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『芥川城跡』が国の史跡に指定されました
文部科学省は、文化財保護法に基づき、芥川城跡を史跡に指定した旨を令和4年11月10日(木曜日)に告示し、正式に国の史跡になりました。
史跡とは、日本の歴史上重要な遺跡を文化財として保護していくために、国が指定するものです。市内では平成23年の安満遺跡追加指定以降、7カ所6件目の国史跡の誕生です。
戦国時代の政治を知る上で貴重な遺跡
芥川城跡は、畿内周辺を支配した戦国武将・三好長慶の本拠である城跡で、織田信長政権直前の戦国時代の政治・軍事を知る上で貴重な遺跡です。
市では、芥川城跡の保存と活用のために令和元年度から史跡指定に向けた取り組みを開始。今後、芥川城ARアプリの公開や御城印の販売など芥川城跡にまつわる歴史を学び語り継ぐための情報発信や、遺跡を守る整備を検討します。
史跡指定につながったポイント 芥川城跡のここがすごい!
- 東西約500メートル、南北約400メートルで3つの曲輪群からなる山城跡は摂津国(現在の府北中部と兵庫県南東部)最大規模
- 戦国時代の大規模な山城遺構が良好に残り築城から廃城までの変遷が分かる
- 織田信長登場以前の、畿内の築城技術の高さ(石垣、瓦、縄張り)が分かる
- 芥川城が政庁機能を持ち、畿内の政治の舞台が一時期、京都から芥川城へ移ったことを示す