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終了した企画展・特別展
企画展「初公開!収蔵品展ー文芸・武芸・工芸ー」
令和6年3月9日(土曜日)から6月2日(日曜日)まで
しろあと歴史館では、市民や寺社などからの寄贈・寄託を受けた文化財を数多く収蔵しています。この企画展では、これまで展示する機会がなかった初公開の収蔵品を展示しました。
高槻市ゆかりの漢詩人藤井竹外に関する作品、高槻藩士家や庄屋家の武芸に関する古文書や武具、市内の旧家やお寺に伝わった屏風などの美術工芸品、市内で焼かれた古曽部焼きなどから高槻のもつ多彩で豊かな歴史や文化を紹介しました。
初公開!収蔵品展ー文芸・武芸・工芸ー」チラシ (PDF:3.34MB)
特別展「高槻城主列伝」
令和5年10月14日(土曜日)から12月10日(日曜日)まで
戦国時代の永禄12年(1569)頃、室町幕府将軍足利義昭・織田信長配下の和田惟政は、本拠を芥川城から高槻城へ移しました。惟政と、その後に城主となった高山飛騨守・右近父子は、高槻城とその城下を整備します。豊臣秀吉は京阪間の要衝として、高槻を直轄地とし、羽柴秀勝、新庄直頼らが城主となりました。
大坂の陣による豊臣家滅亡後、徳川幕府は高槻城を大規模に改修し、畿内・西国支配の拠点の1つとしました。その後、城主は松平家信・康信、岡部宣勝など、幕府の信頼が厚い譜代大名が務めました。慶安2年(1649)、永井直清が3万6千石で城主となって以降、明治4年(1871)の廃藩置県まで、永井家が13代にわたり高槻城主を務めました。
この特別展では、戦国時代から廃藩置県までの歴代の高槻城主を、肖像画や関連する古文書、ゆかりの刀剣・甲冑などを通じて紹介しました。
企画展「郷土玩具くらべ 推しどっち?」
令和5年7月15日(土曜日)から9月10日(日曜日)まで
ネコとイヌ、キツネとタヌキ、舟と車など、対照的でありながら似通った魅力のあるモチーフは、しばしば「どっちが好き?」「どっち推し?」と好みについて話題になります。
この企画展では、古くから各地で親しまれてきた手作りの郷土玩具をそうした視点でとりあげ、モチーフの魅力とそこに込められた人びとの思いを紹介しました。また、お気に入りの「推し玩具」を探しながら楽しんでいただけるように、人気投票ボードや、お気に入りを紹介する「推しカード」など参加型のコーナーを設営しました。
企画展「郷土玩具くらべ 推しどっち?」チラシ (PDF:953KB)
企画展「高槻城発掘ものがたり」
令和5年3月11日(土曜日)から5月14日(日曜日)まで
高槻城は、戦国時代に和田惟政や高山飛騨守・右近父子が城主となったのち、江戸時代には徳川幕府によって整備され、北摂唯一の近世城郭として威容を誇りました。しかし、明治4年(1871)の廃藩置県の後、城は破却され、時を経る中で城の遺構の大部分は地表から失われました。
戦後の発掘調査によって、本丸跡の天守台石垣、二の丸跡の戦国時代の堀、三の丸跡での武家屋敷跡や高山右近時代のキリシタン墓地跡など、地下に眠る高槻城の遺構が見つかっています。
この企画展では、高槻市の市制施行80周年と、二の丸跡に高槻城公園芸術文化劇場が開館するのを記念して、これまでの発掘調査成果を出土遺物や絵図、写真パネル、伝世品の鯱瓦などを交えて紹介しました。
企画展「高槻城発掘ものがたり」チラシ (PDF:1.68MB)
特別展「戦国武将 三好長慶―生涯と人々―」
令和4年9月23日(祝日)から11月20日(日曜日)まで
2022年は三好長慶の生誕500年とされる年です。
