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郡家今城遺跡(旧石器時代)
| 名称 | 郡家今城遺跡(ぐんげ いましろ いせき) |
|---|---|
| 所在地 | 高槻市今城町・郡家新町・氷室町一丁目 |
| 時代・概要 | 旧石器時代、奈良時代-平安時代 集落跡 |
| 備考 | 郡家今城遺跡出土石器196点附チップ・礫一括 平成10年2月、府の有形文化財に指定 |
キャンプ地の想像図

郡家今城遺跡では、約2万年前の旧石器時代のキャンプ地―獲物を解体して調理し、次の狩りのために石器をつくり、道具の手入れをしたところ―が、何か所もみつかっています。折れた石器や焼石料理に用いた河原石、石器の素材や石器づくりで出る石くずなどが多数出土しました。
そのころ、この一帯は、動物や木の実が豊かな、ブナなどの樹林が広がっていました。狩人たちは小集団で食物を求めて移動しながら生活していたと考えられています。移動の途中には、他集団との出会いもあったようです。
出土した掻器(皮なめしの道具)のなかには北陸地方産の石器もあり、広範囲にわたる交流の様子がうかがえます。

石器出土状況

出土したさまざまな石器
叩き石・剥片・石核・ナイフ形・掻器など、木柄は復元