現在の数値から見て、目標値は現状を鑑みた上で設定している。
市民意識調査は、市民2,000人にしか送らないので、その中で10%というのは現実的にどうか。3%でもかなりの人数になる。3%は超えたい。中間見直しで振り返り、そこで、新たな設定をどうするかを決められるのではないかと思う。

委員

私は3%でいいと思う。なぜなら何かあった時に警察に110番通報することを知っている人は多いが、実際に通報した人は何%いるのか。事件が起きた時にしかしない。
男女共同参画センターがあることを知り、こういう時に利用できると知っている人は多くなってほしいと思うが、必要な人が利用すればいいと思っている。多くの人が利用するからよいというわけではない。必要な人が利用すればいいと思う。絶対皆さんが利用しないといけない場ではないような気がするので、意見として申し述べる。

委員
トイレを利用するだけでも行ったことがあるとか、利用のイメージもいろいろあるかと思う。講座を受けたことがある人を利用したとカウントするなら3%で十分だが、やはり認知度を上げて、どんな場所か実際に来ていただけないと話にならない。センターを知っていれば、DV相談や法律相談など、さまざまな相談があることを他の方に紹介されることもあると思う。
図書を充実させてどんな図書があるのか興味を持って来ていただくなど、駅前の利便性を活かし認知度を上げていく。
達成できる数値を上げるのではない。目標値なのでどういう意気込みで目標を立てるのか。3%なら達成できるという考えでは困る。意気込みとして数値を上げていただきたい。

会長
センターに行けば、いろいろな情報が入手できるということがわかれば、行く人は増えると思う。
例えば、大阪府のドーンセンターにはたくさんチラシがあり、チラシを見てさまざまなイベントを知ることができるので、近くに行けば寄ってみようという人も多いと思う。「いろんな人が多様なかたちで利用できる工夫は、いろいろできると思う。併せて考えていだだきたい。この点について他に意見はあるか。

委員
来ていただける環境、また来たいと思ってもらえる環境づくりをいかにするのか。
自身の反省から、取り組めば取り組むほど、来ないから悪いという意識になってしまった。
来たくても来れない環境がそこにあることが多々あるので、来れるような環境づくりを目指すべきだと思う。3%がいいのか10%がいいのかわからないが、数値を上げるために目標値を作るのは必要かと思う。

委員

交番は認知度が高い。交番へ行く目的を皆が知っているから利用率が低くてもいい。男女共同参画センターは男性には認知度が低く、女性のためのものという感覚を持たれている方が多い。男性でもこのような利用の仕方があるとか、このようなこともできるということを知っていただければいいのではないか。例えば、認知度を上げるために、オンラインで講座配信をし、講座の最後に男女共同参画センターの紹介をする。実際に足を運んでいただけるのが一番良いが、まずはオンラインで接することができるなど、段階的にいろんな方法で認知度を上げる。10%くらいは目標に掲げて意欲的に取り組んでほしい。

委員

3%の目標設定があれば、3%に向かって計画がスタートする。例えば、10%の目標を設定すれば、10%に向かう各取組が始まると思う。数値にとらわれるのではなく、結果に向かうプロセス、その努力が大事だと思う。目標値は可能な限り高く持ち、その目標に向かい取り組むことに努力を重ねていきたい。

会長
この件に関して他にないか。

委員

広報を利用して男女共同参画センターでの取組をPRする。
新しいDVDが入りましたとお知らせすることで、DVDを借りにセンターへ足を運んでいただける機会を作る。私の周りでは男女共同参画という言葉が浸透していないので、何か柔らかくアピールできる方法がないかと思っている。広報の充実に力を入れ、認知度を上げてはどうか。
中学生になると男女共同参画や男女平等について理解できると思うので、市で取り組んでいる部署があることを知ってもらう。調べものでセンターを利用してもらう機会を作るなどをすれば、利用が増えるのではないか。
駅前で利便性はいいが、目的がないと男女共同参画センターがある4階に上がることは…。楽しいこともやっていると取組を広報でPRしてほしい。