三好長慶は、阿波(徳島県)の守護・細川氏に仕える家に生まれ、幼くして三好家の当主となります。のちに、主君・細川晴元や将軍・足利義輝を破り、畿内で存在感を示しました。1553年から飯盛城(四条畷市・大東市)に移るまでの約7年間は、高槻市の中央部に位置する芥川城(芥川山城)を居城としています。
この特別展では、肖像画・古文書・和本などの史料から、長慶の生涯について、長慶を取り巻く人々と共に紹介しました。また、高槻ゆかりの三好家臣や、江戸時代以降の人々による長慶のイメージについても取り上げました。
第47回企画展「郷土玩具 百面相―お面がいっぱい―」
令和4年7月9日(土曜日)から8月28日(日曜日)まで
お面は、古くから神事やまじない・芸能の重要な道具、魔除けのお守りなどとして用いられているほか、子どもの遊びの道具としても親しまれており、各地の郷土玩具には、多彩なお面を見ることができます。
この企画展では、当館所蔵の郷土玩具より、各地のお面約450点を一堂に展示しました。また、お面をモチーフとしたオモチャや、お面と同じく多種多様な姿・表情を楽しむオモチャとして、手作りの簡単な衣装を着せて遊ぶ頭部のみの人形「首人形」などを紹介しました。
第46回企画展「初公開!収蔵品展―旧家に伝わる歴史と文化―」
令和4年3月12日(土曜日)から5月8日(日曜日)まで
しろあと歴史館では、市民や寺社などからの寄贈・寄託を受けた文化財を数多く収蔵しています。
この企画展では、これまで展示する機会がなかった収蔵品の中から、季節や行事にあわせて飾られた掛け軸や屏風などの書画、無病息災や家内安全などを祈った寺社の御札、宴会を彩った漆器や陶磁器など、高槻の旧家に伝来したものを中心に初公開しました。
関西将棋会館移転決定記念展「日本古来の伝統文化 将棋」
令和3年10月19日(火曜日)から12月12日(日曜日)まで
江戸時代の高槻城。武家屋敷が広がる三の丸跡からは、将棋の駒が多数出土しています。
将棋は平安時代以降、公家や僧侶の中で広まり、駒の種類やルールに改良を加えながら定着し、武家や庶民にまで広く楽しまれる伝統文化となりました。
本展では、各地で出土した将棋の駒や、文献資料、錦絵などから、将棋の歴史と文化を紹介しました。
第45回企画展 「日本の伝統文様―工芸品にみる吉祥と家紋―」
令和3年7月10日(土曜日)から8月31日(火曜日)まで
生活道具や衣服から、神社仏閣、戦いで用いる武具まで、さまざまなものに表されてきた日本の伝統文様には、草花や生き物、自然現象を意匠化したものをはじめ、縁起の良い動植物や事象を表した吉祥文様、家の由緒を表した家紋などがあります。
本展では、日本の伝統的な文様・意匠があしらわれた美術工芸品などを展示し、文様の由来や意味を紹介しました。
安満遺跡公園全面開園記念企画展「氏神さまと祭礼―安満・成合・古曽部―」
令和3年3月13日(土曜日)から5月9日(日曜日)まで
安満地域では、毎年5月5日に、稚児を乗せた三頭の馬が神輿とともに練り歩く「馬祭り」が行われてきました。
古来は、成合・古曽部とともに合同で祭礼が執り行われ、五穀豊穣や村の安寧を願う伝統の祭りです。
本展では、各地域の神社に伝わる御神宝、馬祭りにかかわる道具、今に伝わる行事を通じて、地域の歴史や貴重な民俗を紹介しました。
第43回企画展「ダルマさんが並んだ」
令和3年1月5日(火曜日)から2月23日(火曜日)まで
「ダルマさん」と親しまれる菩提達磨(達磨大師)は、禅宗の祖としてあがめられるとともに、張り子や土人形などにも表現され、諸願成就や商売繁盛、子どもの病除けなど、人びとの願いをかなえる縁起物とされています。
しろあと歴史館は、市民から寄贈されたダルマの絵画・工芸品コレクションや、各地のダルマを含む郷土玩具コレクションを所蔵しています。
本展では、禅宗の祖として描かれた達磨像から、郷土玩具のダルマまで、当館所蔵のさまざまな「ダルマさん」を紹介しました。