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令和6年度 第2回高槻市芥川城跡保存活用検討委員会

ページID:138998 更新日:2025年5月1日更新 印刷ページ表示

1 会議の名称

令和6年度 第2回高槻市芥川城跡保存活用検討委員会

2 会議の開催状況

日時:令和7年2月18日(木曜日)  午後2時から午後4時
場所:総合センター 14階 C1401西会議室
出席委員:中井均委員長、仁木宏副委員長、網伸也委員、土井裕介委員  計4名

3 議題

  1. 芥川城跡保存活用計画の素案について
  2. その他

4 審議内容

1.開会

開会に先立ち、街にぎわい部長から挨拶。委員並びに事務局の紹介。 以降の議事は中井委員長により進行。委員4名出席につき、高槻市芥川城跡保存活用検討委員会規則第3条第2項の規定により、本委員会の成立を報告。また傍聴希望者が4名であることを確認報告。

2.議事

案件1

芥川城跡保存活用計画の素案について、第1章から第3章までの修正箇所を説明し、了承された。続いて、第4章から第6章までの説明後、意見を付けて了承された。主な質疑応答は以下のとおり。

第4章

・芥川城跡を訪れたときに織豊期以前の山城の構造がわかる、体験できることが本質的価値、歴史的価値において重要な点だ。「第1節 史跡の本質的価値」にも山城の構造がよく残っているという趣旨を含めることで、より価値が高まるのではないか。

→今後多くの人に芥川城跡を訪れてもらうことも保存活用計画として大事な視点なので、訪れて山城の構造を体感できるという魅力を打ち出せるように本質的価値を充実させたい。

 

・本質的価値に「織豊系城郭の萌芽がみられる」とあるが、これでは芥川城跡から織豊系城郭になっていくと読み取れる。織豊系城郭の萌芽ではなく、戦国期の山城の到達点であり、なおかつそれを実際に見られることが芥川城跡の価値であるということを踏まえて、本質的価値を検討していただきたい。

→ご指摘をいただいた点を踏まえて修正し、価値が高まるようにしたい。

 

・構成要素に、三好長慶も眺めたと思われる山頂からの眺望も入れた方がよいと思う。その眺望を維持するために樹木の伐採などの保全活動の必要性に繋がっていく。

→山頂からの眺望は大事な構成要素なので、適切な項目に入れるよう検討する。

 

・山頂からの眺望に加えて、遠景として見たときの三好山と摂津峡の山々、東側に帯仕山があるという一体的な景観も構成要素になると考えているので、帯仕山の緑の景観を保全することにも配慮してほしい。

→眺望や景観が芥川城跡の魅力だということは認識しているので、自然的環境の要素に入るのか、周辺地の要素を充実させるのか検討が必要だが、含めて考えたい。

 

・周辺地の構成要素として帯仕山向城跡が入っているが、「第1章第5節 計画の対象」では帯仕山の文言がない。ここに「帯仕山の自然環境」あるいは「帯仕山向城跡」という文言を入れて、包括的に保存・活用を図っていくことを最初の段階で大々的に立ててほしい。

→指摘のとおり対応する。第1章から第3章についてもさらに充実させていきたい。

 

・「帯仕山向城跡」という名称については史料的根拠があるのか。

→三好長慶が芥川城を攻める際に帯仕山に陣城をつくったことが「向城跡」の名称のもとになっている。埋蔵文化財包蔵地の名称として「帯仕山向城跡」という名称が使われているが、史料などを確認して適切な名称を用いたい。

 

・「第2節 イ 自然的環境を構成する要素」の概要に「花崗岩の露頭」と書かれているので、写真を載せた方がよいと思う。

→花崗岩の写真を掲載する。

 

・文中に「石垣」と「石積み」の用語が混在しているので、文言の統一が必要だと思う。

→「石垣」と「石積み」について、検討して計画書全体で統一できるような言葉にする。

 

・構成要素に「登城路」とあるが、当時使っていた道と誤解されかねないので、「通路・山道」などの文言に変えた方がよい。

→「登城路」は代わる言葉で統一したい。

 

第5章

・保存の基本方針として「追加指定と公有化に向けた取り組みについて示す」とあるので、継続的な発掘調査を行い、遺跡の価値を確認した上で追加指定していくという流れを調査の基本方針に書き込んでいただきたい。また、当時の登城路など芥川城跡において不明な部分を文献や発掘調査から検討していくことを明示していただきたい。

→指摘いただいたことを盛り込んで作成していきたい。

 

第6章

・「第1節(3)自然環境・景観保全に関する課題」の《課題》に関して、倒木等の被害を避けるためには、間伐を行って本数密度を適正に管理することも必要なので、その旨を入れる方がより分かりやすくなる。「(4)獣害対策に関する課題」では、《現状》に「イノシシやシカ等」とあるので、《課題》及び「第3節(1)-4-獣害対策に関する方法」でもイノシシだけでなくシカについても触れていただきたい。また「第3節(1)-3-自然環境・景観保全に関する方法」に、遺構や周辺の自然環境に悪影響を及ぼす可能性のある竹林拡大防止の措置をとる、適正な密度に管理するといった記述を入れていただきたい。

→指摘を受けた点について追記を検討する。

 

・「第1節(1)遺構保全に関する課題」の《現状》で「本質的価値の構成要素である城郭遺構が遺存する」とあるが、《課題》に「不明な遺構が多く残されている」ということを明示し、調査をする必要性を説明してほしい。それから、「図6-7 保存・管理のための区域区分図」に見学ルートの図示が必要だと思う。また、見学ルートを整備するにあたっては当時の登城路が明らかになっていないということを踏まえた上で、遺構を損なわないよう十分気を付けていただきたい。

→見学ルートは図示したい。その他の点を含めてご指摘を踏まえて検討を行う。

 

・見学ルートを含め、「第4章第2節 構成要素の特定」で挙げている構成要素がどこにあるのかも、芥川城跡の地図の中に表記した方が良い。

→見学ルートの図示も含めて各委員からいただいた意見をもとに校正していく。

 

閉会

 

5 資料名

資料1 芥川城跡保存活用計画の素案について