委員
男女共同参画センターへの意見が予想以上に多く、何とかしたいという市民の思いを感じた。目標値10%に賛成だ。目標を掲げることで皆さんの意見を参考にしてもらいたい。例えば、愛称を設ける。大阪府のドーンセンターを例に挙げると、そこに行けばいろんな情報がある。それに加え、貸会議室があり、男女共同参画に資するものが優先という会場を借りるルールもある。これらを周知、PRしているので、参考にしながら、目標を高く掲げて欲しい。

会長
いろいろな意見が出た。高い目標にしてはどうかという意見もあったがどうか。3%より高い数字を示して、中間見直しで議論してはどうか。

事務局
3%を市民の数で割り戻すと約1万人になる。
トイレを利用するだけとは考えていない。講座を受講したり、図書を借りに来られた方の人数と考えている。多くのアイデアをいただいたので、実際に取り組んでいきたい。
意識調査で回答結果として出てくる数値のため、現実的な目標値3%にしているが、3%でよいと思っていないし、中間見直しでの見直しも必要と思う。

会長
男女共同参画センターの利用率0.7%は前回調査との比較はどうだったのかすぐにわかるか。
例えば、前回調査が0.2%で、5年で0.7%に増えたということであれば、確実に増えているため目標値を設定する参考になる。増えていないなら、もっといろいろな取組をやらないといけないという課題が出てくるので、わかれば教えてほしい。

事務局
調査していなかったと思うが、わかりかねる。

会長
調べておいてほしい。
他の指標についても前回との比較はとても参考になるので示してほしい。
0.7%から3%は大きく上昇するが、事務局は現実的な目標数値で示し、中間見直しで議論したいとのことだが、皆さんどうか。

委員
パブリックコメントで市民の方からたくさんの意見が寄せられたということは男女共同参画に対する認識が高まってきているということだと思う。
男女共同参画センター利用の指標について、審議会で3%が示された時になぜ低い数字なのかと議論した。その際、事務局から、現在0.7%の利用なので、頑張って3%に上げていきたいという説明をされ、審議会の委員としても、そういう状況を理解し、3%で素案がまとまった。パブコメで市民の方から意見が出てきたので、5%や10%にするとか、簡単にそういうことをしていいのか。以前議論した経過もあり、我々審議会の委員としては、パブコメで市民の方からかなりの意見が寄せられたということを認識する中で、5年後に中間見直しが行われる。事務局はさまざまな取組をして充実を図り、センター利用率を上げたいと明言しているので、その経過を踏まえ、中間見直しのときに3%が妥当だったか議論してはどうか。
5%、10倍の7%、10%にするなど、何%がいいのかということを決める合理的な判断が難しい。現在の0.7%を10%にどういう手法で上げていくのか、その内容についてここに書き込まれているが、やっていけるかどうか。事務局の肩を持つわけではないが、かなりしんどいと思う。
審議会で議論した時に、頑張ってセンターの利用状況を上げて、市民に対する利用啓発をやってほしいという意見を出し、その内容について盛り込まれているので、パブコメの結果を踏まえ、変えた方がいいという議論は非常に難しい。
5年後の中間見直しで、それまでの5か年の取組状況を踏まえて、何%ぐらいの利用が現実問題としてされているのかという状況を見ながら、更にもっと利用されるように施策事業を充実してほしいということを、我々としては事務局、市に要望するべきだ。ここで%の議論をしてもまとまらないし、事務局が3%を目標に頑張ると言っている。私は5年後くらいには叶えてほしいと思う。

委員
さまざまな意見が出て、このように議論できることはいいことだと思う。
ここで結論が出る話ではないと思うが、目標値は令和14年度と書いてある。中間ではない。令和14年度にこの数字が目標値として上がっている。10年かけて3%なのか。
中間見直しというのは、令和14年度の目標値に向かっていく中間で、今どういう状況かを見ること。10年計画であることを見据えて、事務局と会長、副会長と共に議論し検討いただきたい。そこで決まったことについては賛同する。

事務局
3%が1万人という数字もあり、あまりにも乖離した目標を立ててもどうかということでこの目標値を設定している。3%を達成するために施策を展開しているわけではない。今の利用状況を熟知し、ご利用いただける環境づくりに、施策をいろいろと考えていきたい。

