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令和5年度第1回高槻市史跡整備指導検討会
1 会議の名称
令和5年度第1回高槻市史跡整備指導検討会
2 会議の開催状況
日時:令和6年2月13日(火曜日) 午後2時00分から午後4時00分
場所:総合センター 12階 教育委員会室
出席委員:(五十音順)岸本直文委員、肥塚隆保委員、坂井秀弥委員、長友朋子委員、福永伸哉委員、増渕徹委員、和田晴吾委員 計7名
3 議題
- 史跡闘鶏山古墳について
- その他
4 審議内容
開会に先立ち、街にぎわい部観光にぎわい推進官から挨拶。出席委員並びに事務局の紹介。 委員7名中7名出席につき、高槻市史跡整備指導検討会規則第3条第2項の規定により、本審議会の成立を報告。また傍聴希望者がないことを確認報告。
案件1
史跡闘鶏山古墳について、主な経過、石槨内画像調査の情報分析・整理成果、発掘調査計画案、令和6年度の取り組みを、事務局より説明。
・第2石槨は北半分の情報が不十分に思える。各石槨の情報が不十分な箇所はいつ追加の確認をする計画なのか。
→現在の天井開口部の幅は狭く、同じ場所からのこれ以上の情報取得は困難。現地調査の工程のなかで石槨内の現状を変更する前に、追加の画像調査を行い、未盗掘状態の石槨内部の記録を行う計画である。得られたデータをもとに内部の状況把握を進め、発掘調査に反映していきたい。
・予想以上に多くの遺物が確認できた。発掘調査では1点ずつ取り上げることができる遺物と痕跡が残る部分を含めて一括して取り上げた方が良いものがある。各遺物の情報を最大限収集できる方法を検討してもらいたい。
→まずは確認できた遺物の取り上げ方法、応急処置等の検討を進めるとともに、他の古墳の事例を調査し、想定される遺物についても検討を進めていく。
・調査の記録だけでなく今後の活用を見越した写真記録、映像記録も重要だ。そうした各工程での記録作業や石槨内遺物の調査を考えると、調査期間は長くなる可能性がある。奈良県などの同様の古墳の調査事例を参考にしてもらいたい。
→他の古墳の調査事例の整理を進めるとともに、新しい記録方法の検討を通してより効率的、迅速に記録作業ができるよう検討を進めたい。
・発掘調査時の保存科学的なサポート体制の構築はどのようになる見込みか?
→作業内容に応じてサポートをしてもらえるよう具体的な体制の検討を進めていく。
案件2
次回審議会は、令和6年10月頃の予定である。
5 資料名
令和5年度第1回高槻市史跡整備指導検討会 資料