本文
郡家今城遺跡(奈良時代)
| 名称 | 郡家今城遺跡(ぐんげ いましろ いせき) |
|---|---|
| 所在地 | 高槻市今城町・郡家新町・氷室町一丁目 |
| 時代・概要 | 旧石器時代、奈良時代-平安時代 集落跡 |
古代の村の想像図

郡家今城遺跡は、史跡今城塚古墳の南東側、府立三島高校を中心に約300m四方の範囲にひろがる集落跡です。奈良-平安時代の建物跡150棟以上や40基を超える井戸、さらには集落の北を東西に通る山陽道跡などが確認され、8世紀中ごろから10世紀前半ごろにかけて営まれた集落であることがわかりました。
出土品には、木簡や墨書土器(ぼくしょどき)などの文字資料のほか、律令期の官人(役人)のシンボルである銅製や石製のベルト飾りなどもあります。
このように特徴的な出土品や、嶋上郡衙跡(しまかみぐんがあと)に隣接する立地などから、この村には官人たちが暮らしていたと考えられています。

母屋と倉庫

土器にのこる墨書
記号のほかに人名や役所の名称を記したものがみつかっています

ベルト飾り

奈良三彩の小碗