会長
ここで何%にするかを決めるのは難しいので、会長、副会長それから事務局で預かりたい。委員の方々もこんなことができるのではないかなど意見を事務局にお寄せいただきたい。全て事務局任せではく、知恵を出し合い、考えていくべき問題だと思うので、お願いしたい。他にないか。

委員
年末年始を挟んだ時期にもかかわらず、116件の意見をいただき非常にありがたい。意見を出された方から、素案はすごく議論をされ、中身の濃いものになっていたので、意見の出しがいがあるという声も聞いた。改めて委員の皆様と事務局の方に感謝をしたい。
意見の修正の箇所も、これまで私が経験した審議会よりも多く修正されている。この意見を所管課にしっかり返して、具体的施策の中身の工夫をお願いしたい。

配偶者暴力相談支援センターを設置してほしいとたくさんの意見が寄せられた。私は元大阪府女性相談支援センターで仕事をしていた。その立場から各市町村に配偶者暴力相談支援センターが設置され、そこでより良い連携で更に中身を強化していくということを望んでいるので、引き続き検討をお願いしたい。

会長
性教育についてたくさんの意見をいただいた。
性教育の不十分さを認識している市民の方が多いのではないか。
私も、長年、大学の教員をやってきて、学生たちにどのような性教育を受けてきたのか、聞いてきた。そうすると、ほとんどの学生がよくおぼえていないと言う。記憶に残らないような内容が多いのではないか。教える側も大学時代の教職課程で性教育を学ぶわけでもなく、性教育指導法という科目が大学で開講されているわけでもない。性についてどのように教えていいのかわからないという教員が多いと思われる。
性について語ろうと思えば、性について語る言葉を持たないといけない。性については、下ネタとか猥褻なことがらとして語る言葉を持っているが、自分の生き方に関わる問題として性を語る言葉を持っていない。そのため、性について考えを巡らせることもできないし、性について児童生徒に語ることができないのではないか。
性教育は、まず自分の体の仕組みを知る。それが自分を大切に思うことの前提となり、そして、相手の体の仕組みを知る。そのことが相手を大切に思う前提となり、互いに理解し合い、尊重し合う共生関係につながっていく。このように、性教育は人権教育であり、こうした性教育の取組が十分に行われていないではないかという疑義が市民から多く出たのではないかと思われる。

研修を重ねて、自分ごととして性の問題を考えていくという性教育に取り組んでほしいと思う。多くの意見が出たことを一委員として受け止めておかないといけないと認識した。

参考資料68ページ、63、所管課は教育指導課。発達段階に応じ、性に関する指導を計画的に実施します。同ページ、64、所管課は保育幼稚園総務課。子どもの発展段階に応じた人権の視点に立った性教育に取り組みます。63では「性に関する指導」となり、64では「性教育」となっている。
文部省は「性に関する指導」という言葉を使っていたが、1993年エイズ教育に取り組む時に、「性教育」という言葉を使い始めた。市民の方がここを見ると、小学校、中学校では「性に関する指導」で、幼稚園では「性教育」と書かれているため別のものだと思う。「性に関する指導」と「性教育」を合わせたものが、取組名38番にある「性に関する学習・教育」なのかと誤解を招く。本日は、教育委員会は出席しているか。

事務局
教育委員会は出席していないので、確認し調整する。

会長
他にないか。
この案件については終了する。
予定していた案件は終了した。

事務局
今後の予定であるが、会長と協議し、計画を確定して、3月中に皆様に完成版をお送りする予定である。
ホームページは、3月下旬に公表予定だ。
計画に記載されている取組は、新年度からになる。庁内各課へも本計画の周知を行い、男女共同参画の推進を図っていく。

会長
事務局の報告について質問等はないか。

(意見無し)

会長
本日各委員から出された意見も踏まえながら、さまざまな施策により男女共同参画のより一層の推進・充実を図っていただくようお願いしたい。
以上で、本日の審議会を終了する。

3 閉会

 会長による閉会宣言